9月30日。

多くの一般河川は、今日が渓流釣りの最終日です。

 

 

一般河川の最終釣行とあって、夜明け前から多くの釣り人が入渓していました。

 

今日は完全に川選びを間違ってしまった。
 

激シブ。

 

渇水と連日の賑わいで魚がスレにスレて、エサを打つと逃げてしまいます。

 

そして疑った状態でエサを食うため、針をくわえた瞬間暴れて逃げる。

これで掛けバレ、浅掛かりのバレが多発。半分の魚が獲れないという情けない内容。

 

4時間、往復3キロほどの釣りで、わずか12匹に終わりました。

・・・いや、終わりましたというより、ここまで遠征や長時間の釣りが続き、疲れ枯れて、これ以上歩くことができませんでした。帰ってブッ倒れました。

 

 

今年の渓流釣りの傾向ですが、お世辞にも釣れた年とは言えません。

 

理由はさまざまあげられますが、一番痛かったのが相次ぐ河川工事。

ホームグラウンドの5河川が工事により死の川になってしまいました。

 

他のホーム河川も爆釣は一度もなく、釣れない釣れないの中で稼いでいく釣り。

 

 

釣れない釣れないと言いながら、総釣果はここ6年間の中で一番の、現在5000匹弱。

束釣りは7回できました。

 

それは単純に、死ぬほど頑張ったから。

 

自分で言うのもなんですが、血肉の努力を重ねました。

 

束釣りと言っても、他の人が10匹程度の中で出したもの。

血肉の努力、血肉の努力、血肉の努力。

 

例年の実釣時間は平均3時間。

それが今年は4~5時間平均です。

 

釣りのスピードを上げ、

走れる場所では走り、

退渓して車までは全力疾走し、

そこで詰めた時間で距離をやる。

1匹の魚を1流し、最短の時間で獲るため、いつも以上に集中し、流し突きの精度を極限まで高める。

 

身体に悪い、面白みのカケラもない、体力勝負、神経疲労で顔面神経痛になるような釣り。

家に帰ったらブッ倒れて何もできません。

 

ソレを毎日。

 

春の解禁から、ずっとそんな日々。

 

 

もちろん「楽しめればいいや」の釣りなら、そんなことをしなくても良いでしょう。

釣果を気にせず、自然の中にいることを全身で味わい、キレイな魚を愛でる。

それで良いのです。

 

しかし最大限の釣果を出す、となると、それではハナシにならない。

 

楽しむ釣りと、釣るための釣りは、中身が違います。

 

(どちらが良いとか否定しているわけではありません。)

 

 

もっともすべての川に行ったわけではなく、特に今年は沢とド本流をしていないので、行っていない川の状況はわかりません。

あくまで自分の行く中流域、里川は、そんな感じで厳しい状況だったというハナシです。

 

 

ちなみに

面白かったー!!という釣りは、わずか3回。

 

情けないハナシですが、成魚放流されたニジマス釣りが一番面白かった。

 

毎日厳しい釣りをしていると、

太糸でも流せばガブリと食ってくれる、掛かれば何も考えず一気抜き!

一定の技術や集中力を使わなくてもバンバン釣れる!

 

そんな釣りがしたくなります。

 

 

今年良かったところは、フィジカル面の低下が止まったこと。

 

どこかの記事でも書いていたかと思いますが、

ここ6年間、年齢を重ねるとともに感覚機能や身体能力が低下し、技術面がどんどんダメになっていきました。

 

水中の中がわからない。

竿の下に、どれくらいの魚が、何匹いるか、わからない。

ドコが口なのか、わからない。

石の中の水流がわからない。

ミリ単位のハンドリングができず、魚を直掛けできない。

石の中にいる魚をエグリ獲ることができない。

脳のクロックサイクルが遅い。

0・1秒単位の操作ができない。

川を自分の身体にできない。

 

そんな状況で、それら能力やパフォーマンスが年々低下していました。

 

この感覚を例えると、コップの中の水。

最初は澄んでいて向こうが見えたけど、どんどん濁ってきて、コップの向こうが見えなくなってくる。

体内感覚がどんどん濁って、見えるものが見えなくなってきた感じです。

 

今までできたことができなくなるのは、歯がゆいことこの上ない。

 

ところが今年、身体的低下がストップした気がします。

 

例年になくハードに、無理を重ねましたが、身体がついてきてくれました。身体のキレも低下を感じません。

 

オフにチャリ走や超感覚トレーニングをやったおかげでしょうか。

 

これ以上は悪くならない。

ここからは、戻していきたい。

 

オフになったら、週に数時間程度しか取れませんが、トレーニングをしたいと思います。

 

 

さて、まだ大場の釣りシーズンは終わりではありません。

 

山形県ではニジマスの期間延長で寒河江川を中心に10月いっぱい釣りが可能。

他県にも、わずかながら釣りができる河川があります。

またカジカ釣り、鮎釣りもできます。

 

シーズン残り1ヶ月。

10月は技術や能力を戻していく釣りをテーマに、引き続き毎日がんばります。

 

 

全日釣行全日釣果・達成まで、あと31日!!