こんにちは!
今日は、よくあるお悩み相談について、お届けします
社会分野って幅広すぎ…
「志望校の過去問を見てみたけど」
「社会分野って幅が広すぎる気がする」
「対策が立てづらいな…」
公立中高一貫校適性検査の社会分野、まったくお手上げってわけではなくても、結局どう対策すればいいのかよくわからない
算数や理科は、
「〇〇の分野だな」
「これは難しい~」
というのがなんとなくわかるんだけど…
もっと効率よくやっていくために、ここを見ておくべきってポイントってないのかな
どうすればいいのでしょうか
🌸社会分野分析の6観点🌸
たしかに、公立中高一貫校の適性検査社会分野の問題は、レベルを分けるのはなじまないのですが、
わたしが問題を分析する際に見ている点が6つあります
保護者さんが志望校の社会分野の問題を分析する際の参考にしてみてくださいね
見るべき6つのポイント
①計算の要・不要
資料から読み取った数値をもとに計算して、その数値を記述に使う学校とそうでない学校があります
その場合、
- 小数第2位まで求める
- 1問につき計算する数が複数ある など、
どの程度複雑な計算が必要なのかもあわせて見ておきましょう
②知識の程度
海流名や国の位置、年号、人名など、知っていないと答えが書けない問題が出題されているかどうか、見ておきましょう。
必要とされる知識の程度が、
- 公立小学校の教科書レベルの知識で十分対応できるのか
- ある程度私立中学校受験の知識があったほうが有利なのか
で、対策が変わってきます
③選択肢のパターン
選択肢問題がある学校の場合は、
選択肢の中から、
- 正解を選ぶのか、誤りを選ぶのか
- 1つ選ぶのか、複数選ぶのか
のどの出題パターンなのかを見ておきましょう
④記述問題の文字数
記述問題がある学校の場合は、どのくらいの記述量を求められているのかを見ておきましょう
解答例は何文字程度で作成されているか、確認しておくとわかりやすいですよ
⑤資料数
提示される資料数がいくつあるか確認しておきましょう。
たいていの学校は、1つ~多くても5つです
⑥読み取り内容の種類
一口に資料の読み取りと言っても、
- 読み取った事実のみ
- 読み取った事実+自分の意見
のどちらで出題されているか、確認しておきましょう
取り組むべき類題が選べるようになる
見るべきポイントがわかったら、志望校の過去問を1つひとつ、6つの観点から見てみましょう
たとえば、〇〇年の問題は、
①計算は必要、かつ、桁数が多めで煩雑
②知識は必要ない
③選択肢は正解を1つ選ぶ
…
というように、複数当てはまるものを選んでいくと、志望校のだいたいの傾向が分かってきます
これを繰り返すと、ほかの学校の問題を見る際にも似た傾向が分かるので、
「この学校のこの問題はやっておいた方がいいな」
「この学校のこの問題は傾向が違うかも」
という判断ができるようになり、直前期にお子さんに取り組んでもらう問題を効率よく&効果的に選ぶことができますよ
6つの観点から過去問を分析し
類題を選ぶ目を養おう
保護者さん自身の「問題を見る目」を養っておけば、お子さんにとって百人力です
秋以降は本当に時間がなくなってくるので、大変ではありますが、今のうちにがんばってみてくださいね
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