こんにちは!
ケイティです
都立中高一貫校がまだ開校したばかりの頃に、大手進学塾で適性検査対策授業の担任をしたことがきっかけで、いまは独立して、
- オンラインサロンの運営
- 書籍の執筆
- 講演会 などなど…
を行なっています
↓↓2023年度はケイティサロン初のオフラインセミナーを開催しました↓↓
「ケイティ」なんて呼ばれていますが、思いっきり日本人です(笑)
「ティ」は「ティーチャー」のTだそうで、生徒がつけてくれた大好きな愛称です
↓↓公中検保護者セミナーでもたびたびお話ししています↓↓
すでに各SNSやブログ、書籍、講演会などで知ってくださっている方にも、はじめましての方にも、改めて自己紹介させてください
受験経験を通じて得たもの
まずは、私がなぜ「中学受験」に携わるようになったのか、お話したいと思います
「受かるための大切な思考法」についても触れていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね♪
小学生の頃、私は週7で塾に通っていました。
週7…。
そうです。
毎日です
とんでもない教育ママ・パパの家庭で育てられたのかと思われるかも知れません。
でも実際は、親から一度も勉強を教わったことはないんです。
私の両親は大学に行っておらず学歴に対して相当なコンプレックスがあり、
「勉強のことはサッパリ分からないから、娘には何がなんでも最高の教育を受けさせたい」
という思いがあったそうです。
塾代を何とか稼ぐため、父はWワークで夜中も働き、母は親戚や祖母からお金を借りて、私を塾に通わせてくれました。
6年生からは日能研のみでしたが、5年生までは合計4つの塾に同時に通っていました。
それを知っていたので、「勉強が辛い」と思ったことはありません。
父や母の方がしんどい思いをしていることを分かっていたからです
両親が必死で「成績が上がる環境」を与えてくれたおかげで、5年生から日能研の「灘特進クラス」に通えることになりました(女子は2人しかいませんでした)
日本一の難関校をターゲットにしたクラスでは、信じられないくらい頭の出来が違う子たちばかりでした
休み時間に数学(算数じゃないんです)の問題集を取り出して、二次関数を解き始める男子もいました
そんな環境で2年間をすごし、第一志望だった私立中学に合格しました
この経験から、
「もともとの頭の良し悪しは関係ない」
「勉強は要領と慣れなんだ」
ということに気付きました
6年後の大学受験の時も、まずは「要領のいい方法」を徹底して探し、戦略を練ることから始めました
高校はほぼ行かなかったので、受験勉強は高3の夏からのスタートでしたが、センター試験での得点率は98.6%。
第一志望の大学に1位で合格しました。
「どんな試験も分析と要領で勝てる」
という確信を強めた瞬間でした。
順位にこだわったのは、100%奨学金を出してくれる大学でないと通えなかったからです。
私立の中高一貫校に通った結果、生活するのもやっとなくらい極貧家庭になっていたのです…
(これはいまだに親には申し訳ないと思っていて、恩返ししないとと思いつつ、まだできていません)
まだ高校無償化になる前の時代なので、両親は銀行に借金してまで学費を払ってくれていました。
それを知ったのは大人になってからですが…
ケイティ、塾講師になる!
『いくつも塾に通って、何十人もの「講師」に教わった経験がある人ってなかなかいないのでは…。この経験、活かせないかな?』
そう思った私は、塾業界に飛び込むことにしました
勉強だけでなく、落ち込んだ時に支えてくれた先生が何人もいて、そんな「講師」という職業に強い憧れもありました
都内大手進学塾(首都圏の主な駅や電車内でよく広告を見かけるあそこです)で、講師デビューした私は、まず私立中学受験向けの国語の先生になりました
その後は得意分野以外も猛勉強し、翌年は算数の授業、さらに社会、理科、そして高校受験クラス、小論文クラス…と受け持つ科目をどんどん増やしていきました
文系理系の枠を超えて全科目カバーできる講師はなかなかレアだと思います
(ついたあだ名は「オールラウンダー」でした)
そして公立中高一貫校専任に
ちょうどその頃、都立中高一貫校が続々と開校していました
勤務していた塾でも公立中高一貫校向けのクラスが新たに作られることになり、突然任されることになりました
当時は新設校ばかりでノウハウもなく、対策しようにも都立は過去問が1つか2つしか無いのです
正直、
「大変なクラス受け持っちゃったなぁ」
と思いました…
適性検査を見ても、
「なんて対策しづらい問題なんだ」
と感じていました。
けれども、
「もしここで私が『受かる』ノウハウを見つけ出すことが出来たら、すごいんじゃない」
と気付いたのです
それからは手当り次第に全国の適性検査を解き続け、分析し続ける日々でした
ここ10年で解いた過去問の数と回数は、どこの講師にも負けない自信があります
ちなみに、今でこそ出版やセミナー等で色々な場を設けて頂いているのですが、本音を言うと、一日中、問題を解いていたいタイプです
普通は、受け持つクラスの周辺志望校だけ分析すれば充分ではありますが、私は青森だろうと沖縄だろうと全校、全ての年度分、解きました。
そして、生徒のために問題集を作り、毎週土曜日に実施する模擬試験を作りました。
問題を作る、という作業をする講師は少ないですよね。
でも、当時まだ適性検査向けの参考書やテストが世の中にほとんど無く、作るしかなかったのです…。
この積み重ねが合格率にも結び付いていき、校長から「都立は任せた!」と言われるまでになりました
そして、公立中高一貫校クラスの塾生を募集するチラシに名前が載せられ、それだけで生徒が集まるまでになりました
(余談ですが、そのチラシをコピーして両親へ送ったところ、父はちょっとウルウルしていたそうです…
後日実家に帰ったら、冷蔵庫に目立つように貼ってありました)
次回の記事、
*改めまして自己紹介②~公立中高一貫校専任になって気づいたこと~*
につづきます…
公立中高一貫校をめざす
親子のための
オンラインサロンはコチラ