NOSAIで働く女性獣医師(続き)(6月17日) の続きです。前回は、小学生の時から獣医師を目指し、岩手大学農学部獣医学科(現在は共同獣医学科)に入学し、女性獣医師となった実話を紹介しました。日本獣医師会のトップページの右に夢は牛のお医者さん”というドキュメンタリー映画のページにリンクが貼られています。

 

遅ればせながら、今日、「リアル書店」で買ってきました。絵本ですので、作:時田美昭、絵:江頭路子と二人の名前が並んでいます。発行所は小学館、2016年6月28日の初版印刷です。

 

映画上映が2014年3月から、絵本の出版が2016年と言えば、例の獣医学部新設の検討が行われた真っ最中です。「国家戦略特区」諮問会議の国会議員、民間議員、元首相秘書官内閣府の担当者すべてが、揃って「馬鹿」だったとしか言いようがありません。

 

 

(あと書き)

首相秘書官内閣府の担当次長も東大法学部卒です。普通、東大法学部卒のキャリア官僚は、それほど馬鹿ではないと思います。業界団体が対立していると、大抵は様子見します。この場合は、日本獣医師会の強い反対があったので、黙ってやり過ごすのが常なのでしょう。

 

ただ、上からの圧力には弱いようです。

 

(3PM、追記)

そういえば、「四国の悲願」とおっしゃっていた元県知事さんは、本当に獣医学部が何をする学部なのか知っていたのでしょうか?愛媛県八幡浜市の出身ですが、今回の西日本豪雨で、土砂災害、全壊、半壊、一部損壊家屋が多数出ています。