元研究者/エンジニアで実験動物飼育施設のある事業所の管理経験があるので、少し専門的な立場でコメントを続けています。
工学系でしたので、ライフサイエンス系の研究は「モノ・カネ」が”半端ないって”という印象です。数倍から一桁多い研究費が必要に思います。
例えば、マウス/ラットのような小動物でも半導体工場のクリーンルームの中で、定められた環境温度/湿度で飼育する必要があります。また、飼育作業員は無塵服、帽子、靴で、エアシャワー室を通じて入室します。
コロンビア戦で man of the match に選ばれた大迫勇也選手は”大迫半端ないって”と呼ばれるようですが、”獣医学部半端ないって”と思います。
「規制緩和=善」論者には、日本獣医師会の北村直人元議員や日本獣医学会、日本私立獣医科大学協会などの団体、さらには16の国公私立獣医科大学の意見(忠告)は耳に入らなかったのでしょう。
(10PM、追記)
大迫勇也選手は1990年に鹿児島県に生まれ、全国高等学校サッカー選手権大会で最多得点を記録した逸材です。現在、ドイツ・ブンデスリーグ所属です。
日本の獣医学のレベルは世界ランキングでは高くありません。現在、開催中の2018FIFA Worldcup で例えると、日本チームの位置(61位)と考えるといいのでしょう。それでも大迫選手のような研究者がいれば、世界に伍して戦えます。
京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一センター長は日本の中では権威でした。京都産業大学には永田和宏学部長がおられて、京都大学iPS研究センターの山中伸弥センター長との共同研究も考えられていたようです。
(22日、追記)
永田和宏学部長は京都大学再生医科学研究所教授を経て、京都産業大学総合生命科学部の初代学部長に就任されています。よく、『一点の曇りもない』という国会答弁を聞きますが、京都産業大学を落とす理由は「平成30年4月開学」の条件だけです。
獣医学部はコンビニとは違うので、オーナーが決まれば簡単に作れるものではありませんヽ(`Д´)ノプンプン。(コンビニ関係者にはm(__)m)。
(参考ブログ)