カキドオシ 連錢草 新訂原色牧野和漢薬草大圖鑑 | 日本漢方の初歩と自然の日記2

日本漢方の初歩と自然の日記2

日本漢方の初歩と自然の日記/はじめての漢方と身近な自然
http://ameblo.jp/katura-nantou
の続篇です。
日本漢方の初心者向けの、やさしい漢方の勉強会に使用したテキストと野草の花などの画像を投稿しています。入門者に適した平易な基礎知識の資料のみです。



Glechoma hederacea ssp. grandis  
カキドオシ
シソ科

日本活血丹

Glechoma longituba 
活血丹

連錢草
金錢草

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


(新訂原色牧野和漢薬草大圖鑑 より)

カキドオシ 
(カントリソウ)

Glechoma hederacea subsp. grandis


【薬用部分】

全草(連錢草)。
花期に全草を刈りとり、
陰干しにする。


【薬効と藥理】

胆汁分泌を促進し、
また
血糖を降下させる作用がある。
生の葉には消炎作用もあり、
利尿、消炎剤、
腎炎、
尿路結石、
咳、咳血、
黄疸、
糖尿病、
子供のかんの虫などに、
煎剤、茶剤として
幅広く用いる。
生の葉を水虫たむしに、
湿疹、あせもには
浴湯料として用いる。


【使用法】

糖尿病には一日量15gを煎じて
3回に分けて服用、
長期間連用する。

子供のかんの虫には
一日量6〜10gを煎じ、
苦いのでハチミツなどを加え、
食間に数回分服させる。

水虫、たむしには
生の葉を何回もすりこむとよい。

中国では
金錢草と呼ばれることもあり、
日本とほぼ同様に
使用されている。