今週は、日経平均で一部大騒ぎがありました。といいつつ、今週は日米とも休みがあって1日少なく(おかげで土曜日なのに日曜日のような感覚で調子が狂います)、経済統計も大物はPMI程度、逆に言うと日経最高値しか出来事がなかったともいえます。

今週は売買はなし、なぜか日曜日に口座利子が入り、税金が引かれました。休日出勤なのでしょうか。一桁二桁の数字を帳簿に記入作業です。

少しだけ統計について

元統計屋(正確には元調査屋)とはいいつつ、経済統計は専門外、ここ最近で結構調べたとはいえ相変わらずよくわかりません。経済統計の「統計」部分は何とかわかるのですが「経済」部分がなんかピンときません。言い換えると、どういう数字を持ってきて、それをどのように計算処理しているのかについては、説明を読めば理解できる程度にはわかるのですが、出てきた結果をどう解釈すればよいのかは、未だに悩むところです。

結局、数字を打ち込んでデータを作りながら見ていくしかないのだけど、あまりに数が多くて全部は打ち込めないし、そこまで時間がなし、数字の二次加工をする必要がなければ打ち込む必要性は少なかったりします(打ち込んだ方がデータをちゃんと見ることができるというのはありますが)。むしろ、データが出た時点でどう解釈できるか考えて日記に書く程度もよいのかな、と思う今日この頃。ということで、しばらくは気になる統計を取り上げて、そのパターンを試して見ることにしてみます。数週間で終わりそうですが....。

日本では月曜日の機械受注(-0.7だけど予想と前年よりは高い数字)と水曜日の工作機械受注(-14.0で前年並み)が前年比マイナスで、設備投資銘柄の動きと関連して気になるところです。単なる後ズレならまだよいのですが....。

水曜日の貿易収支はマイナスだけど季節調整ではプラス、ちなみに前月の収支はプラスだけど季節調整でマイナス、なんか不思議な感覚がするというか、季節調整はピンときません。一応、季節調整は、例えばおでんは冬に売れてアイスクリームは夏に売れるので、おでんとアイスクリームの1月から12月の売上額にウェイトをつけて計算している、というような原理なのでしょう、たぶん....。で、貿易収支なので、輸出と輸入双方にウェイトがつくので調整によってプラスとマイナスが逆転するような事態が起こるのだろうと考えてはみるのですが、計算処理上は正しいのでしょうけど、何となくしっくり来ないというか、妙な違和感があります。

アメリカでは、PMIは製造、非製造、総合が同時発表、それぞれ50を上回っています(計算式は単なる引き算なのですが、たぶん偏差値と似たような感覚で真ん中を50にしているのでしょう。個人的には0を基準にプラスマイナスで表示しても問題ないと思うのですけど....)。1年くらいデータをさかのぼると、製造はやや持ち直し気味だけど、非製造業は去年に比べるとよい数字には見えません。アメリカでは景気先行指数も出ていますけど、これは日本の先行CIに相当するものでしょうか。こっちはマイナスなんですよね。住宅ローン申請は週単位ですけど-10%、中古住宅(アメリカでは新築より中古の方が取引量が圧倒的に多いらしい)は前月比プラスとまだら模様、今後もアメリカの市場は経済統計に一喜一憂の状況が続くのでしょうか。

あと、アメリカの統計は前回改定値が意外と多い印象があります。正確な数字を出すことにこだわる日本と違って、正しかろうがなかろうがどんどん数字を出して、正しくなければ後で修正すればよいということなのかもしれません。

今週の値動き

 

2月第4週
曜日 前日比 移管 非移管 日経 コメント
+1.73 +1.58 +1.91 -0.04  
-0.30 -0.73 +0.26 -0.28  
-0.23 +0.22 -0.79 -0.26  
+0.28 -0.03 +0.68 +2.19  


最初に書いた通り、今週は日経平均が最高値で大騒ぎでした。ただ、よく見ると日経が上がったのは木曜日のみだし、その木曜日も、日経は2%以上とはいえ、TOPIXとプライム指数は1.27%、スタンダードは0.56%、グロース市場指数にいたってはマイナスで0.44%の下落だったりします。まぁ、去年のことを考えると、日経から遅れて保有銘柄(のトータル)が上がっていったので、これから日経以外(特にグロース市場の銘柄)も上がってくる可能性はあります。が、不確定要因(例えば、アメリカの景気の今後で、これが為替とか原油とか日本の企業業績とかに関係してくる)とマイナス要因(中国経済!)があるので、このまま上がり続けると楽観は出来ないのも事実です。日経5万円説とか30万円説とかありましたけど、どうなるか???

