ゴールデンウィークの車中泊旅行も

2日目(足かけ3日目)の朝を迎えた。

素泊まりだから、朝食の時間帯も寝て

いられて、超楽チン。

のんびり起きて、のんびり身仕度。

のんびり着替えて、のんびり出発。

さて、今日は何処に向かうか?


宿代を精算し、昨日の喫茶店の前を歩いて

駐車場へ向かう。

車に乗り、表通りに出てすぐ

ガソリンスタンドに立ち寄り、給油。

車のボディ-を触ると、結構ザラザラして

いたので洗車もすることに。










セルフ式のスタンドなので、洗車も

乗ったまま。

台風とゲリラ豪雨と爆弾低気圧を

一度にくらったような窓の外。

実は、この様子を動画でも撮影したん

だけど、ダチのテンションが爆上げに

なってしまい、ギャーギャー騒いでる

声が入ってしまったので、残念ながら

載せられません。

苦情は、ダチまでお願いします。


洗車が終わり、ボディ-の拭き上げを

するついでに、タイヤのエアチェックも。


さて。

やるべきことを終わらせたので、

今日は福島県の太平洋側へ。

交通量の多い国道4号線を通らずに

飯坂温泉方面から伊達市を目指す。


飯坂温泉駅前を通る。

有名な温泉地な駅の割には、すごく

小さな佇まいでビックリ。

あ。写真はありません。

各自で検索をお願いします。

駅前広場には『松尾芭蕉』の石像が。

詳しくは知らないけど、おそらく

『おくの細道』関係なんだろうね。


そのまま県道を駆使して、主要国道を

通らずに、伊達市を通る国道115号線

に出た。

あとはこの国道をひたすら行くと、太平洋

に出るはず。

道中に至っては、

広くなったり狭くなったり、

緩やかになったりキツくなったり、

登りになったり下りになったり。

そんな山間部を抜け切る手前で

宮城県との県境を越えた。

宮城県丸森町という町に入ってから

しばらくの間、口を突いて出てくる歌は

というと、

「♪ まるまる、もりもり、みんな食べるよ ♪

♪ つるつる、てかてか、あしたも、はれるかな? ♪」

という、分かりやすい結果に。

丸森町だけにマルモリソング。

実に分かりやすい。

実に単純明快。

実にオヤジギャグ。



そうこうしているうちに、

車は国道6号線に出た。

進路を右に取る。



次第に口数が減るオイラたち。

何故ならば、この辺りも含め、東北の

太平洋沿岸地域は、あの忌まわしい

東日本大震災の被災地なのだ。

そして、これから向かおうとしているのは

地震により事故が起きた東京電力の

福島第一原子力発電所がある地域だ。

オイラは、このブログでも何度か書いた

けど、あの大震災以来、あの辺りにいた

知り合いと連絡が取れていない。

その確認も含めて、相馬市~いわき市を

走ってみることにした。

前回、1人で来た時は原町辺りから先には

行けなかったけど、ずっと通行止めだった

エリアも、国道6号線に限り原発付近も

通れるようになっているので、

このまま東京まで続いている。


まずは、こっち方面に来た時には必ず

