1日だけ3月です。閏年だったんですね。3月なので、12月決算企業の配当が入ってくるはずです(いくら入るかな?)。月の終わり頃には3月決算の権利落ち日があって値が下がることが多いのですが、この間の値上がりで買いの設定価格からかなり離れた銘柄が多いので、買いのタイミングは来ないかもしれません。

今週はなんか下がった印象があるのですが、実際には日経やナスは最高値をつけた日もあり高値圏、アリバイ程度に(何の?)指値を入れただけです。3月は権利落ち日を目指した権利取りもあって値が上がっていくかなと予想、ただし去年3月にはシリコンバレー銀行の一件があったんですよね。今年は今年でNY何とか銀行がどうのこうのと言われているので、一応は急落に警戒が必要でしょうか。

この間の高値でマイナスの下の方に沈んでいた銘柄が、結構浮上してきました。一応四季報その他諸々の数字を見て買った銘柄なので、数年後にはプラ転するだろうとは思っていたのですが、意外と浮上が早い気がします。プラ転はうれしいけど、保有銘柄全部がプラスだと、それはそれでなんか怖いです。ある程度はマイナス銘柄(ただ、マイナス幅はそこそこにして欲しいけど)を抱えていた方が、なんか安心できます。あと、個人的な事情としてどの銘柄がマイナスなのかが大問題、例のアレです。前回書いた2月の収益率の表を見てもわかるように、相変わらず移管銘柄はマイナスで全体を引き下げてくれています。これが何とかならないと相続が終わらないんですよね。いや、手続き的には終わっていますけど、不良債権を相続してその処理に追われている気分です。ついでに、その不良債権は大半が野村経由だったりします。

今週も少しだけ統計

日本では、消費者物価が出ましたが、気になるのは鉱工業生産とCIでしょうか。ただCIはちょっと古く12月分で、先行CIは110.2で予想・前回を0.2上回り、一致CIは115.9で、予想と前回を0.3下回るという結果(予想値って前回数値をコピっただけなのか?)です。先行の値は高めだけど一致は低めに出るって、期待させておいて裏切るようなパターンのような気がします。というか、CIは複合的な指数なので、まだ扱い方がよくわかりません。鉱工業生産1月は前年比-1.5%で予想を0.2上回っていますが前回値よりは悪化、前月比で-7.5%と下げ幅が大きいことと併せて考えると、震災の影響が出ているのかもしれません。いずれにせよ、生産の側でもそこまで好調というわけではなく、日経の高さが危ういような感じになります。

アメリカでは最重要指標のひとつとされるPCEが出ました(もうひとつは雇用統計)。これは予想とそう変わらない数字ですが、これまで扱ってきた数字では0.1は完全に誤差の範囲、ところが経済では0.1の差で株価指数が大きく動いたりするので、この辺は感覚的にまだよくわからずにいます。

失業保険は新規も継続もやや増えています。来週の雇用統計は、非農業雇用者、平均時給とも前月より増加幅が減少するという予想で、併せて考えると来週の雇用統計の数字は低めに出るはずですが、ADPは前回より増える予想だし、ここ最近の雇用統計は予想が外れて市場が大混乱することが多いような気がします。来週がちょっと心配です。

企業の景況感はPMI製造は予想と前月より高い52.2、ISM製造は予想と前月より低い47.8かつ50割れが1年以上続いています。似たような統計で逆の結果、双方のデータの取り方をちゃんと調べておいた方がよいのかもしれませんね。景況感でなく実際の数字としては、耐久財受注1月分が前月比6.1%減で予想より悪化、住宅関連は中古住宅1月分が前年比-6.8%とマイナスですが、12月分の数字となるケースシラーは前年比6.13%増と予想・前月より高い数字です。アメリカの経済は強さを示すよい数字と、高金利の効果を示す弱い数字が同時に出てきているというところでしょうか。

