また行きたいと思う海は?
また行きたい海というより、疎開して育った
海をもう一度見てみたい。
海岸から20~30mくらいのところに作った
我が家のバラック、やがて2階に改造され
2階の窓からは海が目前に見えていた。
両親を残して関東に就職したが、しばらくして
両親も相次いで亡くなった。
さらにその後、東日本大震災の津波でその家も
跡形もなくなった。
あの頃は家の中にいても波の音で風向きや強さも分かった。
小中学生のころは夏休みは毎日海に入っていた。
海しか遊び場がなかった。あとは砂浜で三角ベースの野球を
楽しんでいた。
正三角形のようなダイヤモンドで本塁、一塁、二塁だけの
野球です。
それでも柔らかい砂の上を走るのは、とても疲れました。
当時は漁師の船も波打ち際から「ころ」と言って丸太を
下に敷いて砂浜に船を上げるような時代です。
また空いている砂浜では採ってきた若芽を干して
乾いたらもんで柔らかくして商品にしていました。
さらに北寄貝がよくとれていたので、漁師の奥さんたちが
砂浜で手際よく剥いていました。
そんなのどかな風景も時代の変化と津波で大きく変わったらしい。
私は持病もあり、車の免許も返納し車も手放したたうえ
常磐線も復旧せず、津波後行ってません。
知人からの情報で、私の家があったあたりは一面の草ッぱらで
海岸の景色も大きく変わったとのこと。
昔の海をもう一度見たいと思う。
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