アクリル板に自分でカンタンに刻印するやり方。 | 焼印ってそういうことだったのかブログ | ~店長岡留が今日もアツい想いを届けます~

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焼印本舗ではオリジナルデザインの焼印や刻印をサイズによる定額で製作しています。食品や木材、革などへの焼印はもちろん、機械を変えれば箔押しや型押しなどの加工にも使えるオリジナル焼印・刻印を見積不要でオーダー製作しています。

「プラスチックの素材に自分で文字をいれたい!」 アクリル板への加工(文字入れやロゴ入れ)では、レーザー加工でするケースが多いようです。

 

今回、ご紹介させていただくアクリル板への刻印の手法は、型押し。 加熱した金属の版で、アクリル板をへこませて文字をいれていきます。(正確に言うと、溶かす。加工になります。) アクリルプレートへの文字入れのやり方と加工動画でご紹介させていただきます。

 

アクリルのプレートはサインボード(看板やポップ用)や表札、写真立てなどに使われています。 ガラスのように透明で、強度もあるため水槽の素材としても利用されています。

 

関西の有名な水族館「海遊館」の水槽は厚さ60cmのアクリルガラス。アクリルのパネルに、真鍮文字アルファベットを使って文字入れをしていきます。

 

厚みがあるものと、薄いアクリルプレート。 ホットスタンプの設定温度を120℃にあわせています。 アクリル樹脂は、約100℃程度が型が入ります。

 

なかなか、どうしてきれいな仕上がり! お預かりしたアクリルパネルが水平な形状だったのでホットスタンプで加工がしやすかったです。

 

プラスチック系の素材では、形状によっては水平にみえて、水平じゃないことが多く 金型(文字)がきれいに入らない場合もあります。

 

少しぐらいの、たわみ程度なら温度を少し上げて深く刻印することでカバーは可能です!

心配していた、真鍮文字へのアクリル樹脂の付着も無いようです。

 

合皮素材や、プラスチック系の素材に高温での加工をする場合には、印面に溶けた樹脂がへばりついてしまうことがあります。

 

オススメのメンテナンスは、熱いうちにとる!! 樹脂が、冷え固まってしまう前に、真鍮製のブラシなどでコスると、あっさりと汚れを取り除くことができます。

 

樹脂系が冷え固まると、黒く沈着し掃除するのがとっても大変になります。 万が一、黒く沈着してしまった場合には、コンロなどで再加熱して表面の汚れを溶かしてからお手入れをしてみてください。

 

さいごに

ホットスタンプと、オリジナルの焼印や名入れ文字の使える素材は、ひとつだけではありません!

 

紙に焼き印や箔押し。革には、焼き印・型押し・箔押し。食品に焼き印。木材に焼き印・型押し。 アイデア次第で、いろいろな仕上げで自作加工ができます。

 

※ホットスタンプを使って、プラスチック系の素材へ箔押しされる時に最適な樹脂の刻印があります。

 

木材やプラスチックなど、加工する素材が固い場合の箔押し加工では、使う刻印が固い金属の金型の場合、うまく箔がつきません。

 

そんな時に、刻印をやわらかいゴムのような素材の「シリコン製の刻印」で箔押しすればカンタンに仕上がるようになります。

 

シリコン製のゴム印は、箔押し加工の温度帯では溶けることがありません。 木材や、プラ系の箔押しでうまくいかなくてお困りの場合は、お問い合わせください!