先日、インドのガイドさんから電話が来た。
 
「ツギハ バラナシデ モクヨクシマショー!」
と、言われた。
 

 

 

 
バラナシはガンジス川の中流域。
自分が沐浴した上流部とは違い、水は温かい。
寒くて苦しむことはない。
 
一方、猛烈に汚いエリアでもある。
 
よく聞く人間の死体が流れてくるエリア。
あらゆる排水も流れ込んでいる。
 
ちなみに、チェンナイの川は卵が腐ったような臭いがした。
そんなに水に沐浴するなんて恐ろしいハナシだ。
 

 

 

 
「バラナシの水は汚くないの?」
と聞いてみた。
 
すると、
「ガンジスノ ミズハ セイナルミズ デース。
キタナクアリマセーン!」
との返答。
 
ガンジス川の水は、神様の頭から流れ出していると信じられている。
インド人にとって聖なる水。
その水が人を病や苦しみから救うとされている。
 
ガンジス川が汚いなんていう発想はない。
むしろ「汚い」と言えば侮辱にすらなるのだ。
 

 

 

 
※近年は遺体を火葬してから川に流すそうで、以前ほど死体は流れて来なくなったらしい。
 
※写真は先日ガイドさんがバラナシに行って送ってくれたもの。
 
※ガイドさんは日本語はしゃべれるが、日本の文字を読むことはできない。LINEを返信しても読めないため、必ず電話がかかってくる(笑)