"安倍首相の大風呂敷"のタイルでブログを始めました。

安倍首相の大風呂敷(3)(10月8日) では、行政府(中央省庁)の組織について書きます。2001年の中央省庁の再編により、12府省となり、その後、復興庁ができました。安倍内閣の特徴は、経済産業省警察庁のキャリア官僚を重用していることだと考えています。また、内閣官房が肥大化していて、官邸主導であることも挙げられます。

 

前回は、安倍首相の大風呂敷(4)(10月9日) で、米国中国北朝鮮韓国と日本の立ち位置について考えてみました。今回は、前の図に、首脳会談の開催日、場所を書き入れました。

 

 

米国、中国は GDP 第1位、第2位の国であり、主要貿易相手国です。米国から見れば日本は同盟国なので、頻繁にあう必要がない(筈な)のですが、何故か首脳会談の回数は8回となっています。毎年、G7サミット、国連総会があるので、会う回数は増えますが、電話会談で済む話をわざわざ、首脳会談にしているとしか思えません。

 

韓国文在寅大統領は金正恩と2回、首脳会談をしました。金正恩は北京で習近平国家主席と首脳会談をしています(8月19日)。安倍首相は平昌五輪で韓国を訪問しましたが、日韓首脳会談の目的だけで、双方が首脳会談を設けたことはありません。

 

北朝鮮との交渉の糸口をつかむには中国韓国との連携が不可欠と考えています。なぜ、「お友達」のトランプ大統領に頻繁に会う必要があるのか私には分かりません。ゴルフをするのが目的でしょうか?

 

(6PM、追記)

通常、日米安全保障協議委員会(「日米2 + 2」)は双方の外務大臣’米国は国務長官)、防衛大臣(米国は国防長官)が出席します。2017年8月17日に Washington DC で開催されました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/st/page4_003205.html

 

安倍首相は通訳だけを入れた1対1の首脳会談を好むようですが、安倍首相から漏れ伝えられる情報と、例えばトランプ大統領の Twitter、プーチン大統領の側近から出される情報との間には齟齬(そご)があります。難しい問題はそれぞれの担当大臣に任せるべきだと思うのですが…。

 

(11日、追記)

現在、必要なのは北朝鮮の現状を詳しく分析することです。金正恩は昨年11月からミサイル発射、核実験をしていません。「非核化」が真意なのか、ポーズなのかは判断が難しいです。核実験場、ミサイル発射台の爆破だけでは信じることはできません。文在寅大統領は北朝鮮に接近していますし、トランプ大統領も朝鮮戦争の「終戦宣言」を出すかもしれません。警戒すべき相手なので「圧力」一辺倒だった安倍首相が、どの程度、現状を理解できているかでしょう。この点では、石破茂氏の方が知見が勝るように考えています。

 

トランプ大統領金正恩安倍首相の3人のうち、誰が一番、信用できるかでしょうか?平気でウソをつく指導者がいると判断が難しいです。

 

(前のブログ)

安倍首相の大風呂敷(1)(10月6日)