3月2週目、実質的に1週目です。月曜日に早速日経が4万円突破だったですが、何かのきっかけで落ちそう、というか落ちるだろうなぁ、と予想中。まぁ、数ヶ月のスパンで考えているので、先週書いた通り3月中の下落は、シリコンバレー銀行のような騒ぎがなければせいぜい数%くらいだと思いますが....。今週は為替の影響での下落もありましたが、もっとドーンと落ちる感じのがくるのではないかと警戒です。ただ、急に落ちるといっても1日で落ちて1日で戻るわけではないだろうから、いつ落ちるのかはあまり問題ではなく、落ち始めてからの対応で大丈夫だろうと思います。10年後に落ちるということだと問題ですが....。落ちるということを前提に考えると、問題としては

  • どの程度落ちるのか(底はどこか)
  • 日本だけ落ちるのか(アメリカ市場とかはどうなるか)
  • 株式だけ落ちるのか(為替とか原油とかはどうなるのか)
  • 落ちやすい銘柄と落ちにくい銘柄はあるのか(個別銘柄はどうなるのか)
  • どのくらいの速度で戻るのか(大恐慌の時は25年だっけ?)

でしょうか。一番重要なのはどの程度落散るのか。これがわかっていれば底値付近に指値を入れるだけなので楽だけど、それが出来るなら苦労はないです。日経平均で4万円を基準に考えると....、

  • 10%落ちて3万6千円
  • 20%落ちて3万2千円
  • 25%落ちて3万円

となります。去年も3万円までは落ちませんでし、25%だとほぼ暴落(定義では3割だったかな)なので、3万円割れはかなりの低確率、う~ん、2割落ちるくらいありそうだけど、3万2千円という数字をみると、ありますかね??? とりあえず最大2割と考えて、待機資金を分割、1割もしくは3万5千円/15%くらい/2割で指値を入れるというパターンでしょうか。ただ、これだと日経ETFオンリーになるから、日経がどのくらい下がったときに、何がどのくらいの価格になるのか、考えないといけないわけで、この辺が他の問題に関連してきます。特にカオスなインドとか、情報がないですからね。結局、どの指数や銘柄がどうなるかとか、そのときにならないとわからないのですが、一応考えるだけは考えておかないと....。

今週の統計

今週はなんといっても雇用統計です。水曜日にADPとJOLT、木曜日にチャレンジャー(有効求人倍率みたいなもの?)と失業保険、そして金曜日に真打ちの雇用統計です。この間の傾向としては、

  • 雇用が増えると利下げが遠のく
  • 雇用が減ると利下げの可能性が高まる
  • ただし、減りすぎると景気後退

となります。で、真打ちの雇用統計だけが他の結果の逆の傾向になるという不意打ちパターンがこれまでも数回あったような...、それはやめて欲しいところですが....、

 

雇用関連統計まとめ(3月発表分)
曜日 統計 前月 予想 結果 備考
ADP 11.1万人 15万人 14万人 2月雇用者増加数
→前月比プラスだけど予想よりマイナス
JOLT 888.9万人 888.5万人 886.3万人 1月求人数
→前月と予想より減(人手不足はやや緩和)
チャレンジャー -20.0% ---- 8.8% 2月解雇数
前年同月比
→前月はマイナス(雇用増)だが、今月はプラス(解雇増)
失業保険新規 21.7万 21.9万 21.7万 新規申請者数
前週値
→前週と同数で予想より減
失業保険継続 189.8万 187.2万 190.6万 継続受給者数
2週前の値
→前月と予想より増
雇用者数 22.9万 20.0万 27.5万 2月増加数
→前月と予想より増
失業率 3.7% 3.7% 3.9% 2月
→予想より悪く前月より悪化
平均時給 0.5% 0.3% 0.1% 2月前月比
→増加率鈍化で予想より低い


やめて欲しいといったのに、やらかしてくれました。予想を大幅に上回る雇用者数増加です。雇用統計の雇用者以外については、ほぼ利下げ方向に向かいそうな結果です。雇用統計の雇用者数についても、よく見ると予想より少ないとみることも出来るわけです。1月の雇用者数は改定値で22.9万人増ですが、先月の発表では35.3万人でした。12万人近い差があります。一方で2月の予想との差は7.5万人です。つまり、スタート地点が12万人分減ったわけで、予想との差7.5万人分は吸収してしまうのでは....。また、1月の改定値での12万人減というのは誤差というには大きすぎるというか、これまでも改定値での増減が結構大きいように見えます。調べてみると、23年も22年も改定値が出なかったのは1ヶ月だけなんですよね。次回4月発表で改定値が出るかどうか、どの程度の差があるのか、確認した方が良さそうです。

