○●○●○●○●○●2016.6.14.


アジサイ


応援団 NO.209


授業参観、どこを見る? 

           何を見る?

 

年に数回しかない授業参観。

運動会では外での活動だし、

入学式や卒業式は、普段とは違う雰囲気。

教室での子どもの様子を見られるのは

やっぱり授業参観。


せっかく時間を作って参加するのだから、

意義のあるものにしたいものです。


では、

「どこを見るか」

「何を見るか」!


思いつくままポイントを考えてみました。

よかったら参考にしてください♪



<我が子を見る>

できれば、始業時刻より早めに行って、

掲示物や休み時間の

子どもの様子を見ることをおすすめします。

そういうときに、

先生の近くにいるか、

どこで何をしているかを見てあげることも

大事なことだと思います。

子どものいろんな面を見るというところから。


授業が始まったら、

できれば教室の前の方から、

まずは我が子の表情をみたいものです。


先生の顔を見上げて

しっかり話を聞いているかどうか。

やっぱり一番気になりますね。

こっち向いて1回くらいの笑顔は許してあげましょう。


「来たよ!」とサインを送ることも大事なことです。



さて、そのあとです。

教室のなかでは誰かが発言しているはずです。

そのときに、

先生なら先生、

友達なら友達の方を向いて

しっかり「聞こうとしているかどうか」

これは、授業の基本ですね。


「まず聞こうとしているか」

「聞いているか」

「その発言を聞いて、

 その内容がわかっているかどうか」

これはとても大切なポイントです!


このポイントの評価は

子どものその表情でわかるでしょう。


その1時間の授業にどれだけ子どもが入り込んで

「何かを得よう」という意欲があるかどうか。

先生や友達の発言にどう反応し、

どの程度内容を理解できているか。


「授業はまず聞くことから始まります」


その表情から、

「あ、わかってないな」と思ったことは、

帰ってからの話題にしてもう一度話し合いましょう。

このとき、

「聞いてなかったやろ」ということは言わないで。

「どこがわからなかったの?」

「お母さんは~なふうに思ったけど」

「お父さんは~やと思ったよ」と

会話のきっかけにもなりますよね。


ですから、

「その授業に保護者の方も参加する」

くらいのつもりで参観したいものです。

教室にいる子どもたちと同じ目線で授業を見れば、

きっと友達の意見のよいところや

先生の子どもたちへの発問のしかた、

意見の取り上げ方、

そして我が子の発言の良さも見えてくると思うのです。

それくらいの意気込みで授業を見つめたいものです。

(廊下や教室でコソコソ情報交換などは控えたいものです)

(これ、結構気になるものです。子どもも先生も)



そして、学校にいる時の表情や動きと

家にいる時の様子とどこがいっしょで、どこが違うか。

授業参観ですから、

子どもたちも先生も「いつもように」とは言いながら、

やっぱり緊張していることでしょう。

そんな時の表情、言動をよく見てあげましょう。

また、友達との相談タイムや話し合い活動の時に、

どんなふうに友達と関わっているか、

関わっていっているかどうか、

話し合いの中心にいるようなのか、

友達に聞かれてから話し出しているとか。

いろんな場面での子どもの姿を、

普段見られない表情や活動が見られたら、

家に帰ってから良いところはうんとほめてあげましょう。

気をつけることは、ほめた後に

「あと~だけできるとよかったかな」と

ひとつだけにしぼって話してあげましょう。

決してお友達と比べたりしてはいけないことは、

もうおわかりですよね。



<学級全体を見る>
 

これは「授業を見る」と言いかえてもよいかもしれません。

「この1時間で、このクラスの子たちを、

 先生は、どんなめあてで、どんな方法で、

 どういう流れで導いていこうとしているのか」ということです。

そして、全員がもれなく

「今日のめあて」に向かって、

「いっしょに取り組んでいこう」という姿勢が見られるかどうかです。

また、他の意見を「聞く」ということにかんしては

先生がいかにきちんと対応しているかどうかです。


授業参観ですと、

単発で発表しやすい学習内容で

できるだけ多くの子に発表させたいという気持ちは

どうしても働きます。

テレビドラマによく出てくる

「おうちの人の作文を読む」なんてのは、

全員にさせようとしたら大変なことになりますよね。


ある時間内ならそれも良しとしましょう。

しかし、低学年ならまだしも、

高学年なら、百題や漢字テストなど

「毎日こんなふうに取り組んでいます」と

おうちの方に見てもらいたいことを見せた後、

今日まで取り組んできた

話し合い方の成果を確かめ合ったり、

詩の朗読の発表会をしたり、

なんらかの工夫が

この授業参観に向けて取り組まれてきたと思います。

そういう場面を是非見てみたいものです。



グループでの話し合い、

自分ひとりで考えてノートにまとめて発表する、

(どうも教科は国語という前提で書いているようですが)

机を動かして班の体型になりみんなで考える時間、

それらを出し合い「クラスの意見」としてまとめていく授業、

そういう授業だと、

おうちの方も子どものいろいろな姿が見られて

よいのではないかなぁと思います。
 

そんな1時間1時間の積み重ねが、

1年経つと子どもたちが大きく成長していく

大切な基礎基本になっていくのだろうなと思います。


そういう1年間の成長が見通せるような、

そんな1時間の参観になるといいですね♪


(理想かな~?)






○●○●○●○●○●







これは、やっぱり書き出してみて

「教師の目」から見た授業参観かなぁと思います・・・。



なかなか抜けきらない「職業病」かもしれません(笑)



後ろにずらっと並ばれて、

こんな視線で見られたら、先生はたまったもんではありませんね!





4月の授業参観では、

どなたが、どの子の保護者なのか

先生は、ほとんどわかりません。


PTA総会などといっしょの日にやる

4月の参観のときには、

百題計算を最初にやり、

その子どもたちの姿を見てもらいました。


教室の中で、鉛筆の音しかしない、その5分間。

後ろの保護者の方も

息を飲むようにしてシーンと見つめているのを

誇らしげに?見ていたことを思い出します・・・。


その時に、教室の後ろへまわって、

おうちの方の名前を

聞きに回ったこともありました・・・。


保護者の方に子どもの名前の名札を

着けてもらったこともありました(これは名案でしたね♪)



家庭訪問後の、この時期の参観では

保護者の方と子どもの名前も

おおよそわかってきていますから、

発表の手を指名するとき、

その子の保護者の方を見つけてから

指名するように気をつけたこともありました・・・。





なんだか、そんな日々が


とっても懐かしいです・・・。




ユリ




私は、そういう授業参加が、


とっても苦手でした・・・。



やっぱり、「見られている」ということは、


緊張をかくすことができません・・・。


「いつものように」なんてできるわけがない!(笑)




そういうときに、


子どもたちが よく助けてくれたものでした・・・。



発表をがんばったり、


「つぶやき」がいつも以上だったり、


私の緊張をときほぐすように


教室内の 笑いを誘う発言をしてくれたり・・・。







そんな日々を思い出すと、





やっぱり



「子どもってすごいな~!」



と思うのです・・・。




やっぱり、



「私は 幸せだったな~♪」



とも思います・・・。






バラ





6月初めから撮りためていた


我が家の庭の花たちの写真を


バックアップをとるのに移動させているうちに


うっかり全部消してしまいました・・・残念あせる




データ保管は便利ですが、

消えてしまえば、もう戻らないですもんね・・・。




少々、落ち込んでおりました・・・(笑)







1学期も折り返し・・・。


この気候の変動に負けないように


日々体調に気をつけて


乗り越えていこうと思います・・・。





みなさまも


ご自愛のほど・・・。







(o^-')b







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