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身近なケンミンショー

日常の生活範囲の中で見つけた身近にある都道府県や都市にまつわるお話しをゆるーく綴ります

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 青森県にも日本一は沢山あるが、先ずはリンゴである。
 この時期も、デパートやスーパーには必ず青森産のリンゴが並んでいる。


 青森県のリンゴは、全国生産量の半分以上、60%に迫る。
 そして弘前市や黒石市の南津軽地域が、県生産のうちの60%程度である。

 品種では、「ふじ」が50%以上、「ジョナゴールド」が13%、薄緑色の「王林」が10%である。


 ふじは、今から70年以上も前、青森の農業試験場でデリシャスと国光の交配から生まれた品種で、青森県藤崎町で育成されたことから「ふじ」と名付けられた。
 ふじは甘味と酸味のバランスが良く、保存にも適している。
 従って何時でも手に入れられ、リンゴの代表格と云える。


 一方、ジョナゴールドは、アメリカのニューヨーク州の農業試験場でゴールデンデリシャスと紅玉を交配させて生まれ、「ジョナゴールド」と名付けられ、その後の今から30年前ごろに我が国に移入された品種である。
 甘味の中に酸味目立つ特徴のリンゴであるが、保存性があまり良くないため、流通も少ないようである。


 リンゴ畑と背景の山、そして働く人々が織り成す情景は、我が国の原風景なのであろうか。
 リンゴを題材にした歌が、果実の歌の中でも最も多く作られている。


 古くは並木路子の「りんごの唄」、少し新しくなって美空ひばりの「りんご追分」、三橋道也の「りんご村から」、かなり新しくなって椎名林檎の「りんごのうた」、等々である。 
 また、童謡では有名な「りんごのひとりごと」がある。


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 もう一つ、青森県のナンバーワンは大蒜(にんにく)である。
 全国生産では、2位の香川県を大きく引き離している。
 その生産量は断トツの70%以上である。
 デパートやスーパーで見かけるのは、国産では青森大蒜であるのも頷ける。


 しかし、スーパーなどでは中国産の低価格が目立つ。
 何と中国は世界の80%を生産しているとのことで、当然と云えば当然である。


 青森県の大蒜はその30%が十和田市産である。
 十和田市では様々な野菜や果物を栽培しているが、特に目立つのは大蒜畑である。 
 十和田市が大蒜栽培に適する理由は冬の降雪量と火山灰土の土質が優れているとのことである。
 冬の間に栄養を蓄え、雪が解け梅雨の雨が降ると大きな粒へと育ち、立派な大蒜となるとのことである。


 もう一つ、青森県の田子(たっこ)町と云う町がある。
 現在は十和田市の生産量が上がったので県内2位に甘んじているが、大蒜生産に関する取り組みや品質管理の努力などは県内随一だそうである。
 「たっこにんにく」を地域団体商標としている。


 田子町には町の中心に「田子町ガーリックセンター」があり、レストランでは「ニンニク入りソフトリーム」、「田子牛」の焼き肉とニンニクを盛り込んだ「にんベコ丼」、その他「にんにくカレー」等も人気である。
 また、ここだけにしかない「ニンニク焼酎」をわざわざ買い求めに来る人もいると云われる。


 大蒜には多くの栄養が詰まっている。
 老化防止、抗酸化作用、疲労回復、血液サラサラ、…、等々。
 食前も食後も匂いがきついのは頂けないが、大いなる健康食品であることには間違いがない。


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 阪神電車西宮駅から北へ15分ぐらいの所に青森煮干し中華の「NT屋」がある。

 カウンターとテーブルを合わせて25席ぐらいの店である。
 この店の本店は青森の弘前である。


 店のお勧めは煮干しラーメンに背脂を浮かべた「背あぶら濃厚魚介中華」とのことであるが、煮干し味をだけ味わいたいので、基本に徹して、煮干し中華を注文した。

 5分ぐらいして煮干しラーメンが出てきた。
 見た感じはスープが澄んだ醤油ラーメンである。

 麺は中くらいのストレート麺、これは美味そうである。
 トッピングは柔らかそうなチャーシュー、5~6mmの角棒状のメンマ、そして青ネギ交じりの刻み白ネギである。


 さあ、頂いてみよう。

 スープは煮干しの味がムンムンである。
 煮干しの旨みがあるのかな? と思ったが結構塩辛い。
 メチャクチャ辛いわけではないので、このままでも問題は無い。
 
 メンマの形に富山のブラックを思い出した。
 富山のメンマは塩漬けの如くに辛かった。
 しかしここのメンマはどちらかと云うと辛くない。


 麺は美味い。
 少しの太目であるが、小麦の味が壊されていない。
 これは好きな部類の麺である。

 麺、スープ、チャーシュー、メンマと交互に頂きながら完食したのであった。


 このNT屋というラーメン店は青森弘前のNT屋の出店である。


 店内のラーメン雑誌に青森の店の記事があったので眺めてみた。
 青森の本家の店主氏は日本蕎麦の職人だったそうである。
 6年前に一念発起、蕎麦の魚介系だけの出汁でラーメンの勝負をしようと店を始めたとのことである。


 そして最近の西宮への出店、縁故か何かの理由があるのであろうが、進出の心意気は立派である。
 鶏ガラや豚骨のラーメンが多い中、醤油の味を効かせた中華そばの原点を示して行って欲しいものである。