あと、雇用の質というか、日本の場合でいえば、非正規就労が増えても雇用者増にはなります。平均時給はわずかに上がっているとはいえ、下方移動の可能性も考えた方がよいかもしれません。この辺は、原典を英語で読んで、それを示すデータを見つけられるかどうか....、結構大変なことになりそう。

今週の値動き

高値圏で売買なし、今週も配当が1銘柄(ついでに優待申込書が1銘柄)です。12月決算企業の短信から3月までに入ってくる予定の配当総額を計算、1月と2月に入った分を合わせて税引後3万円....、にあと数百円足りません。うーん、無配転落の銘柄分が乗っかっていたら3万円超えでした。話題となったあのお騒がせ銘柄です。数万円相当の優待が出るみたいだけど、優待は使わない場合はゼロ円なんですよね(モノがモノだけに換金も出来ません)。

そういえばまだ決めていなかった今年の配当の目標額ですが、移管銘柄は数量だけは多いので、配当も昨年水準で税引後で30万円超えで計算。非移管の昨年実績は税引き前10万円にちょっと届かない程度だったので、今年は非移管+新旧NISAで15万以上を目標です。これに移管銘柄を足すと45万を超えますが、ここは何とか税引後50万円に届いて欲しいところ、という希望的観測です。1銘柄あたりの株数が少ないので、チマチマ積み上げていくしかないですね。

 

3月第2週
曜日 前日比 移管 非移管 日経 コメント
+0.15 +0.52 -0.31 +0.50  
-0.62 -1.44 +0.41 -0.03  
+1.83 +1.76 +1.92 -0.02  
-0.35 -0.16 -0.57 -1.23  
+0.86 +1.87 -0.39 +0.23  


月曜日:週末ダウナスはプラスでした。日経は4万円台に乗っけましたが、保有銘柄はパッとしません。下げた銘柄が圧倒的に多く非移管銘柄はマイナスですが、一部銘柄が5%以上の上げ、あと移管銘柄がプラスなので数の力で押し上げました。念のためレシオを確認すると、6日が91、25日が98と100を切っていました。保有銘柄だけでなく市場全体で下げた銘柄の方が多かったみたいです。あと、表の数字には含まれていませんが、旧NISAはSOXが強すぎて1.5%の上げ、新NISAは2%の下げという結果、全体としてはプラスだけど下げた銘柄も多く、4万円超えでお祭り騒ぎという感じにはならなさそうです。

火曜日:前日ダウナスも下がったし、日経も4万円を割るかと思いきや、結構持ちこたえたみたいで、マイナスとはいえ4万円台でした。保有銘柄はマイナスですが、非移管は月曜分を取り返すかのようにプラス、他方で移管銘柄は1%以上の下げです。ダウナスマイナスでも日経が持ちこたえる展開なので、シリコンバレー銀行のような事件が起きなければ3月中は4万円前後をウロウロ状態かもしれません。

水曜日:前日ダウナスが2日連続でマイナス、それなりに大きい下げなので、日経も1%くらいは下がるかなぁ、と思っていたんですけどほぼプラマイゼロでした。保有にいたっては移管も非移管もほぼ2%近い(瞬間的には2%を超えていそう)の上昇で、損益額も年最高値です。保有銘柄中マイナスは5銘柄のみ、レシオでもプラスの方がかなり多い状況でした。アメリカの資金が日本に逃げてきたとか?でしょうか。上がった理由が謎です。半年ほど沈んでいた2銘柄が浮上して1銘柄がプラ転、もう1銘柄も一時プラ転です(終値はわずかにマイナス)。あと、100株あたりの損益額でグロース市場銘柄が初のトップになりました。乱高下する銘柄なので、たぶん一瞬ですが....。というか移管と非移管がほぼ同じ水準で好成績って、なんか後が怖いです。

木曜日:ダウナスは上げています。雇用関連の数字も悪くはないけど利下げを遠のかせるほどではないという結果でした。ただドルが下がったんですよね。といっても148円なのでまだまだ高値圏なのですが....。で、ドルが下がって円が上がると日本株は下がるわけで、日経も保有も下げました。

金曜日:前日に引き続きマイナス可と思いきや、日経はプラス、保有銘柄もプラスでした。移管銘柄が大幅プラスで、またまた2%に迫る勢いです。なんか乱高下し始めているみたいですが、何かあったのか??? 一方で非移管は見た感じではプラマイゼロくらいかなと思ったのですが、計算したらマイナスとなりました。

