甪直

7月30日には、甪直(ルーチー)鎮に行きました。甪直鎮は蘇州郊外の工業団地の水郷風景の中にある、閑静な古鎮です。観光客も少なく、まだまだ落ち着いた雰囲気を保っています。 橋梁の数はかつては大小72を数えたといわれ、今でも41の橋が残るといわれます。


古くは唐代の詩人、陸亀蒙がここに閑居し、近くは現代文学の作家葉聖陶が現地の高校で教鞭を執り、教育改革の現場で奮闘した由緒ある街です。


江南の典型的な水郷の街です。街はちょうど「ト」の字を逆さにしたような形で、西滙・中市・南市の三地区にわかれます。古鎮入り口は、西滙側にあり、まず甪直橋を渡り、永寧橋の端正な台形の石橋を見て街に入ります。街は運河の両脇にどこも石畳の歩道が設けられていて、それぞれ三地区ともに上塘街・下塘街と名づけられています。

私想と日々─まさどん氏の観念的筆記帳

万盛米店付近から正源橋を望む

街の中心近くの正源橋では、西瓜売りが水面の涼風を楽しみながら、のんびり西瓜を売っています。丁寧な石積みのアーチ橋に、端正に整えられた運河の石壁、舟から水面から上がるために長石を重ねた石段、いくぶん暗めの暗緑色の水面に対して、これらの石で構成されるカーキ色の街並みが映えています。


私想と日々─まさどん氏の観念的筆記帳

なお、この街ではかつて水郷の女性は独特の衣装があり、藍色の前掛けに頭巾は、少数民族さながらのものでした。