立ち寄るラーメン屋さんに、朝食と昼食を

兼ねて行ってみることにした。


宮城県から再び福島県に入り、相馬市へ。

時折、左側に見える太平洋をチラチラ

見ながら進む。

オイラが気にかかっているエリアも、

これから行くラーメン屋さんも、

相馬市よりも原発により近い、

南相馬市にある。

もし営業中なら、赤いネオンが左側に

見えて来るはず。


ほどなくして、相馬市から南相馬市に

入った。

大震災以前は、車の数もかなりの台数が

走っていたんだけど、今はすれ違う車も

まばらで、ほぼ地元の車。

ちょっと心配になる。


「あ!」

ラーメン屋さんの看板が見え、その下には

『営業中』のネオンサインが光っていた。

まずはホッとする。

そして駐車場へ。

以前は、長距離トラックがたくさん

停まっていた駐車場が、昼飯タイムだと

いうのに、ちらほら程度しかいない。

逆に、復興作業なんだろう、ダンプカーが

たくさん停まっていた。

とりあえず店内へ。

「らっしゃいぁせ~!」

店員の掛け声に迎えられ、セルフサービス

の水を汲んでテーブルに着く。

厨房を覗くと、オイラの知っている顔ぶれ

ではない。

一抹の不安がよぎる。

しかし、聞けないよなあ。

以前いた人は?  なんて。


とりあえずオイラは、ネギチャーシュー麺

のセットをオーダーした。

ネギチャーシュー麺 + 餃子 + 味付け玉子

+ ライス + キムチ。

コレがセットメニュー。

結構なボリュームである。



ライスとキムチと味玉は、セルフなので

自分たちで取りに行く。

個人的に、ここのライスが大好きで、

ヘタしたら、ラーメンよりも好きかも。

だからいつも、茶碗にギューギューの

パンパンによそってしまう。

1杯目はタダだから、ギューギューの

パンパンに。

お店の人。ゴメンなさい。

でも好きなんです、ここのライス。

ついつい、マンガに出てくるような

ライスのように、思わずてんこ盛りに

してしまう。

それくらい好き。



店の外も中も、置いてあるマンガの種類も

もちろん、ラーメンやライスの味も

以前と何ら変わらないのに、店員さんの

顔ぶれだけが違う。

何か、他のラーメン屋さんに来たみたいで

すげえ違和感。


ダチとそんなことを話ながら食べる。



時間帯が昼飯時ということもあって、

結構混んでいた。

でも、ほとんどがダンプカーの運転手。

きっと彼らは、復興作業の人たち

なんだろうね。


働いていた従業員の顔ぶれが違っていた

のは気になるけど、とりあえずお気に入り

のラーメン屋さんが営業していて

ホッとした。


さて、次はラーメン屋さんより南側の

南相馬市の鹿島地区(旧  鹿島町)に

向かう。

この辺りが、知り合いの家が1番多い。

まずは、知り合いが多く働いている

会社に行ってみた。

会社に近づくと、ゴールデンウィークとは

いえ、平日なので、普通に仕事をして

いる。

とりあえず会社は営業していて一安心。

次に、従業員の駐車場を覗く。

彼らの車はあるか?

