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千葉県の日本一と云えば、ピーナッツ、落花生を思い浮かべる。
ピーナッツの国内生産のうち四分の三は千葉県で生産されていいる。
千葉の地域の中でも1位は八街市(やちまたし)、2位千葉市、3位佐倉市、4位袖ヶ浦市、・・・・と続いている。
八街には県の研究施設である落花生試験地もあり、常に最高のピーナッツの生産を心掛けているという。
八街の農業耕作面積の8割は落花生と云われた時期もあり、まさにピーナッツ王国である。
しかし、残念なことではあるが、我が国のピーナッツの9割は輸入に頼っているのも実情である。
そのうちの多くは中国産である。
特に中国産は残留農薬などが心配されるが、それも現実である。
国産品と輸入品の違いは、粒の大きさもさることながら、殻付きで販売されるのが国産、殻無しが輸入品と区別されている。
落花生栽培の歴史は、沖縄県では古くから栽培されていたようであるが、本州へは江戸時代の元禄期に中国から渡ってきたと云われている。
しかし栽培されるには至らず、そのままになっていた。
明治時代になって、明治政府がアメリカより種子を導入し栽培を推奨したとの話もあるが、その前に神奈川県で栽培が始まっていたのであった。
千葉県の落花生の栽培は、明治初期、現山武市の農家が神奈川県三浦郡より種子を購入して、栽培を始めたと云われる。
それが徐々に広まり、当時、適当な農作物がなかった痩せた土地の干新潟付近で多く栽培されるようになって行った。
そして現旭市では、落花生栽培及び販売に尽力した結果、旭市を中心とした千葉県の落花生産地が育成されたと云われる。
大正期に入ってから、旭市から印旛郡台地の現八街市、富里市などへ漸次普及され、現在の姿に近づいて行ったという経過を辿っている。
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千葉県の日本一、千葉ケンミンの多くは無関係であると思われるが、何と焼酎である。
生産総量こそ鹿児島県に次いで2位であるが、酒造場1軒当りの醸造量は、宮崎、大分、鹿児島を抑えて堂々のトップである。
その要因は、松戸市馬橋(まばし)駅近くの宝酒造の松戸工場の存在が第一である。
引き続き、販売はアサヒビールの銘柄「一番札」を造るニッカウヰスキーの柏工場の存在である。
特に宝酒造は、恐らくは全国一であろうと思われる多くの銘柄、種類の焼酎のラインナップを持っている。
焼酎の素材は清酒の様に米単一ではない。
色々な素材が使用され、その使用する素材による味の個性は大事な要素である。
また焼酎は、清酒の吟醸酒や純米酒等の様に、焼酎も製造方法により、乙類、甲類、混和などに分類される。
乙類焼酎は、単式の蒸留機により、1~2回の蒸留がなされるのみであり、麦、芋、米、そば、紫蘇など様々な素材の香りがしっかりと残る本格的な焼酎のことである。
甲類焼酎は、連続式蒸留機により、何度も蒸留が繰り返されるものである。
素材の味や匂いは残らない、スッキリした味わいの焼酎ができる。
ロックや水割りなどの他、チューハイやサワーのベースとして良く使われるものである。
混和焼酎は、これら乙類と甲類のブレンドである。
癖のある本格焼酎は苦手だが、甲類のスッキリでは物足りないという人向きのマイルドな味の焼酎である。
千葉県の焼酎生産は全国トップクラスであるにもかかわらず、ケンミン1人当たりの消費量は全国34位と、下から数える方が早い。
じゃあ、日本酒県かと云うとこれも38位、ビールはというと同様38位である。
ワイン、ウイスキーを見てみると8位と11位で上位となっている。
しかしアルコール消費量トータルでは、やはり下位の38位である。
あまり飲まない県なのである。
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千葉の松戸に「中華蕎麦 とみ田」と云うラーメン店がある。
つけ麺の創始者、「池袋大勝軒」の山岸氏のDNAを受け継いだラーメン店である。
このラーメン店で修業し、とみ田の味を受け継いだ料理人が、関西のそれも近場でラーメン店を開業している。
店の名を「麺屋TI」と云う。
先日訪問してみた。
噂通り、やはり行列ができている。
店は食券制である。行列している間に買って店員さんに渡すシステムとなっている。
一旦店内へ入って、券売機でつけ麺〔並〕を購入し、店員さんに渡した。
行列で待つこと30分ぐらいか? やっと店内の席に案内された。
つけ麺には、「冷や」と「あつ」がある。
食券では選択できていないので、案内された時「あつでお願いします」と着席した。
そして待つこと10分ぐらいか?
やっとつけ麺とご対面である。
並でも量は多い。麺鉢一杯に盛られている。
うどんのような太さのストレート麺である。
そして大きなチャーシューが1枚、麺にトッピングされている。
そして出汁はダブルスープ、濃厚そうである。
出汁だけ食べても満腹になりそうな量である。
さて、頂いてみよう。
つけ麺の良いところは、麺に出汁スープが侵入しないので、麺と出汁の味がそれぞれに楽しめることである。
かつて、東京の大勝軒で「「あつもり」を頂いたことがあるが、それは美味かった。
別の日に、今度はラーメンを頂いたが、「あつもり」に軍配を挙げたという経験がある。
「TI」の麺はそれよりも、かなり太めである。
そうすると、麺そのものを食べているという感じは否めない。
しかし、これが現代風なのであろう。
量は多かった。
今まで食べた「並」では一番の量である。
メニューには280gと書かれている。
途中でギブアップも考えたが、何とか頑張って完食まで漕ぎつけたのであった。



