"安倍首相の大風呂敷"のタイルでブログを始めました。

安倍首相の大風呂敷(3)(10月8日) では、行政府(中央省庁)の組織について書きます。2001年の中央省庁の再編により、12府省となり、その後、復興庁ができました。安倍内閣の特徴は、経済産業省警察庁のキャリア官僚を重用していることだと考えています。また、内閣官房が肥大化していて、官邸主導であることも挙げられます。

 

今回は、米国中国北朝鮮韓国と日本の立ち位置について考えてみました。

 

 

日本と北朝鮮との間には、過去の清算と拉致問題が横たわっています。「非核化」と同時に、これらの問題を解決する糸口を見つける必要があります。菅内閣官房長官が拉致問題担当となりましたが、道筋は険しいと見ています。拉致被害者は数十名とも数百名ともされていますが、日韓併合による過去の清算の対象者は1千万人規模になります。

 

どこで妥協点を見いだせるのかは私には分かりません。戦争中に、日本人ですら人権どころか生命をも無視されたので、朝鮮人/韓国人の人権はそれ以上に無視されていたと考えています。

 

1972年に日中国交正常化を実現した大平正芳外相は consciousness, コンシャスネス(贖罪意識)があったとされていますが、安倍首相の倫理観は全く分かりません。自分がしたことも責任が取れないようなので、自分に関係のない過去の責任を感じているとは思えません。

 

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