で、結局のところ、よくわかりません。もうちょっと、勉強か慣れが必要のようです。

今週の値動き

今週も売買はなしですが、1日付で積立NISA、4本中3本は翌日買い付けになるので、帳簿上は今週は1本だけ買い増した計算になります。2月分の貸株金利を試算したところ、何とか9000円を割りました。確定申告不要枠さえなければ、増えた方がうれしいのですけど、少なくて安心するというのもなんか妙な気分です。あと、3月早々1日にETF分配金が入ってきました。税金が引かれていないので、おかしいと思い確認したらNISAでした。年4回の分配金なので回数が多いなと思っていたら、年6回みたいです。年1回まとめでドーンと入れてくれた方が、計算は楽なのですけどね。こちらは確定申告に関係ない分離課税(というか非課税のNISA)、増えればそれだけうれしいという普通の感覚でいられます。

 

2月第5週/3月第1週
曜日 前日比 移管 非移管 日経 コメント
+0.45 -0.62 +1.82 +0.35  
-0.18 -0.41 +0.12 +0.01  
+0.07 +0.16 -0.05 -0.08  
-1.09 -1.83 -0.18 -0.11  
+1.08 +1.83 +0.14 +1.90  


月曜日:先週の木金とアメリカ市場が堅調だったため、高値圏にある日経も一応プラスでしたが、非移管が+1.8とやたらと上昇しています。その分、移管銘柄がマイナスで足を引っ張っていますが....。非移管がプラマイゼロだったら、特定口座のトータル損益が-3%台だったんじゃないでしょうか。高値圏なので、念のため指値を入れておく程度です。

火曜日:前日のダウナスは下落、日経はギリギリプラスで高値圏です。保有銘柄はマイナスですが、非移管銘柄はプラス銘柄とマイナス銘柄が半々ぐらいでトータルプラス、中には2~3%台の下落という銘柄もありましたが、そもそも損益率が充分高い銘柄であれば、あまり精神的ダメージはありません。あと、数量が少なければ、暴落でない限り1銘柄あたりのダメージはそこまで大きくないですし....、いや移管銘柄なんとかならないですかね。

水曜日:2月決算の権利落ち日です。前日アメリカはダウ下げナス上げで水曜夜にアメリカGDP(翌日夜にPCE)という判断に迷う状況です。案の定、日経トピともにプラマイゼロ付近、1本だけ持っていた2月決算銘柄は結構下げました。移管銘柄がやや上げましたが、非移管はわずかにマイナス、結果としてトータルでプラマイゼロ付近のややプラス、数的には4:6でプラス銘柄がやや少ないという感じです。あと、グロース市場銘柄は-0.3%、スタンダード市場銘柄にいたっては-2.0%と酷い有様です。

木曜日:前日アメリカはナスが下げました。日経もプラマイゼロ付近のマイナスです。保有銘柄ではスタンダード市場銘柄とグロース市場銘柄は全滅状態、というか保有銘柄の7~8割マイナスなのですが、なぜか海運だけは上げていたりします。そして、非移管銘柄はさほどのマイナスにはなっていません。でもって、移管銘柄が2%近い下げ、また足を引っ張りました。

金曜日:前日ナス最高値、PCEが前年比は予想通りという結果でした。日経は1%を超える上げですが、非移管銘柄で見るとそこまで上がらずじまい、スタンダード市場指数とグロース市場指数はマイナスなので、その辺に原因があるでしょうか。保有銘柄中グロース市場銘柄では-0.9とそれなりに大きいです。一方で、移管銘柄がかなりのプラス、何とか木曜日のマイナス分を取り返した格好になりました。それでも移管銘柄の抱えるマイナスはまだ大きいです。

