今週は火曜日スタートです。

とりあえず日経平均について
今年に入って、初日こそ保有銘柄が日経平均を大きく上回ったものの、その後はどんどん上昇する日経平均に比べて、保有銘柄が取り残される状況となっています。なんか、前にも似たような展開があった気がします。昨年の日本株の急騰を思い出してみると、最初に日経平均だけが急激に上がって、保有銘柄については後から追っかける展開でした。なぜそうなったかについては、

  1. 外国人投資家が「日本株が割安」と判断して買いに走った
  2. その際に買い急ぎでとりあえず日経平均ETFを購入
  3. 結果として日経平均の銘柄のみが急上昇
  4. その後、ETFを売って銘柄選定した個別株に置き換え
  5. それに伴って全体がゆっくりと上昇

という解説がどこかでなされていました。今回も原因が外国人投資家だとすれば、同じパターンも考えられますが、同じような状況とは限りません。もし仮に原因が外国人投資家なら、今回はなぜ外国人投資家の資金が日本株に流入したのか、その理由を考える必要があるのですが、そこまでの情報がないのでよくわかりません。


もうひとつ考えられる理由が新NISAですが、これは違うのではないかと思います。確かに新NISAの資金流入はあるかもしれないけど、まだ始まったばかりなので、いきなり成長投資枠の個別株に資金が流れ込むかというと疑問です。

  1. 資金が流れ込んでいるのは積立枠の方(それも、基本的にはSPや全世界)
  2. 今までも株式を買っていた投資経験者の新NISA資金という可能性はあるが、今まで特定口座枠だった資金の一部が新NISA枠に移っただけなので、日経平均だけを押し上げる要因にはならない。
  3. 仮に2の場合、資金はむしろ、成長株に集まるのではないか。
  4. 新NISAの日経平均インデックス投信の効果という仮説も考えられるが、報道を見る限りボリューム的に足りない。なお、この場合、外国人投資家のパターンと異なり投信から個別株への置き換えということが起こらないので、日経平均銘柄だけが高いという結果が続くことになる。
そんな感じです。新規参入組の新NISA資金が日本株に流れ込むとしても、それははこれからで、しかもそのボリュームは期待よりも少なくなるかもしれません。


ついでに言うと、金利についても何となく昨年と似た状況なのかもしれません。昨年はアメリカの利上げが止まらない状況、今年の利下げが始まらない状況なのですが、金利の高止まりが続くとなると、いくらアメリカの好景気が続いているとしてもボディブローのダメージが蓄積していくので、後ズレするほど景気への悪影響は大きくなるような気がします。この金利の影響については、基礎知識が不足しているので、調べる前にもう少しお勉強が必要そうです。

いずれにせよ、今回の日経平均の急騰には何となく違和感があり、一時的なのではないかと思うのですが、かといって、落ちると予想して待っていたら、またもや「機会ロス」という結果になるかもしれません。今後、保有銘柄が遅れて上昇してくれるかどうかは、まだ不明です。

今週の状況
さて、保有銘柄は出遅れなのか取り残されたのかはわかりませんが、個別ではそれなりに成績のよい銘柄もあります。鉄鋼は200%越えを維持し続けているほか、ようやく1銘柄が100%越えました。維持してくれるかどうか....、いや、例の優待で車もらえる自動車株なので、買い足しという点では下がって欲しいところではあるのですが....、なんか複雑な気分です。


その一方で、グロース市場銘柄は、ちょっとさえないですね。がんばっている上位が2銘柄から3銘柄に増えましたが、そろって損益率20%ラインで足踏み中、あとはプラマイゼロ付近に2銘柄、数銘柄がずいぶん下に沈んでいます。

売買はなしです。入出金は配当が1銘柄で、なぜか証券会社からの配当金の通知が先週と今週で2通届きました(信託銀行からの計算書や入金自体は当然ながら1回のみなので、証券会社側のサーバーエラーの可能性が大です)。あと積立NISAの正確な数字が出てきたくらいです。積立1月分の正式は支払い完了は来週16日(カードで落ちるのはもっと先)ですが、帳簿上は約定日支払いで記入するので、特に問題なしです。それから、貸株金利の入金通知が届き(入金自体は来週)、確定値はやっぱり8000円超えでした。

今週の値動き

 

1月第2週
曜日 前日比 移管 非移管 日経 コメント
+0.34 -0.06 +0.91 +1.16  
+0.05 +0.33 -0.34 +2.01  
+1.64 +2.46 +0.52 +1.77  
-1.16 -1.97 -0.04 +1.50  


先週、参考指標を日経ではなくTOPIXにすべきかと考えましたが、それを言うとアメリカ市場のダウとかの前日値も参考指標として書いた方がよいかもしれません。ただし、ダウ、SP、ナスがてんでばらばらの動きをすることもあって、情報を書き込みすぎると逆にややこしくなりそうです。

火曜日は、前日アメリカの上昇を受けて日経も一時急騰しましたが、保有銘柄はプラスだけど日経に比べると弱いです。原因としては、中東がらみで海運と石油が下落、調整なのか前週に大きく上げた銘柄の下落、あと移管銘柄の微妙なマイナス(ほぼプラマイゼロでもトータル量は非移管の1/3、破壊力抜群です)、あたりだと思われます。とはいえ、非移管だけで見るとそこそこプラスで、また大台回復です。

