河内マサヤンのブログ

河内マサヤンのブログ

私が作成した創作花札を掲載しています。創作花札とは花札の形を借りた「書」「イラスト」「言葉遊び」が三位一体となった作品です。

 

夏休みも終わって二学期になり、休んでいたお習字の生徒達も顔を見せはじめた。そんな時、私はいつも子供に夏休みは何をしたか、どこへ行ったかと聞いた。


 今は、親が忙しくてどこへも連れていってもらえない子や、家庭の事情でどこへもゆけない子もいて、そういうことを聞くのは批判されるだろうが、昔は平気で聞いていたものだ。

 一年生のタッちゃんにも「どこへ行った?」と聞いた。タッちゃんはちょっと奥手の子で、黙ってジッとしていた。もう一度「どこへ行ったん?」と聞くと、しばらくしてから「うみへいった」と答えた。さらに「どこの海へいったん?」と聞くと黙ってしまった。

 しまった、余計なことを聞いたと思ったが、助け船が出た。近くにいた六年生のチーちゃんが「おやじの海やな」と言った。タッちゃんはコックリうなずいた。そうか、「おやじの海」へ行ったか。私はチーちゃんの言葉に救われた。

 それから一、二年後、書のグループ展に「おやじの海」を出品した。画仙紙(135×70センチ)に題を大きく書き、歌詞を三番まで書いた。私は「おやじの海」はあまり知らないが、忘れられない歌だ。

 

 

ワウハラポ!

今回はアフリカ南西部に位置する国『ナミビア』
国名の由来は、『ナミブ砂漠』からきており、現地語で「広大な場所」や「隠れ家」を意味しますが、個の砂漠は約8000万年前にできたと言われる世界最古の砂漠なのです。
見どころは「デッドフレイ(死の沼)」。真っ白な粘土質の地面に、立ち枯れた木々が黒い影を落とし、背後には燃えるようなオレンジ色の砂丘。まるでシュルレアリスムの絵画の中に迷い込んだような、不思議な感覚になりそうです。
また、ナミビア北部に暮らすヒンバ族は、赤い石の粉とバターを混ぜた「オカ」を全身に塗るのが彼らのスタイルです。その立ち姿は「世界一美しい民族」と称されるほどです。

 

さて、今回のはめ込み地図は北東の矢印みたいな地域(カプリビ回廊)を手にして、人差し指を立てて更なる前進を表しています。豊富なダイヤモンドとウランに加えて、砂漠やサファリ等の魅力的な観光資源も注目を集めており更なる前進が期待されています。

 

 

 

私の母はオシャレで七十歳くらいまでよく着物を着ていた。近所の医者に行く時もちゃんと着物だった。外出する時は特におめかしした。食べることには全く金をかけなかったが、オシャレは別だった。特別仲が良かったわけではないが、二人でよく出した。ある外出先で、人から「奥さんおきれいですね」と言われた時、父は平然と「二号です」と答えた。母はそれが余程気に入ったのかよく吹聴したものだ。けだし父の一世一代の名言だろう。

父は明治生まれで厳格だったが、おもしろい一面を持っていた。軍隊に入った頃から立派なヒゲを蓄えていたので、よく上官に間違えられたそうだ。そんな時どうしたかといえば、上官のふりをして軽く敬礼をしたという。

シャレが好きで「カンラン汝を玉にす」(艱難〈かんなん〉汝を玉にす。カンランとはキャベツのこと)とか、すき焼きを食べた時には「火を見て煮ざるは牛無きなり」(義を見てせざるは勇無きなり)と言ったものだ。

母は歌が好きで、よく「並木の雨」や「純情二重奏」などを歌っていたが、父が歌うのを一度も聞いたことはない。

 


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

実は一昨年の夏、軽い狭心症で入院いたしました。私の両親がともに脳梗塞を患っていたため、「自分もいつか……」と覚悟していたのですが、検査の結果、原因は脳ではなく心臓だったのです。

これには「えらいこっちゃ」と驚きました。人生もそう長くはないと感じ、当初は八十歳まで生きられたら御の字だと思っていましたが、人間とは欲深いもので、「せめてあと四、五年は」という思いが湧いてきたのです。

そこで、以前から考えていた「これまでの歩みを振り返り、思い出を残したい」という願いを形にすることにいたしました。過去に書き溜めていた三十〜四十篇ほどの内容を書き改め、さらに新しいものを書き加えたところ、全部で六十一篇の作品になりました。

こうして、2026年1月に一冊のエッセイ集として製本する運びとなりました。

内容はどれも原稿用紙一枚半ほどの短いものばかりです。古いお話が多く、お若い方には少し馴染みの薄い内容かもしれませんが、どこか一部でも共感していただける部分があれば、これほど嬉しいことはありません。古い順に並べたつもりですが、中には時期が前後している箇所もあるかと思いますが、ご容赦ください。

ちなみに、エッセイ集の題名はあのデカルトの有名な言葉を拝借しました。深い意味があるわけではなく、「われ」を少しシャレに変えてみただけなのですが(笑)。

当ブログでも、その一部を皆さまにご紹介していきたいと考えております。ブログの本文は敬体ですが、エッセイ自体は執筆時のまま(常体)で掲載いたします。少し雰囲気が変わりますが、あわせてお楽しみいただければ幸いです。

