%、…)862/17、18は薬剤師国家試験の試験日(2/16)の続きです。

 

昨年は分析しなかったので「第108回薬剤師国家試験大学別合格者数」を見ています。

https://、www.mhlw.go.jp/content/11121000/001074357.pdf

(4PM、以下コメント追記:合格率の低い私立大学薬学部の特徴は、新卒の志望者数<既卒の志望者数であることです。元々の基礎学力が低ければ6年間ストレートで薬剤師国家試験に合格するのは難しいです。留年する学生は「新卒」ですが、不合格のまま卒業する学生の方が多いことの表れです。私立大学薬学部で偏差値が60以上は8校、51以下が約30校あります。私立大学薬学部の入学志望者数は約7万人で薬剤師国家試験に合格するのは1万人弱です。「なんとか入学してから勉強すれば何とかなる」と考えるのは失敗です。)

(18日、以下コメント追記:私の住んでいる大阪府では、新卒、既卒を合わせた合格率は、大阪大学:79%、大阪医科薬科大学:83%、大阪大谷大学:49%、近畿大学:86%など)

 

合格率の低い私立大学薬学部は「健在」というのか残っています。大学別、「新卒」と「既卒」の合格率を見ると、全体の合格者数は9,602名

  • 国立大学の新卒の合格率は90.45%、全体で82.57%
  • 公立大学の新卒の合格率は91.2%、全体で84.94%
  • 私立大学の新卒の合格率は84.32%、全体で67.99%
  • 全体の合格率は69%、新卒は約85%、既卒は44%

新卒、既卒を合わせた合格率が3割以下が1校、3〜4割が3校、4〜5割が7校で、関東某県某市の合格率は40%台前半でした(事実なので「公共の利益」があれば名誉毀損にはなりませんが、卒業生もいるので配慮しています)。下の表の私立大学薬学部にあります。薬剤師国家試験の受験資格は6年間の講義、実習の単位を取得して卒業/卒業見込みです。既卒者の合格率が低いのは、元々の適性がなかったのでしょう。私立大学薬学部であれば6年間の授業料は1千万円前後です。合格率が3割なら7割の学生、5割なら5割の学生が「卒業証書」だけで国家資格ゼロです。授業料他は親が負担しても6年間は戻ってきません!2年の専門学校卒なら4年間で200万円×4年の収入だったでしょう。

以下は抄録です。

国が必要とする国家資格である医師、薬剤師の数は所管する厚生労働省が決めています。私立大学薬学部は過剰でしょう。人口千人当たりの薬剤師の国際比較を見てみれば分かることです。日本では人口千人当たりの医師数は2〜3人、薬剤師は1.9人です。病院では医師の数>薬剤師です。調剤薬局があるので、薬剤師がいないクリニックもあるでしょう(要確認)。

( ※ 院内処方の場合は、医院においては医師法が適応されますので、医師の指示のもと、事務員が薬を集めて患者さんに渡しても問題ありません)

さて、タイトルに書いたように2/17、18は第109回薬剤師国家試験試験日です。試験地は全国で9都道府県です。泊まりがけで試験地に向かっている受験生もいることでしょう。普段の学習が十分であれば合格する可能性は高いでしょう。Good luck!

 

 

薬剤師業務独占資格です。厚生労働省が所管する医師、獣医師、看護師、社会福祉士、保育士等と同様に勤務する時に必須な資格です。以下に薬剤師国家試験薬学部について書きます。

続・第107回薬剤師国家試験の結果:新卒、既卒別(3月27…

から再掲

合格率の低い私立大学薬学部をピックアップしています。学校の名前は伏せています。A〜I は北から南の順です。

教育を「ビジネス」と捉えている私学経営者は、薬学部が6年制になった時からこぞって新設しました。座学だけでなく化学実験、生物実験が必修で授業料何高いからです。
国公立の薬学部は東京大学理ニを筆頭に偏差値が高いです。全国に19学部、私立大学薬学部は60学部あります。国公立薬学部の志望倍率は高いです。