南澗でまずさがしたのがこの土地で馬子と呼ばれる民間版画の類です。これにはさまざまな民俗神や祟りなす妖怪が描かれていて、人々が神様に祈願を伝えたり、悪い霊を送り出すときに使う呪符の一種です。雲南省には各地に同類の版画があります。


この類の呪符は、たいてい祖先祭祀などに燃やして使う模造銭(紙銭)を売っている店などに売っています。


さっそく南澗賓館という街一番のホテルの前で紙銭を売っている店を見つけました。


本来の棺桶を作っている店なのですが、その種の葬祭用品店で扱っているのは、はじめての事例です。段振華さんという四十歳の男の人がやっている振華美術工芸品店という店にありました。


意図を告げると店の奥から出してきてくれました。


私想と日々─まさどん氏の観念的筆記帳


これは値年太歳といって、本来その年ごとの歳神ですが、木星と正反対を回るとされる架空の星で、地中を回るので、その方角の土地に手をつけると祟りがあるという中国でもっともおそれられている祟り神の一つです。



私想と日々─まさどん氏の観念的筆記帳

これは天狗馬子といって、天にいる精怪である天狗と、それを扱う神人を描いています。

日本の天狗の原型ともなっていますが、もともとは犬そのものの姿なのです。これが地上におりてきて、子供に祟って病気にするとされるので、燃やして送り出すのです。


とにかく種類が多いので、今後これらのお札については別途特集します。