旧伊藤家住宅 有限会社建築相談センターHP『秋田県の建物街並み』(http://kensudan.hp.infoseek.co.jp/index.html
)に詳細に紹介されています。それによると、
旧伊藤家住宅は旧田沢湖町にあったものを移築したもので、秋田と岩手の双方の特徴をあわせもつ農家住宅だそうです。説明板からの紹介です。この建物は、伊藤長治氏(1841-1917)が明治33(1900)から36年(1906)にかけて、二期に分けて建造dしたものです。
母屋の柱間寸法は、桁行・梁間とも大きく、柱・土台などの構造材に雑木を用い、屋根の小屋組は簡素で、窓を半蔀戸とするなど、古い様式を残しています。
東北地方に多い「曲り家」です。厩と居住空間をL字型に組み合わせた東北地方利典型的な農家住宅です。旧伊藤家住宅はなかでも「厩中門造り」の形態だそうです。
厩中門造りとは「平面がL型になっていて、出っ張っている方が厩で土間になっている形式」(HP『秋田県の建物街並み』の解説より)。また、「南側に面して広縁があり雨戸ではなく板をはめ込むようになっている」。「入り口には庇が掛けられており直接玄関に雨や雪が落ちてこないよう工夫されている」などが特徴です。
内部は座敷以外は天井が張られておらず冬場はかなり寒かったようです。旧伊藤家住宅は元々旧田沢湖町にあったものを秋田県立農業科学館敷地内に移築保存されました。その為、秋田県と岩手県の両方の特徴を持った農家住宅として文化的にも貴重なものといえます。国登録有形文化財に指定されています。


