今日から、アメブロ公式ブログになりました
(以前のブログ http://ameblo.jp/watsonia/ )
公式ブログを作成するために、
どの写真を使ってもらうか迷いましたが、
まず真ん中のKONAMIの看板がある写真。
これは1999年ヴェルディ川崎(現 東京ヴェルディ)と
専属栄養士としてプロ契約した時のもの。
私のスポーツ栄養士としての第一歩、つまり原点です
タク(山田卓也)やヨネ(米山篤志)、
中澤(中澤佑二)、林君(林健太郎)など、
ヴェルディからは移籍しましたが、
今も現役選手として頑張っている選手たち。
そして、現ヴェルディの監督の高木さんや、
GKコーチの新吉さんが現役選手として。
サガン鳥栖の監督の岸野さんは、
サテライトのコーチとして。
ユースの監督やコーチをしている
冨樫さんや西ヶ谷君、本並さんなども写っています
本当に。
今も仲良くしてもらっている人たちで、人に恵まれた一年でした。
そして。
スポーツ栄養の理論と現実は違うということを思い知らされた一年で、
私自身葛藤した時期でもありました。
今でもこの時に一緒に戦ったスタッフや選手と話をすると
「この一年があったから、他のチームとかにいっても何があっても
対応できるよ。」
みたいに言うほど、そのくらいいろんなことが
外国のクラブハウスみたいに、
練習前に選手がくつろげる場所がほしいということで
翌日にはもう朝7時には、
軽食や新聞などを用意することになったり
クラブハウスの食堂も選手用のバイキングに変えて、
練習が終わり次第、選手が待たずに
すぐに食べれる環境をつくったり
また練習後、ロッカールームに選手が戻ったら
着替える前に栄養補給ができるようにと、
練習内容や体重変動によって、選手個々に
ドリンクやサプリメントなどを用意するとか
選手の誕生日には、ケーキを作って
みんなでお祝いする・・・なんてこともあったり
試合の準備など、とにかくとにかくとにかく。
仕事がたくさんあって本当に必死でしたが、栄養のことだけでなく、
「選手のテーブルマナーがなってない!
選手の食べ方が汚い!」
と監督に怒鳴られる栄養士もそうそういないと思う
「そんな・・・それも私の仕事?」
と思うことも多々あったけれど。
「サッカー選手の前に、一流の人間であれ」
とよく監督は言っていて、
そのために選手やスタッフに厳しい監督でしたが、
おかげで、気遣いができるようにはなったつもりです
試合前のホテルの準備でも、
必ず選手が来る10分前には
セットアップは完了するとか、
例えホテルの担当者に嫌な顔をされても、
選手がとりやすいように料理の配置を変えるとか、
各テーブルに調味料や楊枝を用意するとか。
今となっては当たり前のことですが、
選手がよい雰囲気で食事をするように、栄養だけでなく
そういったことにも気配りをする。
そんなことも学んだ時期でした
そして左側の「祝 北京オリンピック」という写真。
これは昨年16年ぶりに北京オリンピックに出場した
全日本男子バレーボールチームのもの
4年間強化からサポートさせていただいて、
オリンピックを最終目標に頑張ってきたので
「絶対にオリンピックに出る!」
というチームの願いが叶ったときのものです。
今思っても、最終予選の初戦であり得ないような逆転負けをして。
今だから、あの負けがあったから・・・なんて言えますが
あのときも。
それから、その最終予選に至るまでの数年間も。
このチームもいろんなことがあった
サッカーと違ってプロではないバレーボール。
そんな温度差みたいなものも最初は感じたけれど、
勝負に勝ちたいという気持ちは共通。
勝ちたいがために発言したことが、意見ではなく
文句と思われたり、わがままだと言われたり。
スタッフも選手も、合宿や試合を重ねるたびにぶつかって
怒鳴ったり、泣いたり。
私も本気で怒ったことも多々あって
だけどそんなことがある度に、納得するまで
しつこいくらい話あったりして、
良い意味で成長していったチームだと思う。
ヴェルディと全日本男子バレーボール。
もちろんこれ以外にも、浦和レッズやベガルタ、
アテネオリンピックなどなど。
サポートさせていただいたチームはあるものの今回は
原点と最新のものを紹介させていただきました
今の私があるのは、これまでサポートさせていただいた
チームや選手がいたからです。
ありがとう
本当に感謝しています
これからも、そんな選手たちのためにベストをつくすこと。
そして、これまでの経験を生かして、子どもからスポーツ愛好家まで
スポーツ栄養を通して幸せにすること。
このブログを通しても、そんな活動・情報が発信できたら
嬉しく思います