さて、坑内軌道の車両ですが、かつて使われていた電気機関車とグランビー鉱車が、日原の集落を街道から上がった廃校となった小学校の校庭の片隅にひっそりと保存されています(現日原森林館)。

アジアの街並/中国古鎮・日本昔町─川野明正の研究室

電気機関車K-1

電気機関車はK-1のナンバーで、昭和三十一年(1956)、三菱電機製造の6トン機です。第515号とあります。水色に塗られたL字形の車両は、2軸の台車をもち、狭い運転席は電車さながらの小さなマスコンがあります。

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背中に真紅のパンタグラフ、その下に警笛の役割の黄色い小さなベルがあって、これがアクセントとなっています。まるでおとぎの国の鉄道といった、愛らしい無骨さがありました。グランビー鉱車は昭和三十二年(1957)、日立製作所製でした。

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