「雨ニモマケズ」 宮沢賢治
↓
(1作目は、父にプレゼントしました)
「一度書いたら二度と書けない、だから書かない」
「一作目は越えられない!」
というのが
これまでの私、だった
退院して
年賀状に、と書いた
『頓悟漸修』 以来
体の痛みにも悩まされ
なかなか書く気になれずにいたが
今回の
「雨ニモマケズ」は
少々違った
父の暑中見舞いに
「勢い」と「エネルギー」をもらったか
この詩のもつ
生命力なのかもしれない
「こんなのは、どうだ?」
と試してみたい気持ちが
どんどん湧いてきて
朝方目が覚める
↓
2作目
う~ん
なんとなく しっくり こなかった
ということで
↓
3作目
玄関に
父の月下美人の暑中見舞いのハガキとともに
飾ったが
う~ん
ちょっと右側へと重みが・・・
バランスが
イマイチ
ということで
浮かんだアイデアが これ
↓
4作目
まわりの文字を
薄墨で囲い
題名を中央へドンと!
う~ん
なかなかいいんではないか?
「うん、この感じやな」
薄墨文字の外回りが
少々ばらついているか
ということで
もう一度だけ!
最終的に
「これでいいか!」
と
少々力も尽きてきてたので
次の5作目で
気持ちに区切りをつけた
↓↓↓
完成の 5作目
うん!
落ち着いた!
ちょっと力弱い印象で
「どうか?」とも思ったが
『 未完成の 完成 』
ということで
筆をおきました
静かな感じも
なかなか よい
『 完成は、自分自身が決める 』
大学の卒論
青木繁の「海の幸」から
学んだこと
真ん中の
題名と筆者名の太字のまわりに
見えない白い枠があるようで
それが
今回のお気に入り ♪
いっぱいの文字の上に
もう一枚
題名・筆者名の紙が
のっているよう・・・(?)
実は
題名・筆者名を
一番先に書いて
後からまわりの薄墨文字を
縦に文字をとばして
書いていきました
文章や文字、文字を切り離してでも
「見えない枠」に
こだわってみた
「きっちり測って鉛筆で線を入れて」
などという面倒なことはできません
しません!(笑)
「フリーハンドの味」
が好きなんです
「その瞬間の偶然」
が好きなんです
そこが
おもしろい!
しかし
今回 珍しく
何度も書き直しましたね
なにか
心境の変化でも?
そりゃ、
ありまくりです(笑)
この半年・・・
ちょっとは
元気に
なってきたってことかな?
おかげさま、です
人間て
不思議やなぁ・・・
おもしろいなぁ・・・