みなさん、こんにちは。

久しぶりの更新です。

 

今日は品詞と文型についてです。

新しく高校生になった方は、学校でまず品詞や文型について学習すると思います。

最初は、特に目的語と補語の見分け方や、自動詞と他動詞の見分け方などが難しいと思いますが、学校ではこの部分にそんなに長い時間はかけられないので、どんどん進みわからなくなることも多いようです。

長年英語を教えてきて英作文を見ていると、特に自動詞と他動詞の使い方を間違えている人が多いように思えます。

日本語では、これらはあいまいですが、英語ではきちんと区別されていて、ネイティブの人から英作文をチェックしてもらうと他動詞、自動詞の間違いをよく指摘されます。

英語と日本語は全く構造が違うので、これらの違いをきちんと理解して基礎を作ることが大変重要です。

塾では、使用している問題集の最初の部分でこの品詞と文型について学習しています。ちょっと退屈かもしれませんが、これらは欠かせない大事な部分です。

 

最近、塾では長文読解にも力を入れています。

60分という短い時間の中で、文法、長文、熟語、構文を組み込むのは難しいですが、やはりこれからの入試では長文が重要なので時間を割いて取り組まなければならないと思います。また、英作文も強化したいと思っています。

 

さてこの間、私の内職の翻訳は大変でした。

仕事の中にはバックトランスレーションというのがあるのですが、これがまた厄介なものです。

バックトランスレーションとは一度元の翻訳者が英語から日本語にしたものを、再度別の翻訳者が日本語から英語に訳す作業です。最終的には、元の訳とバックトランスレーションの二つの訳を比較しながら、修正していきます。英語から日本語に訳した人が、原文がすけてみえないようなこなれた訳をすればするほと、日本語から英語へのバックトランスレーションは微妙なものになり、本来の英文とは違うものになってしまします。

反対に直訳調で英語から日本語にした下手な訳はバックトランスレーションが楽で、原文と大きくかけ離れることはありません。

日本人にしたら、前者の方がよいのは当たり前ですが、外国人を間に挟むと後者の方が無難だったり…。こういう状況の中で、日本人訳者はいつも困った立場に立たされています。

そのほか、元の言語がフランス語やドイツ語のサイトを英語にして、そこから日本語にするという多言語翻訳も大変です。私の日常はこうして何か国かの外国人と外国語の間に挟まりながら仕事をして過ぎていきます。

 

そんな中で、たまったストレスはやはり爆買いに向かいます。ドンッ爆弾

最近は仏教関係の本と、英語の語源や言語学関係の他、東欧の作家、ベンコフの「西欧の東」という本(短編集)を買いました。このベンコフの本はとても面白かったです。他には児童文学のバーネットの『秘密の花園』の原書を買いましたが、この本には何とガーデニングで有名な絵本作家、ターシャ・チューダーの挿絵がついていました。この人は、イラストや絵を描きながら女手一人で子供を何人も育て、広大な庭をほぼ一人で耕してきたすごい女性です。あの広さの土地を開墾して維持するのは本当に大変なことで、普通の人にはできません。彼女の姿にはアメリカの開拓者精神がうかがえます。

 

今月末からは定期試験が始まります。試験対策もそろそろ始めたいと思います。

塾ではあと何コマか空きがあります。英語が苦手な人はぜひ来てください。

一緒に勉強して、自分が学びたいと思う分野のある大学に入学できるように頑張りましょう。

 

ではまた次回。