今週は決算発表終盤、移管銘柄の決算もありました。移管銘柄は保有量の半分以上を占めるので、ちゃんと見ておくことは結構重要だったりします。週後半は決算が終わって落ち着くかと思いきや、全くもって落ち着いていません。

先週の続きでいろいろ計算です。前半戦の配当は目標の半分まで微妙に足りず、大体数千円程度届かない感じです。一方で、貸株は現状ではほぼ計算通りで、年10万円より少し多い程度のペース(仮想通貨や玉なし為替で離隔があったとしても、確定申告不要枠内に収まる計算)です。なので、目標より少しマイナスの配当と、計算より少し多い貸株とを加えると、前半はなんやかんやで当初の計算通りということになります。後は、全く持って計算通りではない利確でしょうか(そもそも利確していないのですが....)。

今週の統計

今週の大物はCPIをはじめとして、PPIなど物価関連の指標が出てくる週でした。で、一番注目されているCPIは、前年比ではコアを含め前回より低下して予想と一致、前月比は前回と予想よりも低い値となっています。ただし、物価自体は上がっていて、上がり方が緩やかになったということですが....。で、同時に出た小売売上高、前月比になりますが、こちらも前回値より下がっています。それ以上に問題なのは実際の値が前月比0%、つまり前月から売上が全く増えていない(減ってもいませんが)ということです。ここで単純に考えると

  • 売上=単価×個数

となりますが、CPIによると物価が上がっているので単価は上昇。売上はプラマイゼロなので、理屈上は上の式の個数の部分が減っていることになります。つまり、購入額は前月と同じだけれども、購入量は減っている....、所得階層というファクターもあるので何ともいえませんが、データがアメリカ人の平均的な消費行動を示しているとするならば「なんかモノの値段がここまで値上がりしてようやく買い控えというか、節約を始めた」ということでしょうか。というか、アメリカ人の消費行動のパターンというか金銭感覚というか、そう簡単には節約しない経済要因というより文化的要因の方に問題があるのかも、と思ってしまいます。あるいは消費依存症的体質なのかもしれませんが....。統計とか指標ではないところになんか調べるべきことがありそうな気がしますが、どうなんでしょうか?

 

値動き

唐突ですが、キティちゃん買いました。といっても、コレじゃないです。

ちなみにホコリよけでビニール入りです。このキティちゃん、数十年前に出たこのシリーズは12体あったと思うのですが、当時はお金がなく2体しか買えませんでした(といいつつ、これを買った当時は馬鹿みたいに書籍代を使っていた時代でもありますが....)。今回の長期で機会があれば買増予定です(数十年前のキティちゃんはすでに長期保有、12体揃えたいけど残念なことに買増のタイミングがくる可能性はほぼゼロです)。

 

5月第3週
曜日 前日比 移管 非移管 日経 コメント
-0.001 -0.02 +0.03 -0.13  
+0.17 -0.41 +0.92 +0.46  
-1.34 -1.70 -0.88 +0.08  
-0.36→-1.28 -2.12 +1.86→-0.16 +1.39 キティちゃん買った
-0.03 -0.63 +0.70 -0.34  

 

日経と比べると保有は特に水木がひどいですね月曜日は何とかプラマイゼロ付近で耐え、火曜日は非移管が延びて何とかプラスでしたが、水曜日、日経もトピもプラスなのに保有はドーンと落ちました。原因としては
  1. 政策保有株の放出を発表された1銘柄が10%以上の下落
  2. 月曜の好決算発表で火曜日に延びた2銘柄の反落
  3. 火曜発表の決算が悪かった3銘柄の下落

の3つが重なった結果ですが、保有銘柄全体を見ても下げ幅は小さいとしてもマイナス銘柄が優勢の状況です。しかも火曜決算には急落した移管が含まれているのですが、この移管の決算が、好決算に見えて実はよくなかったりします。というのも、

  • 経常ベースの進捗は100%超えだったものの対前年で10%減
  • しかもその進捗は一度下方修正した数値
  • ついでにいうと、コンセンサスが会社予想を下回るという信頼のなさ
  • 今期(来年3月)予想は強気だけど下方修正癖があるので信用できない

ということで、下手したら今期も下方修正のあげく対前年減益になりかねないわけです。そうなって欲しくないけど、あまり期待しない方が良さそうです。マイナス解消はいつになることやら、PBR1倍越えは先のまた先のようです。

 

話を戻してCPI明けの木曜日、日経は大きくプラス、保有は大きくマイナスという結果です。騰落レシオを見ても、日経が上がっているのに値下がり銘柄数の方が多いという状況、以前にもこのパターンはありました。ちょっと我慢の時間になりそうです。金曜日は、非移管が上げたので何とかプラスを確保です。そして、1週間を通して移管銘柄が下げ続ける展開でした。


騰落率

 

5月第3週
項目 損益率 前週 前週比 備考
株式トータル -0.6% 1.7% -2.3  
株式 特定 -1.2% 1.3% -2.5  
うち移管 -11.2% -6.7% -4.5  
うち非移管 14.3% 13.9% +0.4  
株式NISA -3.3% 0.1% -3.4  
旧NISA株式 20.5% 17.6% +2.9  
投信トータル 26.1% 24.6% +1.5  
投信 特定 53.8% 51.2% +2.6  
投信NISA ---- ---- ---- まだ買っていない
積立NISA 9.1% 7.1% +2.0  
旧NISA投信 16.0% 15.5% +0.5  
トータル 0.3% 2.5% -2.2  


5月に入ってプラス圏を保ってきた株式トータルは木曜日にマイ転、トータルは何とか持ちこたえてギリギリプラス圏です。特に、移管銘柄が4.5ポイント下げて再び-10%を割りました。数が少ない株式NISAを別にすると、非移管は週間ではプラスなので、結局のところ移管が足を引っ張るという、以前のパターンです。といっても、5月に入ってからの移管が好調すぎたわけで、4月の水準付近に戻っただけともいえますが....。

移管以外の数字次第のところはありますが、移管の-10%ラインあたりがトータルでのプラスを維持するラインでしょうか。逆に-10%ラインを割るとマイナス圏の可能性が高まるわけで、来週はマイナスの可能性がかなり高そうです。

その他口座

なんか、その他口座は投げやりになってきました。為替は、どうなるんでしょうね。野村投信は相変わらず想定処分価格手前で足踏み中です。仮想通貨は、再びビットが1000万円台に乗っけて、900万から1100万のあたりをウロウロしています。ビット以外もそこそこ黒で、急落しない限りマイナスにはなりそうにないので、なんか放置気味です。ビットの900万割れはGW中の一瞬だけだったようです。