水曜日は、アメリカ前日ダウマイナス、ナス小幅プラスで、日経は2%と大幅プラスという展開、ただ保有銘柄は0.05%とほぼプラマイゼロです。大きく下げたのが1銘柄、たぶんアメリカで飛行機の壁が吹き飛んだ問題のあおりを受けたみたいです。あと海運と石油が前日の下落を引きずる展開、移管銘柄はそこそこプラスながら数の力で非移管のマイナスをひっくり返しました。

木曜日は、移管銘柄が日経平均以上に急浮上、高値から計算すると一時的に5%以上の上げだったみたいです。ただ、チャートを見るとドーンと上げたあとジリ下げという嫌な動きですが、数量効果もあって全体を思いっきり引っ張り上げてくれました。それにしても、何があったんだ???? 非移管銘柄もプラスですが、日経平均に比べるとさえない感じです。

金曜日は反落と思いきや、日経もTOPIXもプラスでした。ただし、保有銘柄は予想通り反落、というか、非移管はほぼプラマイゼロだったけど、移管銘柄が2%近い下げと前日の上げを帳消しにしてくれました。ただ、先ほど書いたように、保有銘柄ではなく日経平均の動きの方がおかしい可能性が高いのではと思われます。金曜日の騰落レシオを見ると、値上がり551に対して値下がり1058となっています(この数字は日経平均ではなくて東証プライム、もしくは旧東証一部みたいです)。また日経平均のヒートマップ(騰落レシオの数字と同じところから拾ってきましたが、こちらは255ですね)はこんな感じ、上昇を示す緑が圧倒的、特に比率の高い銘柄が強い見たいです。やはり「とりあえず日経平均ETF」パターンなのでしょうか?

 

 

週間損益率

 

10月第5週/11月第1週
項目 損益率 備考
株式 特定 -7.6%  
うち移管 -18.4%  
うち非移管 +12.6%  
株式NISA ---- まだ買っていない
旧NISA株式 -0.03% しばらく放置
投信 特定 +31.9%  
投信NISA ---- まだ買っていない
積立NISA +2.1%  
旧NISA投信 7.4% あと4年放置
トータル -6.7%  

 

タグによる色つけは淡い色としてはこんなものだけど、ちょっと多すぎるでしょうか? 来週はもう少し色を減らすことにします。旧NISAを新NISAと同じ色にして、まだ買っていない新NISA枠をグレーというのが見やすいかも。あと、前の週の損益率も書き込んだ方がわかりやすいかもしれません。しばらく試行錯誤が続きます。


さて、日経自体は好調だったので、株式も日経ほどではないとしてもおこぼれがきた感じでしょうか。前週末比でトータルで0.8ポイント、非移管で1.2ポイントの上昇です。それにしても、移管銘柄の効果は上げも下げも絶大、木曜は株式トータルと口座トータルで前日比約1.5ポイントの上げ、逆に金曜日には1.5ポイント下げとなっていました。この状況は早く解消したいところです。別枠にしてあるアメリカETFのみの旧NISA株式が木曜にプラ転しましたが、金曜日にはマイナスに戻りました。プラス圏での安定までは、もう少し時間がかかりそうです。

投信は特定で再び30%台回復、このうちナスは50%到達です。投信旧NISAは5%を超えて7%に到達、全銘柄がそろった積立NISAはいきなりのプラスと、この後が怖い数字が並んでいます。投信はどのみち売れないので、一喜一憂しても仕方がないのですけどね。一応、日米新興の3区分で指標代わりに見ると、好調な日米に対してインドを含む新興がやや苦戦中という感じでしょうか。

トータルは一時▲5%台まで上昇して最終▲6.7%、前の週から0.8ポイントの上昇です。昨年12月後半は▲10%を超えていただけに、戻りつつある感じです。ただ、アメリカの金利動向や日経平均の異常な好調さを考えると反落の可能性は大きく、マイナス解消までの道のりはまだ遠いでしょうか。

その他口座
為替は相変わらず、野村は価格監視継続中です。

仮想通貨はビットのETF問題もあって、前日のガセネタと当日の承認で急騰からの急落で結局元鞘、今後どうなるかについては、全くわからない状況です(半減期なるものもあるらしい....、半減期って放射性物質か?)。とりあえずビットは損益率100%(つまり2倍)は超えているので、いったん利確という選択肢もありますが、確定申告不要枠という別条件もあって、結局放置です。貸株やめて雑所得を仮想通貨に集中させた方が仮想通貨で遊ぶにはよいけど、利益を得るなら貸株の方が確実なんですよね(貸株はそもそもオマケのプラスだし)。仮想通貨を分離課税にしてくれれば、変数が減って計算が楽になるのですけど、株式や債券と異なり実際の具体的活動で資金が使われるというわけではないから、論理的に考えるとそもそも投資ではないということになりかねない。なので、分離課税は難しいような気がします。ただ、それを考えると為替取引も大概ですし、先物も本来の目的から逸脱しているといえますけど....。あと、10日にいつものステーキング入金、今年最初の小数点作業です。