スヴェンが今夢中になっていること。
グローガウアー・リーダーブフを書き直して、パートを足しています。
例えばリュートが参加できるように、パートを作るのです。

北欧からコンニチワ-グローガウアー5
上から2番目のパートは今日書き足した部分です。
その下がC.F.でも一番上もいいメロディーだと思います。
北欧からコンニチワ-グローガウアー4
元になった楽譜。
ファクシミルじゃありません。
ちょっとズルしてる。
北欧からコンニチワ-グローガウアー2
ベーレンライターの本「ドイツ音楽の遺産」という物々しいタイトルです。

北欧からコンニチワ-グローガウアー3
最初のページ。
前にも書いたかもしれないけど、グローガウアー・リーダーブーフは15世紀の音楽を収集したものです。
教会音楽に始まり、後、世俗音楽が続きます。
宗教的なのも綺麗なものがありますが、なんといっても面白いのが世俗音楽の部分。
「猫の手」だの「狐の尻尾」などという題がついていたり、うら若い女性が年寄りと結婚しちゃって、それを嘆く歌「じじい、早くくたばらないかしら」なんていう歌詞がついていたり、道化者の歌ツァンナー・グライナー。「おい、ツァンナー・グライナー、お前なんて思う。お前のかみさんの口の中にキスするぞ。お前さんはそれをストーブの上に座って汗かいて見るぞ、そら、どう思う」なんてナンセンスのような、意味があるような歌が一杯あります。
そんなざれ歌なのに、3部声にアレンジされた曲は当時の作曲法の粋をいくような素晴らしいものです。
当時の人は一体どんなつもりで書いたんでしょう。いつも謎に感じます。

北欧からコンニチワ-グローガウアー1
スヴェン、さっき私の部屋に入ってきて、すごくいい曲見つけたから、聞きにきて。
この厚い本を片っ端から試しているみたいです。

スヴェンの部屋は釜じいの仕事場みたいです。
狭い部屋に、なんでも詰め込んで、手を伸ばせば届くようになっています。