中京記念 | カッツミーの競馬道

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 明日はサマーマイルシリーズ第2戦中京記念が行われる。

 

 マイルシリーズといっても今年は変則開催で小倉競馬場で行われる為、マイル戦ではなく1800m戦となるのだが、それでもマイルシリーズになるのかと突っ込みたくなるが、まあ仕方ないか。

 

 中京記念は以前は3月に芝2000m戦で行われていたが、2012年にサマーマイルシリーズが創設されてマイル戦となり現在の7月の中京開催に移行した。

 

 中京記念といえば、昔は高松宮杯や金鯱賞と並ぶ中京競馬場の芝中距離戦の名物レースで、かつてはオサイチジョージやレッツゴーターキンがここを勝ってG1ホースに登りつめたり、チョウカイキャロルやエリモエクセルのようにG1ホースが力を示したレースであった。また時期的に宝塚記念を目指す馬の登竜門となったり、G1では足りないオープン馬の受け皿になっているという都合がいいレースというイメージを私はもっていた。

 

 今はサマーマイルシリーズに位置付けられているが、大分趣きが変わってしまった。サマーマイルシリーズは安田記念やマイルチャンピオンシップのG1とは一線を画していて、G1ホースがほとんど参戦しない現状がある。それでも総が厚いマイルオープン馬が

しのぎを削り、ハンデ戦でもあり毎回混戦となり難解なレースとなっている。

 特に今年は小倉芝1800m戦のため2000m戦から参戦する馬もいて、マイル適性だけでは勝てないマイルシリーズとなり中距離馬にもサマーマイルの称号を得られるチャンスかも。

 

 今年の出走馬をみると、2月に同じ条件で行われた小倉大賞典の上位4頭が参戦し、さながら小倉大賞典の再戦となる感じだが、私が注目したいのはエルトンバローズだ。昨年の毎日王冠ではソングライン、シュネルマイスターのG1馬2頭に競り勝ち、次走マイルチャンピオンシップでも4着に健闘した。今回はトップハンデの59キロを背負うが、馬格もあり克服は可能だろう。今まで戦ってきたメンバーから大幅に相手は楽になっており、秋にビックタイトルを目指すのであればここは負けられない一戦となる。相手は上り馬セオや、1800m戦に良績があるアルナシームか?いずれこのなかから秋に飛躍する馬の誕生を見たいものだ。