・・・本当は、
前記事の「『がんばり塾プラス』のやり方」に続いて、
「『がんばり塾プラス』への思い」を
伝えようと書いたものです・・・。
しかしながら、
プリンターが壊れて印刷できなくなり、
その間に、
いろいろと感じるところもあり、
結局、
「まぼろし」となってしまった「おたより」です・・・。
それはそれでよかった、と
今は思っています・・・。
「がんばり塾」への思いも書いてあります・・・。
そこらへんもあわせて、
読み取っていただけると幸いです・・・。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「がんばり塾プラス」を始めようと思ったわけ
応援団長
※ この夏休みに読み返した数冊の本を
「応援団」で紹介をしてきました。
その中で、
「家庭塾(夕方塾)」というものについて
考えるようになりました。
「こんなことができるといいだろうな」と、
私の中にあった意欲が
ふつふつとわいてくるのを感じたのです。
※ 「がんばり塾」という、
宿題と100題計算を中心にした学習を続けてきて、
週に一回でどれだけ子どもたちの力を伸ばすことができるか。
これは「がんばり塾」の目標であり、
私の永遠のテーマでもあります。
もちろん週に一回でも、
100題計算をすることで、
基本的な計算力という「見える学力」と、
集中力、瞬発力、根気といった「見えない学力」が
うんと伸びた子を何人も見てきました。
学校では、なかなか目の前で個別に
じっくりと見られなかったことが、
「がんばり塾」では、
またちがった声かけや励ましで
子どもたちの表情がキラキラして、
やる気がどんどん大きくなっていくのを
目の当たりにしました。
そのことで私自身も勉強させてもらっていますし、
その成長に多くの感動させてもらってきています。
※ これまで8年間、
続けてきたことでわかってきたことがあります。
今年度来てくれている子どもたちや
以前来てくれていた子たちの成長した姿や、
それぞれの保護者の方との交流のなかから
生まれてきたものがあります。
そして「再会した本」を読み直して、
新たに見えてきたものがあります。
それが、「家庭塾(夕方塾)」という取り組みへの発展でした。
※ 「がんばり塾」を始めたきっかけのひとつに、
「毎日忙しくて、
普段放課後に
なかなかじっくり子どもの勉強を
みてやることができない」
「どうやって教えたらいいのかわからない」
などというおうちの人の声を、
現役の頃からよく耳にしていました。
お父さんはもちろん、
最近ではお母さんも
お仕事に出るのが当たり前?になってきている風潮も感じるし、
もちろん、わが家のように
お母さんのお仕事で生計を立てておられる家庭も少なくない。
そういったのなかで、
子どもはいったいどんな放課後を過ごしているのだろうか。
わが家も共働きでしたので、
上の子が生まれたばかりの時は、
保育園に0歳児のクラスがなかったので新設してもらいました。
小学生の時は、
私の両親の家に帰り、
夕食までの長い時間を兄妹で過ごさせていました。
祖父母宅では、
なかなか宿題はできていませんでした。
わが子にそんな思いをさせながら
共働きをしていたのが8年前まで。
まだそうやって頼れる場所があればいいですが、
それもむずかしいなかで、
がんばってみえる保護者の方にもたくさん出会いました。
※ そんな経験からでしょうか、
退職後も家の前を行き来する子どもたちを見て
余計な心配をしていたのでした。
そして、療養が進み少しずつ元気になるにつれ、
ひとり家に残されている私の時間を使って
何かできることはないか、と思うようになったのでした。
そんな時に、
娘の友達のお母さんから
「うちの妹(当時小一年生)を教えてください」
とお声をいただき、
始めたのが「がんばり塾」でした。
おうちの方のかわりに、
少しでも宿題をみてあげることができればと、
少しの時間だけでも忙しいおうちの方のお力になれれば、
と思って始めたのが、「がんばり塾」でした。
※ お母さんどうしのつながりから、
また教え子やそのきょうだいという関係から、
少しずつ人数も増えていきました。
時間割の枠がずいぶん埋まっていた頃もありましたが、
ほとんどみんな近い学年でしたので、
ここ3、4年でずいぶん少なくなりました。
でも、ひとり、ひとりと声をかけてくださり、
今の6年生の子たちは4人一度に!
