翌朝7時に起きて飲茶に行きます。
ネーザンロード沿いの、まさしくネーザーンホテル向かいにある「聯邦皇宮大酒楼」
に行くのはいつもの習慣です。
つまるところ、香港に一年に一回か二回は行ってしまうのは魂の洗濯のようなもので、リハビリのようなものです。ですから香港でやることはいつも決まっていて、決まった常宿に泊まり、決まった店のマンゴープリン、エビワンタンを食べ、決まった本屋を3、4軒巡り、決まった鉄道模型屋を1、2軒巡り、決まったオタクショップビル(信和中心)に行って香港のオタクたちの生態を観察し、決まったレストランの飲茶に行く、という決まったメニューをこなすだけです。それ以外にとくに買い物もなければ、グルメもしません。
「聯邦皇宮大酒楼」は有り体に言うと中の下から中の中くらいのお店ではないかと思います。庶民のレストランですが、内装やサービスはそれなりにきちんとしています。たまに愛想がない係がいるのは、香港の決まり事のようなものかも知れません(高級レストランではそういうことは滅多にありませんが)。
店内
ともかくも適当に席を見つけて座るのですが、今日はテレビの横の席が空いていて、いつものように翡翠テレビ局のやっている「おはよう香港」(「香港早晨」ヒョンコンゾウサム)を観てニュースをチェックします。
係がまず茶器を洗うお湯と湯を入れる盆をもってきて、お茶を何にするかときくので、「ポウレイ」(「普洱」)と両手を前に出して答えるのは、プーアル茶を注文しているのです。両手を前に出すのは、広東語の「ポウレイ」を「亡霊」に掛けているのですが、そんなギャグは日本人以外に分かるはずはありません。あっ、お茶はその他に「水仙」「鉄観音」などのウーロン茶系がありますよ。
お茶は6香港ドルです。
お湯が冷めないうちに茶器をがちゃがちゃいわせて熱湯消毒します。
テーブルの上はこんな感じです
そのあとは適当に一つか二つ「点心」(お茶うけ)を注文します。あらかじめメニューを印刷した紙が用意してあるので、そこに印を打って渡せばちゃんと来ます。ここは飲茶によくみられるスタイルであるカートに載せて店内を回って客に撰ばせる方式ではありません。
たとえば、
潮州蒸粉果(潮州風小物餃子)(小)
香煎蘿葡糕(焼きダイコン餅)(小)
香煎蝦米腸(小エビ入りクレープ焼き)(中)
蟹子焼賣皇(蟹卵入りシューマイ)(大)
晶瑩蝦餃皇(エビ蒸し餃子)(大)
芋粒蒜香排骨(里芋入りニンニク味スペアリブのせいろ蒸し)(大)
などというメニューがならんでいます。ここにあげたのは私のお気に入りです。
今日は「蟹子焼賣皇」(ホタテなどの入った中身のコクが素晴らしいです)「芋粒蒜香排骨」(豚肉らしい甘みがいかにも豚肉好きな香港らしいです)「潮州蒸粉果」(ダイコンや韮を餡にしています歯ごたえがよい野菜ものです)の3つも頼んでしまいました。
蟹子焼賣皇
あとはお茶を飲みながら1時間でも2時間でもすきなだけ新聞を広げてぐだぐだ過ごせば良いだけです。お茶がなくなれば、蓋を茶壺のとってのうえに載せておけば、お湯を入れてくれます。
茶は6ドル。小サイズ8.8ドル、中11.8ドル、大14.4ドル、特大17.8ドル
潮州蒸粉果
いま9時半ですからもう2時間以上いたことになります。ようするにこの記事は現場で執筆しておりましたです。
いい加減に、そろそろ出なければなりません。
お代を支払うときに、お釣りの1ドルや2ドルはチップにします。相手もそれを承知でちゃんと相応のお釣りを用意しているのはあうんの呼吸であります。
さて、明日は香港を出て重慶に着いているはずなのですが、こんどはいつ旅先で報告できる事やらわかりません。なにしろ宿も予約していませんので。あしからず。でも、ブログの更新は日々つづくのです。




