運動中に「スポーツドリンク」ではなく、
「水」だけとることでおこる
「水中毒」
についての某新聞の取材をうけた。
水中毒とは、簡単に言うと
運動中に発汗によるミネラルの損失を補わず、
「真水」ばかりをがぶ飲みすることで
低ナトリウム血症に陥ることを言う。
ナトリウムが低下すると、
疲労感はもちろんのこと、
嘔吐や頭痛などもおこる。
だから、特に発汗量が多いときなどは
「水」ではなく「スポーツドリンク」を薦めたりもするが、
じゃあ、塩をなめたらいいのかといえば、そう単純なことでもない。
そんな「水中毒」を予防するために、
先日の東京マラソンでは「塩あめ」が配られたりしたそうだけど、
スポーツ栄養士の立場から、どんなアドバイスができるか。
人間にとって吸収が最もよいと言われる糖分(%)から、
身近な食材を使って、手作りのスポーツドリンクを紹介したりもした。
ちなみに毎週、試合で選手の試合用のドリンクを作っているが、
あのドリンクも。
選手のコンディションによって
種類をかえることはもちろんのこと、
選手によっては、
糖度や塩分濃度などを考慮しながら、
必要な栄養素を吸収しやすい配合で
微調整しながら市販のものを組み合わせたりして
作っている。
スポーツドリンクによって、糖でも
ブドウ糖や果糖、砂糖、デキストリン・・・など多くの種類があり、
同じ炭水化物(エネルギー)でありながら、
どの糖を使うかによっても効果は異なる。
そういうことをチェックしながら、
ドリンクを作っている
水分摂取やスポーツドリンクについては、
結構知られていなかったり、誤解されていることが多い。
おそらく今週中に記事になると思いますので、
ご興味のある方はぜひご覧になっていただければと思います。
そして、今日は嬉しいお知らせが
リハビリ中の選手が、手術して初!
5か月ぶりで走りました
「初めて自分の子どもが歩いた時の気持ち」
とまだ結婚もしていない選手が言っていましたが(笑)
その話をきいて、着実な進歩に本当にうれしく思いました!
でも、ここからがスタート。
気を緩めず、しっかり、ね