毎日釣行26日目。

 

今日は今年初めて馬見ヶ崎川の神ヤマメに挑戦。

 

神ヤマメと名付けたのは、エゲツないくらい釣るのが難しい、ウルトラ賢いヤマメだからです。

 

とにかく猛烈にスレており、自分が経験した中でも一番難しい川。

 

・太い糸、変なエサを流しただけで散る。

1匹驚かせると周りの魚もすべて散り、ポイントがパァ。

・疑いながらエサを浅く噛み、すぐ吐き出すので、ことごとくアワセが決まらない。

・大石の隙間を流れる水流に魚がいるため、秒以下のハンドリングで仕掛けをネジ込む必要がある。

 

こんな調子なので、魚はいても簡単には釣れません。釣り人の技量が残酷なまでに試される川です。

 

 

 

 

今日もスタートから、掛けバレ、浅掛かりによるバレが多発。

 

細糸に頼り、糸を見せないようハリを先行した流しで、エサを食わせるまでならできます。

 

しかし、魚がエサを食ってからの対応に身体がついていきません。

 

手に伝わる感覚でハリや魚の状態を把握し、 0.1秒レベル、ミリ単位のハンドリングで、ハリの角度を調整。魚に違和感を感じさせずに深く食い込ませる必要があります。

 

それが今の自分の状態では上手くできないのです。

 

対応が遅く、操作の精度も悪く、魚はすぐに暴れてハリを吐き出します。コテンパンにやられっぱなし。

 

外から見れば、ただ立って釣りをしているように見えるでしょうが、こうした技術を出し続けるには、恐ろしい集中力とエネルギーを使います。

 

真剣白刃取り、イライラ棒(わかるかな?)のような状態を、数時間維持する具合です。

 

オマケに、魚が多い川ではないため、距離をやって稼ぐことになります。大岩ゴロゴロの川を歩くだけでも大変。さらに雨で身体はズブ濡れ。寒さに震えながら釣り続けました。

 

まさに命をスリ減らすような釣り。

 

結果、4時間半やり、目標の30匹を達成し終了。

 

ちなみに、掛けバレ、浅掛かりによるバレは計18匹。神ヤマメにボコボコにされました。

 

かなりのエネルギーを使ったので、身体の疲れはもちろん、神経疲労で顔がピクピク。ご飯を食べるにも手が震えて箸が持てません。

 

ほんの20cm程度の小さな魚ですが、これほどの死闘にさせられるのですから、あらためてお見事。凄まじい。

本当に素晴らしいヤマメたちです。

 

いつか死んだら、彼らとあの世でゆっくりと語り合いたい。

ガン無視されそうですが。