秋の風物詩といえば?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう暑さ寒さも彼岸までと言いますが今日秋分の日は

涼しくなって秋らしくなりました。

とりあえず両親の写真にお線香をあげて、手を合わせた。

 

お墓も遠くて行けないので、これで失礼している。

 

それにしても私が育った家庭は素晴らしかったと思う。

夫婦げんかも、親子げんかも記憶にない。

 

東北の漁村に疎開して食べるものもない生活で、家族全体が生きることで

精一杯だった。

家族でけんかしている暇もなかった。

 

しかも両親とも穏やかな性格で大きな声を出したりもしない。

子供のことだけ考えて生きてきた両親で、楽しみって何だっただろう。

 

そんな親を残して就職のため家を離れた私は、両親のことを忘れたことはなかった。

 

疎開して住む家もなく借地にバラックを建てた。電気も水道もガスもない家だった。

水は私が共同の井戸まで天秤を担いでバケツ2個に汲んできた。

中学時代から1日数回は運んだ。

やがて水道も入り電気も引かれた。家らしくなってきた。

 

両親が相次いで他界した直後、3.11の津波で跡形もなくなった。

今の私は親孝行できずに亡くなった両親に詫びるだけだ。

 

命日、お盆、春秋の彼岸にお線香をあげて手を合わすだけだ。