6月に入りました。セルインメイから夏枯れへの時期で、上下変動はあるものの、9月末の配当落ちまでは期間を通してはじりじりと下がって、9月決算から上方修正が入って上がり出す感じかなぁと思っていますが、セルインメイといわれる5月の結果はなぜかプラスなんですよね。なんかすでに予想通りではありません。

 

今週はトヨタがやらかして、インドの選挙で出口調査大ハズレ(ここまでハズレだと「本当に調査やったのか?」と問いたくなる)、と波乱要因がいくつかかありました。

で、月替わりに伴う計算作業の週です。とりあえず配当が4本、税額と購入価格に対する配当利率の計算です。ところで、配当は総会前に払ってしまう企業と総会の日(総会後ということ?)を支払日に設定している企業があるみたいですが、どういう理屈で分かれているのかはわかりません。配当額を総会で正式決定する/しないの差でしょうか??? あと5月貸株金利を計算して、おおよそいつも通りの数字が出てきました。数字が安定していると何かと楽です。でもって、積立が土日の関係で3日と4日、移動平均の計算というか検算作業です。今回は買付日が1日遅れる現象は発生しませんでした。

今週の統計


雇用関連の週です。あと企業景況感のISMとPMI確定値、卸売在庫、そして購買力に関係してくる消費者信用残高も出てくる週です。結果からいえば、金曜日の最後の最後に出てくる雇用統計の数字が流れを全部ぶちこわした、そんな感じです。

月曜日は製造業のPMI(確報値)とISMですが、ISMは50割れでPMIは50越えという結果、PMIは双方値より少し上がっています。というか、速報値と確定の予測値が同じ....、速報値をそのまま予測値として使っているのでしょうか?

火曜日のJOLTでは求人数が前月改定値より30万人減、水曜日のADPでも雇用者数減の傾向です。同じく水曜日は非製造業のPMI(確報値)とISMで、PMIは予想通りでしがISMは前回50割れから今回は大幅に改善という結果、というかPMIの54台は前年6月以来、ISMの53も1月以来と、サービス業はやや上向き傾向が見られます。木曜日はチャレンジャー(解雇者数)が前年比-20%、ただ過去データを見ると3ケタも珍しくないので、相変わらず判断に迷う結果です。雇用保険は新規も継続も予想よりやや多い結果です。

ただ、ここまでは増えた減ったといっても数字が大きく動いたわけではないし、いつものまちまちの数字が出ているというかにだったのですが、金曜日の雇用統計雇用者数で予想19万人に対して27万人という数字が出て、大騒ぎになりました。失業率は増加しているんですけどね。後、雇用者数ですが、翌月に大幅改定という可能性もありうるので、余計に困ります。実際、今年1月の雇用者数は35万人増が翌月23万人増に改定、、逆に前年12月は22万人増が翌月に33万人増に改定されていたりします。もちろんここまで派手な改定は、そこまで多いわけでないとはいえ、改定値自体はほぼ毎回のことなので、この数字だけで判断するのも危険な様な気がします。

で、結局のところ、よくわからないといういつもの結論になります。

今週の値動き

インドを買いました。投信とETFです。いつ買うか迷っていたのですけど、まぁNISAの長期枠なので、とりあえず一部買って様子見です(NISA枠なので、下の表にの数字には含まれていません。移管銘柄問題が何とかなったらNISA込みの数字に切り替えようかと検討中)。上述の通りインドの選挙結果で下落、今後もっと下がるかもしれないけど、そう思って待っているとタイミングを逃すかもしれないし、どちらにせよ10年単位で見ているので、インデックスは基本的に年単位ではおおむねプラスの結果を出してくれるので、まぁいいか、というところです。下がったら買い足しです。

 

6月第1週
曜日 前日比 移管 非移管 日経 コメント
+0.26 -0.19 +0.82 +1.13  
-0.29 -0.85 +0.41 -0.22  
-1.14 -1.53 -0.65 -0.89  
+0.24 +0.46 -0.04 +0.55  
+0.25 -0.34 +0.97 -0.05  


今週は見ての通り苦戦しています。日数を見ると保有全体ではプラス3日とマイナス2日とまぁまぁの数字なのですが、水曜日に1%を超えるマイナスを記録していて、これがかなり大きいです。で、移管がマイナス4日で水曜日にいたっては1.5%マイナスです。他方で非移管はそこそこがんばって、日経ほど悪くなかったという感じでしょうか。

 

そして、今週もキティちゃん買えずじまい....。


損益率

投信は旧NISAと積立NISAでインドを含んでいますが(今回買った新NISA枠もインド)、上述の通り総選挙(というか無茶苦茶な出口調査)のおかげで水曜日に急落して、木曜日にまた上がるという展開です。特に積立のアクティブは1000円下がって1000円上がるという無茶苦茶な値動きです(インデックスは、下げた分ほど上がっていない)。しかも投信は株価指数と連動しているといってもリアルタイムでの売買じゃないから、落ちたときに発注しても買付時点では反転していたりするんですよね。ちなみにインドの購入は火曜日(積立)と木曜日(新NISA)だったんですよね。V字の底を逃したようです。今回買ったインドのインデックスは、木曜日には割戻し、週の中では底値ではないとはいえ安いところで買えたのですが....。ということで、新NISA投信枠がようやく埋まりました。

 

6月第1週
項目 損益率 前週 前週比 備考
株式トータル 1.9% 2.5% -0.6  
株式 特定 1.4% 2.1% -0.7  
うち移管 -7.3% -5.0% -2.3  
うち非移管 14.3% 12.6% +1.7  
株式NISA -2.2% -2.4% +0.2 買付あり
旧NISA株式 21.4% 19.9% +1.5  
投信トータル 24.3% 26.6% -2.3  
投信 特定 56.2% 53.8% +2.4  
投信NISA 2.7% ----% ---- ようやく買った
積立NISA 7.9% 8.0% -0.1 買付週
旧NISA投信 18.2% 17.7% +0.5  
トータル 2.7% 3.3% -0.6  

 

トータル、株式トータル、株式特定ともプラス維持です。NISA株式は1銘柄増えました。このまま増えていけば、1銘柄に引っ張り回されることも少なくなるでしょう。

先週上げた移管銘柄は今週は下落、とはいえ-10%よりは上で、何とかトータルでのプラスを維持できるラインです。投信は、積立がほぼイーブンのマイナスで残りはプラスなのですが、トータルでは2.3ポイントのマイナスになっています。分母となる新NISA分の金額が増えたのに、分子となる含み益がほとんどゼロなので、計算上マイナスになったということでしょうか。

その他口座

為替は少し下がり気味になったかなぁ、という感じですが、まだまだ高い状態でしょうか。野村はいつも通りです。

仮想通貨は、またビットが1100万円のラインを超えました。5日水曜日にいったん超えて戻り、6日木曜日に大きく超えてから土曜日にまた戻り....、1000万プラマイ100万から1100万プラマイ100万へと移行したと判断してよいのかどうか....、まぁ、売らないというか売れないので関係ないですが....。ビット以外はイーサがビットを追っかけてほぼ3倍ですが60万円のラインで押さえつけられている感じです。ステイキング用と化したカルダノが2倍のちょっと手前でうろついていて、リップルがプラスとはいえ調子がよくないので放置、テゾズにいたっては「そういえばもっていたっけ?」状態、量的なことも勘案するとビットとイーサでほぼ損益が決まる状態です。最初から全額ビットに放り込んで10年間放置でもよかったかも(その場合、利益が出たとしても税金の処理が大変そうですが....)。