月曜日:週末はダウナスともに下落だったし、PPIも高めだったこともあり、朝の時点では下落というか「反落後にもみ合い」という予想が多く、そうなるだろうなぁと思っていましたが(確かに日経は少し下げた)、保有銘柄はなぜか1%以上、非移管銘柄にいたっては2%近く上げています。前日比マイナスは2銘柄だけ(プラマイゼロが1銘柄)、マイナスのかなり下に沈んでいた1銘柄が半年くらいぶりにプラス転換したのはよかったけど、反動がきそうなパターンだけにちょっと怖い状況です。

火曜日:前日ダウナス休みだし、決算発表も終わったので、前日に大きく上げた保有銘柄はちょっと落ちるくらいで、たいして変化がないだろうと予想していたら、大きくは下がらないものの思ったより下がりました。予想が微妙に外れた感じです。しかも、保有銘柄トータルから移管銘柄分を引いた非移管銘柄について計算すると、実はプラスだったというおまけ付きです。何でだ? 数的にはプラス銘柄の方が5つほど多いのですが、どれか特定の銘柄が引っ張ったり足を引っ張ったりという感じではないので、なぜプラスになったのか、相変わらず原因不明です。

水曜日:アメリカ市場が再開して、為替ドル安、景気先行指数がマイナスでしかも予想より悪く、ダウナス下落という状況、さすがに上がりすぎている日本市場も下落となるわけで、2日間ため込んだ分を含めて下落かと恐れていました。で、非移管は日経以上に下げましたが、今度は移管がなぜかプラスで保有銘柄全体では日経なみの下げ....、なんか微妙に謎です。

木曜日:日経はお祭り騒ぎだけど、先ほど書いたように日経だけが大きく上がった感じです。保有銘柄は0.28%、非移管銘柄だけでも0.68%と日経ほどの上昇はないです。グロース市場銘柄(-0.22%)が苦戦、あと移管銘柄は-0.03%とはいえ数量で押し下げてくれました。

月曜日と木曜日の数字を入れ替えると、日経と保有銘柄でほぼ同じ結果といえるかもしれません....。

週末の損益率

 

2月第4週
項目 損益率 前週 前週比 備考
株式 特定 -4.8% -6.2% +1.4  
うち移管 -16.8% -17.6% +0.6  
うち非移管 17.0% 14.7% +2.3  
株式NISA 10.0% 9.8% +0.2  
旧NISA株式 9.1% 8.7% +0.4 しばらく放置
投信トータル 23.3% 23.0% +0.3  
投信 特定 40.9% 42.6% -1.7  
投信NISA ---- ---- ---- まだ買っていない
積立NISA 7.7% 7.2% +0.5  
旧NISA投信 13.9% 12.2% +1.7 あと4年放置
トータル -3.4% -4.8% +1.4  


株式特定の損益が-4%台と久々に-5%を超えました。また、月曜日の移管銘柄の損益率(-16.34)と非移管銘柄の損益率(+16.85)、プラマイを無視するとこれまでは移管の数字の方が大きかったのですが、これが逆転して非移管の数字の方がわずかに大きくなりました。といっても、数量の関係でトータルではまだ赤字なんですけどね。水曜に再逆転して木曜に再々逆転です。反動がありそうですが反動があっても逆転しないレベルまで差をつけて欲しいところです。この後の節目としては、トータルプラ転、次いで株式トータルのプラ転、その間のどこかで移管銘柄-10%ライン超え、でもって移管銘柄のプラ転というところでしょうか。

投信は、日本の比率が高くないし、アメリカの数字がいまいちよくなかったので、株式に比べると低調でしょうか。特に現段階でアメリカオンリーの特定口座分は、前週比でマイナス、とはいえ4割台キープです。金曜休みでなければプラスだったと思われます。今後アメリカで下落があっても3割台はキープして欲しいところです。

トータルでは-3%台です。去年の-12%台を考えるとかなりよくなりましたが、プラ転にはまだ少し距離があるみたいです。

その他口座

為替は、下がりませんね。野村の投信は1本はここ最近の最高値をつけてくれましたが、それでも損益率は数%という状態、もう1本は下落気味(損益ではプラスだけど年率はよろしくない)です。

仮想通貨はビットもイーサも2倍以上を維持していますが、まだトータルではプラス80%ほどです(販売所価格での計算、取引所価格だともう少し上)。元が小さくて、半分以上が買い付け余力なので、トータルで2倍超えても、さほど利益は大きくないのですけどね。高値圏なので買えないし、いつもの理由で売ることも出来ない状況が続きそうです。