グリュッツィ!
スイスとオーストリアの国境に佇むリヒテンシュタイン公国。面積は約160km²、ちょうど香川県の小豆島と同じくらいのサイズしかない、「世界で6番目に小さな国」です。
首都ファドゥーツは、端から端まで歩いてもすぐのコンパクトな街で、見上げれば、山の上に建つ「ファドゥーツ城」が街を優しく見守っています。ここは現在も公爵一家が暮らす現役のお城です。欧州の君主制国家の元首が象徴的存在であるのに対して、公爵は立法権・外交権・議会の解散権・法案の拒否権など強い権限を有しています。
そしてリヒテンシュタインといえば、「切手」が有名でしょうか。そのデザインの美しさと高度な印刷技術は世界屈指で国の重要な産業でもあり、街には切手博物館もあります。アルプスのキツネやリスといった野生動物シリーズなどが良く発行されています。
さて、今回地図にはめ込んだのは『皇帝ペンギン』。リヒテンシュタイン発行で皇帝ペンギンが描かれている切手があるかなと探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。

 

アッサラームアライクム!

モーリタニア・イスラム共和国は、アフリカ大陸の西側に位置し、東には広大なマリ共和国が隣接しています。
その国土の約90%以上がサハラ砂漠という非常に乾燥した国で、見渡す限りの砂丘や、宇宙からも見える巨大な同心円状の地形「リシャット構造(サハラの目)」など、神秘的な光景が広がっています。
砂漠のイメージが強いモーリタニアですが、西側は大西洋に面しています。
この海岸線は、寒流と暖流がぶつかる影響でプランクトンが非常に豊富。実は世界でも有数の豊かな漁場として知られており、漁業はこの国の経済を支える重要な産業になっています。
モーリタニアの人々は伝統的にタコを食べる習慣がほとんどありません。
しかし、日本のJICA(国際協力機構)による長年の漁業支援や技術指導により、タコ漁が一大産業へと発展しました。現在、日本が輸入するタコの約3分の1(産地別ではトップクラス)がこのモーリタニア産です。私たちが普段おいしく食べているタコ焼きや刺身のタコは、実は砂漠の国から届いたものかもしれませんねぇ。

ちなみにはめ込み地図内の「蛸専門店森谷屋」はフィクションです(笑)

 

 

 

 

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三井晩鐘の三と井の間に礼を入れてミレーの晩鐘とかけました。教会の所にびわこ競艇場(緑の屋根の建物)を入れ、三上山(近江富士)を添えました。能の「三井寺」は子供が行方不明となり物狂いとなった女が三井寺の鐘をついて子供に再会するお話しです。

 

 

アッサラーム・アレイクム!

モルディブはインド洋上のインドとスリランカの南西に点在する1,192の小さな島や環礁からなる国です。

海抜の最高が5メートルという平坦な地形であるため、将来的な海面上昇により、国土が消滅する危険にさらされています。海面が1メートル上昇すると国土の80%が失われると言われます。政府は観光収入の一部を使って海外の土地を購入し、国民が移住できる土地を確保する意向を表明しているます。

観光部門がGDPの約3分の1を占めており、リゾート島は85 - 100もあるといわれます。

今回のはめ込みは「逆くの字」マーレ環礁は左右を逆にしたくの形をしています。

 

 

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ここ数日は一段と冷えますね。あまりたくさん降られると困りますが、朝目覚めて雪が積もった外を見ると、歳をとった今でも気持ちの昂りを感じます。京都の送り火も夏の風物詩ではありますが、雪で白く薄化粧した大文字も風情がありまさに「雪よろし」。札花は雪に映えるサザンカ。花言葉は「困難に打ち勝つ」「永遠の愛」ですね。

ズドラヴェイテ!

ヨーロッパ・バルカン半島東部に位置する『ブルガリア』。もともとこの地方には「トラキア人」が住んでいましたが、マケドニア王国、ローマ帝国に征服され、7世紀にはテュルク系遊牧民の「ブルガール人」が侵入、第一次ブルガリア帝国を建国しました。現在東欧諸国で使われるキリル文字はこのブルガリア帝国で開発されました。その後ビザンツ帝国、第二次ブルガリア帝国、オスマントルコ、ブルガリア王国、ブルガリア人民共和国(社会主義国家)と移り変わり現在のブルガリア共和国となりました。2007年にはEUに加盟し、2025年よりユーロも導入、堅調な経済発展を遂げていますが、一方で、1989年900万人⇒2025年650万人という深刻な人口危機に直面しています。

さて、ブルガリアといえば『ヨーグルト』でしょうか。年間30㎏以上も消費するブルガリア人にとってヨーグルトは「民族の心」と呼ばれています。ちなみに日本で有名な「明治ブルガリアヨーグルト」はブルガリア政府から製法・商標ともに公認されている正真正銘の「ブルガリアヨーグルト」になります。

今回ブルガリアの地図にはめ込んだのは『カラカハン・ドッグ』。狼から羊を守る大きくて忠実な護畜犬です。