皆さんお元気ですか?お久しぶりです。

今月、私は国政選挙やマヤ暦終末騒動などを、心を無にしてボーっと眺めておりました(笑)
心を無にしていましたので、ブログも無になっていました(笑)

そうしましたら、早速なんだか、『マヤ長期暦の終わりが実は2015年であった』いう記事が出てきました。
日本の出元は週プレニュースかなぁ?この記事です。

ホンマかいなと思って調べてみようと思ったら…いくらググっても出てくるものは大元のコピペばかりでどうしようもありません。嫌ですねコピペ地獄。
じゃあ、ある程度自分で調べないとねー…よく知らないから間違っているかも知れません。先に謝っておきますゴメンナサイ。

まず、この記事では、グレゴリオ暦とマヤ暦との換算に使われる『GMT対照法』に間違いがあると。約5000年のマヤ長期暦で、『うるう年』を計算に入れていなかったので、4年に1回日にちがずれて5000÷4の1250日ずれるんだと言っています。それで2015年9月3日になると…

う~ん…マヤ長期暦は13バクトゥンと言い、1872000日で、約5125.1215年です。この時点で既にこの記事いい加減じゃないですか?更にうるう年を完全に4年に1回で計算しちゃってるし…それも違いますからね。

GMT対照法とは、ユリウス日を使う方法のことです。
ユリウス日とは、紀元前4713年1月1日正午からの日数のことです。
さて、マヤ長期暦の初日は紀元前3114年8月11日でユリウス日では584283となります。これをGMT(584283)と表します。GMT(584285)説もありますが、こっちはスルーします。

さて、ここに単純に13バクトゥンの1872000を足せば2456283となり、グレゴリオ暦に換算すると2012年12月21日となります。GMT(584285)では23日。
まぁとにかく、暦ではなく、連日計算方式なので、うるう年の話が入る余地はない筈なんです。
今の所ガセネタ、ということでよろしいですかね?

週プレの記事の大元が分かりませんでしたので、英語圏の記事も少し当たりましたが、胡散臭いページばっかりに当たってよく分からないので止めました。
この中途半端がKATYAM流(笑)