まあ、買い換えている可能性もあるけど

一応見てみた。

見覚えのある車も何台かあったけど、

実際問題、分からん。

結局、大した確証もないまま、そこを

後にした。

オイラたちは休みだけど、彼らは

仕事中だしね。


そこを離れて、さらに原発方面へと向かう

と、脇道に見覚えのあるトラックが。

ヤツらの会社のトラックだ。

あのトラックの運転担当は、あの人だ。

会社を辞めてなければ、あの人に

違いない。

けど、あの人じゃないかも知れない。

確証も持てないし、戻るのも何なので

勝手に『ヤツらは無事だった』と

決めつけて、鹿島町を後にした。



だんだん原発エリアに近付くにつれて、

一般車の数も極端に減って来た。

ということは、この先のエリアには

住民がいないことを意味している。

時々すれ違うのは、復興作業のダンプカー

や、福島県警察以外のパトカーだけ。

おそらく、ゴーストタウン化した町の

パトロールで県外から応援に来ているの

だろう。

熊本県警と山形県警と愛媛県警の

パトカーを見たね。

ちなみに、スゲー違和感。


さて、いよいよ原発間近なエリアに。

少し前に来た時には、通り抜けられ

なかった国道6号線を南下する。

確かに国道は通り抜けられるように

なったけど、本当に【通り抜ける】のが

目的の開通だった。

店舗は全て休業、もしくは廃業。

脇道や路地は、すべて鉄柵やバリケードで

遮断されている。つまり、どこにも

寄れず、どこにも曲がれず、ひたすら

いわき市方面を目指すしかない。

その代わり、信号機は全て点滅状態に

なっているので、さしずめ、

『制限速度の低い高速道路』みたいな

感じだろうか。


しばらく行くと、点滅信号ではない

交差点に出た。見ると、左(海側)に

曲がれるようなので、曲がってみた。

そこは、東京電力福島第一原子力発電所の

入口だった。





看板の通りだと、この先1.5kmの所に

あの日の震災で津波を被り、放射能を

ばら蒔いた福島第一原発がある。

とりあえず、行ける所まで行ってみた。


この看板から200mくらい進んだ所に

ゲートバリアがあり、普通の格好をした

ガードマンが、通行証のチェックを

していた。

通行証なんて持ってないオイラたちは

当然、門前払い。Uターンを強いられる。

ま、そりゃそうだよな。

仕方なく、先ほどの看板まで戻り、

空気中の放射線量を測ってみた。



スゲー!!!!

驚異の7.77μsv/h!!!

(7.77 マイクロシーベルト と読む)

しかも777!!!

(スリーセブン  と読む)

まったく、ラッキーなんだかアンラッキー

なんだか、よく分からん。


てか、この計測器。ダチのなんだけど、

【誤差  ±20%】とか書いてあるじゃん。

つーことは、この計測器を信用するなら

実際は最大で9.324μsv/h、最小でも

6.216μsv/hの放射線量を計測して

いることになる。


大丈夫か? 福島第一原発。

大丈夫か? 普通の格好のガードマン。

大丈夫か? オイラたち。


そして大丈夫か? このアバウトな計測器。



何となくヤバそうな気がしたので、

早々にそこを立ち去ることにした。

ダチはビビって車から降りなかった。

でも窓は全開。意味ねー。


現在、もっと放射線量の高い原発に

携わって頑張ってる人たちには

改めて頭が下がる思いです。



国道6号線をさらに南下すると、

福島第二原子力発電所の入口があった。

ここも途中までは行けるみたいだったけど

やめておいた。

さらに南下して双葉町に入ると、町が

完全に機能を停止しているのを感じた。

スーパーマーケットも一般個人商店も

コンビニもガソリンスタンドも

会社も住宅も学校も、全てが無人。

国道沿いにある双葉警察署も完全封鎖。



この警察署は、さらに南下した

道の駅 ならは』を仮庁舎として

稼働していた。

一般営業はしていないけど、トイレと

自販機は一般人も使用可能だった。

さらに南下すると、ようやく町に活気の

色が見えてきた。

地元民もいるし、店も営業している。

少しづつではあるけど、元の町の姿に

戻りつつあるのかな?


ただただ復興を願うばかりです。



道の駅 ならはを出て少し進むと、

海岸沿いに出た。

ほどなくして、いわき市に入った。

2人とも何となく海の幸が食いたくて

辺りをキョロキョロ見ていると、

道の駅 よつくら港』が目に入った。

すかさず、駐車場へ。

けど、駐車場が結構混んでいた。

てことは、おそらく店内も混んでいるん

だろう。

海の幸をソッコーで諦め、さらに市内へと

向かう。

街の中心部まで来た時、ダチがポツリと

言った。

「温泉、入りたいなぁ」

確かに。

時間的には、そろそろ今夜の寝床を

決めないとならない時間だ。

ダチが助手席で温泉の検索を始めた。


「市内の外れに『極楽湯』ってのがある」

「んじゃ、ソコ行ってみっか」

「でも、その前にマックシェイクが飲みたくなった」

「なんじゃ、そりゃ」

とか何とか言いながら、マクドナルドの

ドライブスルーへ。

この旅の恒例になりつつある、

マクドナルドの飲み物だけの

ドライブスルー利用。

マックシェイクを啜りながら、

極楽湯に向かう。

まだ半分も飲んでいないのに到着した。

結構混んでる感じ。

駐車場が、ほぼ満車だ。

一応、中の様子を覗きに行ってみた。

結構わちゃわちゃしている。

仮眠室もないし、午前1時に強制的に

出されちゃうみたい。(閉館:午前1時)