・・・ありがたいことです。感謝です。
※ そういういきさつもあり、
また私の方針もあって、
「がんばり塾」のパンフレットには、
「補習塾です」と書いてあるわけです。
高度な問題を解けるようにしたり、
有名私立中学入試合格をめざしたり、
という目的のある子は、
そういう「進学塾」へ行かれた方がよいと思います。
そこが、進学塾と「がんばり塾」の違うところです。
そこには、私の思いがあり、
「基礎的な学力」と「学習の習慣化」を目指していることがあるからです。
そこが、
私の中で「家庭塾(夕方塾)」の考え方と
重なってくるわけです。
そして生まれたのが「がんばり塾プラス」なのです。
※ 「家庭塾(夕方塾)」とは、
本来は、おうちの方が自宅を開放し、
自分の子どもの友達を呼んで、
(メンバーは自分の子どもに任せます)
数名でいっしょに
宿題や百題計算、音読、書き取りなどを
短い時間を大人も子どももきちんと守って、
平日毎日続けるというものです。
自分の家で、もう少し遅い時間に
子どもと「一対一」でやってもいいでしょうね。
「同じ時間帯で毎日」が大切です!
夕食を作る時間帯を使ってもできるものです。
基本的に教えることはしません。
そばについて見守るのです。
口出しもしません。
その毎日の積み重ねによって、
子どもの自宅ひとり学習の習慣がつくのと、
基本的な学力(読み書き計算)を伸ばしながら、
学習への意欲と知性を育てるために行うものです。
メンバーのおうちで持ち回りすることも良いでしょう。
「お互いさま」の関係がうまれます。
工夫すれば、いろんな方法が考えられます。
(以下、「どの子も伸びる家庭塾」岸本裕史著(部落問題研究所)より引用です。)
さいごに「継続こそ力」です。
(毎日家庭塾を)三ヶ月続けたら、
子どもに自分で勉強する能力が培われます。
家庭塾のねらいは、
ひとり勉強がすっとできる力を育てることです。
① そのためには、そばに親か、
親に代わる安心して接することのできる大人がいること、
② その大人がやさしく対応してくれること、
③ そして、友だちがいることが条件になります。
家庭塾は、まさにその三つをみたす素敵な場です。
ですから、忙しい親、子育てに自信のない親こそ、
共同して家庭塾にとりくんでほしいと思うんですね。
いつでも、どこでも、誰にでも、
やる気になれば、
いろいろな形をとってやることができるのです。
子育てとまちづくりと世直しを結ぶ
生きた教育共同体の芽
― それが家庭塾なのです。
(引用以上)
※ もうおわかりと思いますが、
「家庭塾(夕方塾)」には、
子どもの学力をたちまちのうちに
引き上げるというような即効性はありません。
気長にやり続けていくものです。
短い時間でいいので毎日やるのです。
その短い時間だけでも
集中できるような環境をつくってあげるのです。
それだけが親の役目です。
子どもが一人で自分の机で勉強できるようになるのは、
中学生後半になってからと言われています。
(ちゃんとできる子もいるでしょうが)
ですから、小学生の間はリビングでいいのです。
台所のテーブルでいいのです。
そばに親(安心できる大人)がいれば。
夕食を作っている間に
いっしょに近くで勉強する、というのでいいのです。
低学年からしつけると
よりスムーズに習慣になるとも言われています。
高学年だって大丈夫!
「人生、何かをやり始めることに遅いということはない」
ですからね。
「できることから」「良いとこ取り」でいいのです。
誰でも、どこの家庭でもできます!
※ とはいうものの、
夕方早くにおうちの方が帰れない場合もあることと思います。
そういう時に「がんばり塾プラス」を
利用してくれたらと思ったわけです。
「親に代わる大人」として、
この「がんばり塾」を少しでも利用してもらえれば、
こんなにうれしいことはありません。
もちろん「家庭塾(夕方塾)」が
各家庭で、子どもの友達を通じて
地域に広がっていくのが一番よいと思います。
その一歩手前の取り組みのひとつとして、
今の私にできることとして
「がんばり塾プラス」をやってみたいと思ったのです。
だから参加は自由。
予約なしの、無料です。
まさに我が家解放の時間帯です。
子どもたちがしっかり勉強できて、
おうちの方も安心できて、
私もうれしい・・・♪
まさにそんな
夢のような時間帯にできたらいいなと思っています。
どうぞ遠慮なくご利用ください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
実施にまでは至りませんでしたが、
『がんばり塾プラス』は、
私の心のなかで
ちゃんと生き続けています・・・。
小さな夢が、
私のなかで、
ひとつ
芽吹いたようです・・・♪
「がんばり塾」・・・最高!!!
(自画自賛♪)
ありがとうございました・・・。
◆この記事(おたより)の後に、
「日々雑感…ちょっとひといき…」のおたよりを書きました。
(o^-')b
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◆迷路脱出! 「うつ」との出会いから◆
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