大気の状態が不安定とは | 前田はおまえだ!ブログ

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フリーアナウンサー(お天気おじさん)前田勝久が
仕事のことや趣味のことなど自由気ままに綴ります。

リクエストをいただいたので、ここで説明してみます。

うまく伝わればいいのですが…。


まず、大前提として知っておいてほしいこと。

雲は上昇流が起こることによって水蒸気が凝結して発生します。

だから、何らかの方法で空気を持ち上げれば雲ができるんです。


さまざまな要因の中に「大気の状態が不安定」も含まれます。


では、本題。


下の写真に簡単な図です。

地上に30度の空気があるとしましょう。


その空気をそのまま上空1000メートルまで持ち上げます。

空気は上に行くほど冷えます。

仮に100メートルごとに1℃下がるとしますと、1000メートル持ち上げると20℃になりますね。


さて、その上空1000メートルには3種類の空気がありました。


ひとつは地上と同じ温度の30度の空気。

つぎに、持ち上げた空気の温度と同じ20℃の空気。

そのつぎに、持ち上げた空気よりさらに10℃低い10℃の空気。

30℃の空気と持ち上げた20℃の空気を比べると持ち上げた空気のほうが冷たいですよね。

冷たい空気は再び地上に向かって降りてきます。

つまり、空気は上昇しません。

この状態のことを「大気の状態が安定している」といいます。


一方、右側の10℃の空気と持ち上げた20℃の空気を比べてみると、

持ち上げた空気のほうがあたたかいですね。

暖かい空気はさらに上がっていきます。

つまり、空気が上昇します。

この状態のことを「大気の状態が不安定」というわけです。

「上空に寒気が入ってきたため大気の状態が不安定になっています。」

と予報士が言った場合、右側の状態になっていると考えられます。

言い方を変えると、地上と上空との温度差が大きいほど不安定度が増します。


逆に、上空の温度が一定な時、地上の温度が上がれば上がるほど不安定になりますがわかりますか?

それって、真夏の夕立が起こるメカニズムです。


実際は地上と上空の温度差だけではなく湿度なども絡んでもう少し複雑なんですが、

簡単に説明するとこんな感じです。

いかがなもんでしょうか????????


ペタしてね


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