スウェーデンでは移民、難民のなかにイスラム教の人たちが大勢います。

彼等にとって大切な季節、ラマダーンは今年は数日前から始まったそうです。ムスリンのカレンダーは9ヶ月なので、毎年西暦から数週間づつずれていくのだそうです。

ラマダーンの間約一ヶ月は日の出から次の日の日の入りまで、太陽が出ている間は、断食です。



さあ、困るのはキルナなどの北スウェーデンに住む人たち。白夜ですから、ラマダーンを言葉通りに実行すると、これから一ヶ月間、飲まず食わずでなければな らない。どうするかで、議論にはなっていたらしいです。北の人たちは今まではストックホルムとかマルメとかに合わせたりしていたそうです。といってもメッカと比べれば随分短い 時間で真夜中に食事しないといけないわけだ。

先週、ストックホルムで北欧のイスラム教人の盛大な集まりがありました。そこで集まったお偉いさん達が、今年こそどうするかはっきりさせようと会議を開いたらしいです。スウェーデン放送局の人が取材してました。数時間後に会議から出てきた人を捕まえて、聞いてました。

いやー、やっぱり決議できなかったそうです。
アジア的なのかな。バシッと決めてしまうのは居心地が悪いみたいです。

ちなみにラマダンは冬でも回ってくるんですよね。
キルナの人たちそうしたら一日中食べていられるのかな。
これが問題になるとは聞いてません。