週末の損益率

NISA込みの株式トータルを作成しました。データは今週からなので前週との比較はなしです。
 

2月第5週/3月第1週
項目 損益率 前週 前週比 備考
株式トータル -3.9% ---- ----  
株式 特定 -4.5% -4.8% +0.3  
うち移管 -16.8% -17.5% -0.7  
うち非移管 19.2% 17.0% +2.2  
株式NISA 8.9% 10.0% -1.1  
旧NISA株式 12.0% 9.1% +2.9  
投信トータル 24.4% 23.3% +1.1  
投信 特定 44.1% 41.0% +3.1  
投信NISA ---- ---- ---- まだ買っていない
積立NISA 8.3% 7.7% +0.6 積立購入あり
旧NISA投信 14.0% 13.9% +0.1  
トータル -3.1% -3.4% +0.3  


株式特定は、-4%台ですが、新旧NISA分を加え多トータルは-3%台になりました。というか、移管銘柄の借金を非移管銘柄の利益で埋めて-4.5、さらに新旧NISA株式の利益も投入して-3.9、ついでに投信の利益も全部穴埋めに使ってそれでも-3.1というわけで、1銘柄でどれだけマイナス生み出しているんだとあきれてしまいます。

 

新NISA株式は前週比マイナスですが、2月まとめで書いた通り1銘柄だけだしやっかいな火種を抱えているのでやや乱高下気味ですが含み益は維持、前週比マイナスよりも変動の大きさの方がやっかいです。非移管はプラス2ポイントほどで損益率プラス20%目前、米ETF主体の旧NISAはプラス3%ほどで損益率10%台を維持(本当は木曜日に9%台に落ちていますけど)と好調ですが、問題は移管銘柄です。移管銘柄以外の含み益でプラ転出来る可能性が出てきましたが、移管銘柄自体が何とかならないと、お荷物のままです。

投信は、1日購入分の積立が乗っかったので、総額が少し増え、その分数字が若干高めに出ています。アメリカ主体の投信特定は好調で、日経+オルカンの積立と日経+インドの旧NISAは微増です。積立は中国比率を下げてインド比率を上げていますが、この感じだとインドが少し停滞気味ということでしょうか。

その他口座

為替は高値圏、手が出せません。週の初めに指値を入れることすら面倒でやっていません。アリバイがてらに(だから何の?)トルコの1リラだけ買っておこうか思案中ですが、損は小さくても利益もほぼゼロ、やるとトレード会社から迷惑な客だと思われそう。

野村は、2本中1本が上昇傾向で想定している処分価格に近づいてきました。上昇したと言っても、いろいろ引くとトントン程度ですが....。移管銘柄といい、つくづく「うちの親って運用下手だった」みたい....、というか野村を使っている時点(というかラップとか、なんか丸投げっぽい)でアレなのですが....。野村のもう1本はREITなのですが、不動産価格が上昇しているといわれつつ、なんか下落中です。持っている投信だけでなく、一応価格チェックしているREITのETFも下落傾向なので、保有している投信の運用の問題ではないみたいです。REITの主な収益は家賃のハズなのですが、地価が高騰して家賃が下がるというのは変です。

仮想通貨は、ビットが最高値の800万円どころか3倍超えの900万円突破(保有は小数点以下、1BTC持っていたらすごいことになっていた....、高すぎて買えないけど)、イーサが50万円到達(ものすごく無理すれば1ETH買えるタイミングはあったかも)、カルダノが100円手前(量は少ないしステイキング用なので放置)まで来ています。リップルだけは一応プラス程度であまり上がっていません(安値の時に買わなかっただけ)。ただ、全体として異常でしょうか。買えないし売れないでにっちもさっちもいかない状況です。いや、確定申告不要ラインを考えなければ売れるんですけどね。株と同じように分離にしてくれるともう少し動かせるのですが、ものがものですから、なかなか難しそうです。というか、仮想通貨を本気でやっている人って、税金どうしているのでしょうか???

どうでもよいことですが、「にっちもさっちも」は「二進も三進も」と書くみたいです。ATOKが教えてくれました。やや不安なので調べたら、本当にそう書くみたいで、元々そろばん用語とのこと。旧バージョンとはいえ、ATOKはやっぱり賢いです。