毎度、売れない小説家の徒然日記「川淵嘉人」です。


残念ですね〜。


年が暮れて行きます。

家族のいる人達は、クリスマスだ、正月だ、ボーナスだって、騒がしい暮れの筈なんですけど、独り身の僕には、ただ過ぎる時間を見送るしかない訳で、目新しい情報もなく、ただただ呆然と見送るしかない日々が、続いている訳です。


支えている人がいる訳でもなく、支えられている人がいる訳でもなく(これはちょっと大袈裟か?)、ただポツリと広い宇宙の中で、ぼんやりと日々送っている訳です。


だからこそ、今を生きる自分を認めて、謙虚に生きられる訳ですが、傲慢でもなく、孤独でもない、今に不思議を感じているのです。


そう言えば、本題です。


大谷翔平選手、ドジャースに移籍、決まりましたね。おめでとう御座います。


日本人としては、かなり関心度が高いニュースです。10年契約で7億ドルの契約だそうで、もはや、売れない小説家を名乗っている僕からしてみれば、天文学的数字です。


こういう人達が、こういう時口にする、

「支えて下さってる人達に、感謝します」

って言う一流の言葉、一流の人しか口に出来ない、感謝の気持ちは、時として皮肉なものだと、感慨深く受け止めてしまうものです。


昨今、日本の某政党を賑わしている、汚職問題もさる事ながら、彼らの口から私達に、感謝の気持ちを聞いた事がないのは、何故だろうなと思う次第であります。


こういう時に、大谷翔平さんも、いつかはどんどん、アッチ側の人間になっていくのかなと、寂しい気持ちになってしまいます。


いやね、お金にまみれる事が悪い訳でなく、お金にまみれて汚れていく人間が、嫌になる訳です。


そりゃね、僕も言ってみたいです。


「皆さんのお陰で、本がこんなに売れました。支えて下さった皆さんに、感謝します」


これ、単純な僕の本音です。


という訳で、

「サナトリウム」(文芸社)

絶賛発売中です。


よろしくお願いします。


ありがとうございます。