獣医師国家試験の所管は農林水産省です。農林水産省獣医師国家試験のページから試験結果を調べました。

http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/190313.html

 

分かりやすいように、棒グラフにしてみました。合格者数は各年度でバラつきがあり、平成28年度は1,000人、平成29年度は1,100名を超えていたのに対して、平成30年度は942人でした。

 

 

 

 

獣医師については、産業動物家禽等)の公務員獣医師が不足しているとか、地域に偏りがあるとかが指摘されているようです。上の棒グラフに示したように、平成22年(2010年)は口蹄疫の大流行があり、平成30年(2018年)は豚コレラが流行しています。家畜伝染病対策は農林水産省の所管であり、平成22年の時も、未だに収束していない豚コレラにしても獣医師国家試験の合格者は増えていません。

 

大学別の合格率(合格者数/受験者数)は新卒者について 75〜100%、5校の私立大学だけでは 84〜99%でした。合格された方にはおめでとうございます。採用条件が獣医師資格である場合が多いので、晴れて就職となります。

 

さて、過去10年で、合格者数は約千名/年です。これから分かることは獣医師の数は足りているということです。

 

(前回のブログ)

獣医師国家試験の推移(4月15日)