インドの車の運転は、極めて恐ろしい。
世界でも事故の件数はトップクラスらしい。
交通量は極めて多く、常に渋滞している。
信号は少なく、割り込まなければ入れない場所ばかり。
車がどんどん来る中、強行突破しないと右折できない。
割り込みながら、どんどん抜いていく。
車の隙間を縫うように、抜かし抜かされ進む。
豪快に逆走してくる車もいる。
「ジャマだ!」
「どけ!」
「入ってくるな!」
「俺を入れろ!」
車もバイクもバスも、常にクラクションを鳴らしながら運転する。だから街は永遠にプープー鳴り響けている。
譲り合う、という概念はない。
すべてのドライバーが我先に進みたい。
だからひたすら割り込み、割り込まれ。
急ブレーキ、急ハンドル、急加速ばかり。
マジで危ない!
実際、チェンナイでは事故を何度も目撃した。
トラックがバイクのタイヤにゴン!と追突したり。
前がペシャンコになりレッカーで運ばれていたり。
煙をあげている車もあった。
けど、ココはインド。
軽い接触くらいなら、お互い気にしない。
車さえ動けば、そのまま目的地に向かう。
ほとんどの車は、傷、ヘコミがある。
フロントガラスがない車も見かけた。
ぶつかるくらい、大したことではないのだ。
死ななければOK。
幸い渋滞しているおかげでスピードは出せない。
だからぶつかっても死なないだろう。
おかげで「キケン」という感情が「スリル」に変わる。
日本では違反、暴走運転でも、インドではOK!
まさに映画の逃走劇にいる気分。
インドのドライブは痛快なアトラクション!
これが最高に面白かった。
ガイドさんが教えてくれたインドの交通事情が爆笑だったので、次の投稿に載せておきます。