30年ほど前、まだ現役時代です。

 

会社での人事問題でいろいろあって不愉快な思いがあり、

夜も眠れぬ日が続きました。

 

まさにストレスも極限だったと思います。

 

そんな時会社の看護師から、日帰りの人間ドックを

すすめられました。

 

それまでも2回ほどドックは受けていましたが

いつも問題なしの優等生でした。

 

高校時代は県大会にも選手として出場した

アスリートで、それまでインフルエンザにも

罹ったこともなかった。

 

大学時代は、麻雀三昧で運動もしてはいなかった。

 

自信のあった人間ドックで再検査を言われた。

 

たしかにドックの時腹部のエコー検査をしていた

女性から、「足にしびれなどありませんか」と

言われたのが気になった。

 

CTレントゲンの再検査の予約をして当日は帰宅。

 

再検査の結果、先生が頭を抱えて何か言いづらそうに

していた。

 

そして先生からは「腎臓に3cmのがんがあります。」

「紹介状を書くのでそちらで相談してください」と

言われました。

 

早速紹介状と当時はまだアナログでしたのでCTの

フィルムをもってを持って某大学病院に予約を

とっていきました。

 

3月末で桜が満開の時期でした。

 

もしかすると来年は桜も見られないのかと心細く

なった記憶があります。

 

病院では助教授の肩書ある先生が応対してくれました。

 

CTの映像を見ながら「間違いなく腎臓がんです。さいわい

腎臓の中心だから、この腎臓を摘出すればいいと思います。

ただいまは病室がいっぱいなので2か月先になります」

 

私もがんに関する知識もありませんでしたので、2か月も

ほおっておいたらどんどん進行するのではと聞いたが

大丈夫ですよというばかりでした。

 

それでも心配なので、いろいろ当たってみましたら

妻の友人の紹介で総合病院を紹介され、とりあえずそこで

摘出手術を受けました。

 

「腎臓のど真ん中だったので、腎臓ごと摘出しましたので

転移などは99.9%大丈夫でしょう」と言われました。

 

それ以来腎臓1個の生活をして30年生きてきました。

 

いろいろな病気をしてきましたが、とりあえずは今日まで

生きてきました。

 

ただ残った腎臓もだいぶ能力が落ちて、近々人工透析になる

予定です。

 

とにかく30年前の人間ドックのエコーで私の腎臓がんを

みつけてくれた先生に感謝です。

 

 

 

 

 

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