近年の水害災害から半世紀前を振り返る(静岡ローカル) | よもやま雑記噺

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近年とみに自然災害の脅威が増していますが、端的に言えば極端な気候になっているという事でしょうか。地球規模による温暖化の影響で海面上昇が起こる事で水没しかねない場もあれば、渇水続きによる砂漠化現象が加速している所もあります。日本においても水源として必要な箇所に雨が降らず、局所的に雨が集中している事例も多々見られます。

6月2日、例年では考えられない異例な早さで台風被害が発生しました。当日休みだった自分は翌日の出勤への影響を懸念して、職場の近くのホテルを予約しました。去年の9月の台風の時、私鉄、JR共に計画運休や運行ダイヤにかなりの乱れが発生したので万が一に備えてのものでした。



昨年の台風の時は運休で真っ赤っか💦😭。

6月2日も午後から減便体制になるという事だったので早めに家を出たはいいのですが、JR岡崎駅の近くにはホテルのチェックインまでの時間を潰せる場所がないので、少しでも時間を潰そうと迂闊にも豊橋まで足を伸ばしてしまい、そのまま電車が完全運休してしまいました。どうにかして岡崎まで戻らねばと結局タクシーを使う事になったのですが、国道1号線は大渋滞で全く動かず。運転手さんもヤバいと感じたらしく、脇道に逸れてくれたのですが脇道は冠水が激しく、立ち往生にならないかハラハラしながらの道中でした。交通規制や冠水を逃れながら、2時間かけて豊橋から岡崎に戻って来ました。タクシー代金は2万円近く掛かりましたが無事に送り届けて頂いた運転手さんには感謝しかありません。

岡崎駅では電車が停まっている為、非常に閑散としていました。





ホテルにチェックインしてニュースを見てみると豊橋、豊川、岡崎で広範囲な冠水が報道されていました。もう少し時間が遅かったらと考えると背筋が凍りました。

愛知県では2000年にも東海豪雨による浸水被害が起こっていましたが、名古屋に居を構えてから暫く経った頃、自分の住むT区でその浸水被害が発生した事を知り驚かされました。

しかしながら、自分の中で最も印象深い、浸水被害というと今から49年前の昭和49年の七夕の日に静岡で発生した七夕豪雨です。実家近くの巴川が氾濫した事で、その流域地域が広範囲に渡って浸水しました。

自分の実家のある町内は沼が付く事からも分かるように元々地盤の良い場所ではありませんでした。自分の家は家を建てる際に地盤を他に比べると高くした事や床下も通気性を良くした事が幸いしたか浸水被害は免れましたが、家の前の道は川のようになっていて、近所の家もかなり浸水しているようでした。当時はまだ下水道もキチンと整備されていなかったので、ある意味非常に不衛生だったと言えます。当時まだ5歳だった自分には非常にショックな経験だったと言えます。

去年、今年と静岡市清水区で浸水被害が多く出た事もショックでしたね。七夕豪雨以来、あまり静岡で浸水があったと聞いた事がなかったので驚いたというのが実情でしょうか。

これから、まだまだ台風シーズンも続く中、いざという時の為のシュミレーションは必要だと痛感しました。