今週末は東京競馬場でオークストライアルのフローラステークスが行われる。
フローラステークスは1966年創設のレースで、以前はサンスポ杯4歳牝馬特別と言われていたが、馬齢表記変更に伴い2001年からフローラステークスの名前になり現在に至っている。
距離も創設当初は1800m戦で行われていたが、1987年からは現行の2000m戦となっている。
牡馬クラシックとは違い、牝馬クラシックは桜花賞が1600m戦でオークスが2400m戦と一気に距離が800m延びる。そのため桜花賞では忙しい馬達が、桜花賞をパスしてフローラステークスをステップにオークスに臨んでいたものだ。
ダービートライアルの青葉賞組からいまだにダービー馬が出ていないのは有名なジンクスだが、フローラステークス組からは1984年のグレード制施行後、7頭のオークス馬が誕生している。
1986年メジロラモーヌ
1987年マックスビューティー
1989年ライトカラー
2001年レディパステル
2010年サンテミリオン
2021年ユーバーレーベン
2025年カムニャックである。
メジロラモーヌとマックスビューティーは桜花賞とそのトライアル報知杯4歳牝馬特別も制しており、春のクラシック重賞を4連勝した。サンテミリオンとカムニャックはフローラステークス→オークスと連勝した。
またこのレースの勝ち馬からは1990年のキョウエイタップと2017年のモズカッチャンが同年のエリザベス女王杯を制している。
私が思い出すのは2009年の勝ち馬ディアジーナだ。
ディアジーナの父は名ステイヤーメジロマックイーンで、すでにメジロマックイーンは亡くなっていたが、残り少なくなった産駒を当時応援していたものだ。
メジロマックイーン産駒らしからぬおしゃれな名前のディアジーナはこの春クイーンカップを制して、続くフラワーカップはヴィーヴァヴォドカを捕まえ切れず2着惜敗、距離適性から桜花賞をパスしてフローラステークスに臨んでいた。
2番人気に押されたフローラステークスでは好位追走から直線抜け出して見事勝利、重賞2勝目を挙げた。
続く本番のオークスでは3番人気に推されたものの、先行策から伸びきれずブエナビスタの5着に敗れた。
今年のフローラステークスはフルゲートに届かず、2勝馬も2頭のみの少し寂しいメンバー構成となった。
きさらぎ賞3着のラフターラインズやフリージア賞を勝ったファムクラジューズあたりが中心になりそうだが、このなかからどの馬がオークスに名乗りをあげるのか?開幕週の東京競馬場で好レースを期待したいところだ。