被災地の父が、NHKの取材をうけたそうです。
私は見ていませんが、親戚の話だと
なぜ仕事をはじめたのか。
続けるのか。
そんなことをきかれていたようです。
前も書きましたが、父は造船所を経営していました。
蓬莱島(通称:ひょっこりひょうたん島)のすぐそばにあった造船所は、
今回の津波でなくなりました。
残ったのは、瓦礫の山。
でも船が海に出ないと、この町は何もはじまらないと。
1日でも早く船を海に戻さなければと。
従業員に声をかけ、片づけをはじめていました。
片づけだけで相当な時間がかかることは私が見てもあきらか。
けれど手を貸してくれる人があらわれました。
”言葉は少ないですが、「ひとりでもやる」という強い決意が伝わってきました。”
現場を実際に見に行って父と話した県議会議員の高橋さんはそういって、
明日は瓦礫撤去をしてくれるボランティアを集め、
みなさんで撤去作業を手伝ってくれるそうです。
そこまでしてもらわなくてもいいです、というと、
迷惑でなければ手伝わせてくださいと。
怪我をしたら大変なので・・・というと、
ボランティア保険に入ったので大丈夫と連絡がきます。
正直、議員さんだからと偏見を持つ人もいるでしょう。
だけど毎日、毎日。
選手なみの熱さで生きているのを感じさせてくれる人です。
思わぬことがきっかけでしたが、
助けてくれる人の言葉や熱意が、こういう時に大きな力になる。
復興しようと頑張ろうとしている被災者にとって
強い大きな原動力になるんだと
父をみていると思います。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110412/k10015258361000.html