下記リンク先は携帯電話、スマホのライターの佐野正弘氏の記事です。
プラチナバンド(700 〜 900 MHz帯)については文末にまとめたように9月からブログを書いています。楽天モバイルは3 MHz×2のバンド幅の狭帯域700 MHz の経験が必要だと思います。
私はDX(データセンター)で使用されるルータ、スイッチ、Webサーバ、DBサーバ等のH/W、S/Wについての基礎知識はありますが、無線機器については素人です。楽天モバイルに対しては「辛口」です。
「プラチナバンドがないから不公平」という一見まともで、実は2000年代からの歴史的な経緯を無視した不毛な議論(※)を終わらせるには、楽天モバイルがプラチナバンドを実際に運用するのが一番です。
(※ ソフトバンクは2012年3月にプラチナバンドを獲得するまでに基地局を12万局設置しました。4社の提案があり、審査の結果、採択されました。そもそもプラチナバンドを20 MHz、30 MHzずつ割り当てて、15 MHz にしなかったのは一定の議論があった上の結論です。競争相手が増えたから、20 MHz → 15 MHzにするというのは取って付けた議論です。)
(10AM、以下コメント追記:「不毛」と書いたのは私の個人的な感想です。ただ、タスクフォースでの議論では、楽天モバイルは「フィルター、レピータは不要」と主張しました。実際に狭帯域700 MHz帯で運用して、結果を公開することを望んでいます。狭帯域700 MHz帯はband 28で3GPPが割当てている周波数帯です。そもそも、『設備投資は6千億円でできる』とか『プラチナバンドは不要』と主張していたことに不信感があります。)
(0PM、以下コメント追記:業界3位のソフトバンクでも加入者件数は4,700万件です。3社がプラチナバンドを50 MHzずつ割当てられているなら、455万件の楽天モバイルは3 MHz×2で十分だと考えられます。それが「公平」というものです。)
ブラチナバンドでの3Gと4G混在とキャリアアグリゲーション①(9月16日) から抄録
プラチナバンドの再割当ての話題が多いです。1990年前後の携帯電話の歴史まで遡る必要はありませんが、せめて2010年以降の4G→4G-LTE→4G-LTE advanced→4G-advanced pro の歴史を知らないとおかしな議論になります。
(中略)先行しているNTTドコモ、KDDIとソフトバンクの強みは2Gからの技術の蓄積でしょう。後発のソフトバンクでも佃英幸CTOは1994年の東京デジタルフォンからのスタートです。確かな技術が本当にあるのかどうか、楽天モバイルをみています。
各社が割当てられた周波数帯です。プラチナバンドはNTT、KDDIとソフトバンクが50 MHzずつ割当てられています。各社とも最大で6つの周波数帯を使ってキャリアアグリゲーションを実装しています。楽天モバイルは1.7 MHz帯だけで4Gを提供しています。
歴史的な 4G → 4G LTE → 4G LTE advanced → 4G LTE advanced pro →
5G を調べました。第1回なので、ざっくり下調べです。
ブラチナバンドは4Gで必須、5Gでも必要か?①(9月19日 … から抄録
2015年から NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは キャリアアグリゲーションで下り速度が数百 Mbpsで提供開始しています。LANケーブルのカテゴリー5、カテゴリー6で 1Gbpsなので、かなり早いです。
10月1日の改正電波法施行前でプラチナバンド(700〜900 MHz帯)の再割当ての議論が進んでいます。8月29日と9月12日のタスクフォースの議論を踏まえて書いています。
プラチナバンドの再割当てについて④ 段階的に割当てては?(…
プラチナバンドの再割当てについて② ローミングは?(9月1…
プラチナバンドの再割当てについて① 今日の会議(9月12日)