今週の損益率

投信は積立4本のうち翌日約定の3本が入ってきて移動平均の再計算、というか自動で計算された数字が正しいかどうか検算です。実際のところ、端数処理の関係で買値が安くなっていたりするので、微妙に数字が狂ってきています。小数点以下4桁とか5桁でディスカウントされているので、総額で数円の誤差が発生という妙に気持ち悪い状況です。表に出さない作業表では、積立NISAの購入分で前日比は跳ね上がり、平均単価が上がった分だけ損益率は低下しています。まぁ、この辺は計算式の関係なので仕方がないところです。

 

3月第2週
項目 損益率 前週 前週比 備考
株式トータル -2.1% -3.9% +1.8  
株式 特定 -2.7% -4.5% +1.8  
うち移管 -15.4% -17.5% +2.1  
うち非移管 20.4% 19.2% +1.2  
株式NISA 4.8% 8.9% -4.1  
旧NISA株式 14.7% 12.0% +2.7  
投信トータル 23.0% 24.4% -1.4  
投信 特定 43.6% 44.1% -0.5  
投信NISA ---- ---- ---- まだ買っていない
積立NISA 5.8% 8.3% -2.5 3月分購入あり
旧NISA投信 14.1% 14.0% +0.1  
トータル -1.3% -3.1% +1.8  


今週は、株式特定が1.8ポイント上げて-2%台とかなり改善されました。NISAを含めた株式トータルでも2%台です。ただし、元凶の移管銘柄は2.1ポイント上げたものの、-15%のラインを超えることが出来ずじまいです。というか、ようやく-16%のラインを超えることが出来たというべきか。損益率は改善されてきているけど、まだまだ移管銘柄がそれ以外のプラスを喰っている状態です。このまま、移管銘柄の損益率が改善してくれればよいのですが....。

 

非移管銘柄は20%に乗せたあと何とかキープ、NISA株式は先週より落ちましたが1銘柄だけだし、ファンドとのトラブルを抱えているみたいなので乱高下は仕方がないところです。旧NISAはSOXのETFの上げが急すぎることもあって15%に迫る勢い、SOXは新NISAでも買っておくべきだったでしょうか。マークしているのに躊躇して買わずじまいで機会ロス、相変わらずです。

 

他方、投信は週全体では先週比マイナスです。理由のひとつは上述の積立NISA
の移動平均ですが、特定も下げているし、旧NISAもほぼ横ばいなので、他の要因もありそうです。それでも月火には特定が45%を、旧NISAが15%を一時的に突破しましたし、プラス幅が大きいのでマイナス転落の確率はかなり低いでしょう(暴落とかあれば別ですが)。今後為替とかの影響を受けそうなので、ここからしばらくはちょっと我慢の時間でしょうか。

総合口座のトータルは、損益率-1.3%とついに-1%台、プラマイゼロまでもう少しです。3月中(権利落ち前)にワンタッチが欲しいところ、ついでに、移管銘柄も-15%ラインを超えて欲-10%台前半に移ってきて欲しいところです。というか、去年分の配当(口座から抜いたけど)とか、貸株とか、わずかながらの利子とか、仮想通貨とか(口座というか証券会社が違うけど)全部足し上げたら、プラ転しているような....。

その他口座

為替は雇用統計で146円台、週末147円付近です。このまま下がるかどうか....。トルコリラは下がりましたが、利率が利率なので怖くて手が出せない。

仮想通貨は、ビットが一時1000万円突破です。その後900万円割れまで落ちて、戻した後は1000万円を挟んでウロウロ状態なのですが、3倍以上高くなると雲の上の話で上がろうが下がろうが、なんか誤差の範囲という感じになります。これはどうしたものか....、1億まで放置しますかね。保有数が多ければ、確定申告をするという選択肢もありますが、ビットを全部うっぱらっても十数万円のレベルにしかならないですからねぇ(ただ、貸株を入れると確定申告ラインを超える)。分離課税源泉で20%固定にしてもらえると楽なのだけど、無理っぽいんですよね。

野村の投信は、地味に上昇を続けていますが....、10%くらいは欲しいのですけど、こっちも無理っぽいですね。

 

最後に反省

 

なんか、書きすぎというか、長すぎというか、大学時代なら確実に怒られています。表を使った説明は長くならざる得ないとはいえ、もう少しコンパクトにまとめるなりしないと....。レポートなら2本にわけて数を稼ぐということも出来たかもしれませんが、ここでは単位も出ないし、業績にもならないですからね。

 

来週は逆に、短く「今週はプラス/マイナスでした」と1行で終わらすかな? それはそれで極端ですけど....。