マックシェイクを啜りながら、改めて

仮眠室のある温泉施設を検索した。



あった。

今いる極楽湯より、さらに南下。

一応福島県だけど、ほぼ茨城県。

いわき湯元や、いわき勿来(なこそ)に

近いエリア。

国道6号線沿いにある

勿来温泉 関の湯】だ。




いわゆる『健康ランド』のような施設で

丸々24時間利用というわけには

行かないが、土日や休日前は仮眠室が

朝まで利用出来るということで、

ココに決めた。






実は、個人的にはココを知ってはいたんだ

けど、仕事で来た時はいつも素通りして

いたので、中に入るのは今回が初めてだ。



受け付けで入館料を支払うと、

タオルとバスタオル、館内着の入った

トートバッグと、番号(バーコード)の

ついたロッカーキーを渡された。



今後、退館するまで、館内の95%を

このキーナンバー(バーコード)で

支払うことになる。

とりあえず、今着ている服を脱ぎたいので

さっそくロッカールームと風呂場のある

3階へ、エレベーターでレッツゴー!


・・・と言いたいけど、ここから先は

プライバシーなんちゃらとか、

個人情報保護なんちゃらとかの関係で

毎度おなじみの撮影禁止モードなので

施設の画像は【関の湯  ホームページ】を

ご覧ください。

太平洋健康センター 勿来温泉  関の湯
       ↑
      クリック


基本的に浴室はもちろん、館内では

あまり撮影がよろしくないようで・・・。

おまけにゴールデンウィークのど真ん中。

どこにカメラを向けても、誰かしらが

写り込んでしまう。

てことで、館内施設の画像は、関の湯の

ホームページでご確認ください。



お風呂場、洗い場を除くと、普通の大風呂

やサウナはもちろん、薬湯、露天風呂、

ジェットバス、水風呂、打たせ湯、

マッサージバス、スチームサウナ、

等々。

それらを2時間ほど堪能して風呂から

あがり、定番の牛乳を飲む。

腕に着けたバーコードを販売機にかざすと

商品が購入出来る。

いわゆる『キャッシュレス』だ。

館内の販売機のほとんどが、この方式だ。

キャッシュレスだから、

ついつい買っちゃうね。


湯上がりの後は、腹ごしらえ。

何軒かあるレストランを見て回る。

結局、一番長居出来そうな店にした。


メニューを見ると、食事もさながら、

つまみ系が多い。

まずは飲み物。

オイラはノンアルコールビール。

ダチはレモンハイ。



つまみは、


だし巻き玉子。




揚げだし豆腐。




タコの唐揚げ。


とりあえず、コレで乾杯!

料理を運んできたおばちゃんは、

腕に着けたナンバーを控えて行った。

ここもキャッシュレス。


このレストランを出る時には支払いが

ないので、ついつい注文し過ぎそうで

ちょっと心配。

多少の疲れと風呂上がり。

飯も美味いし飲み物も美味い。

店の雰囲気も客層も悪くない。

ダチとの会話も弾み、

長い夜になりそうだ。




その⑥につづく


(。・ω・。)ゞ






さて、米沢牛を食らうべく、

福島県を後にして、山形県は米沢市に

やって来ました。

実は、ダチの奥さんの親戚だか

いとこだか知り合いだか何かが

山形県にいるらしく、時々山形県に

来ているらしい。

そして米沢牛も何度か食ったらしい。

オイラも米沢市には何度も来てはいるけど

全て仕事絡み。

のんびり肉など食ってる暇などなかった。

今回が『初 米沢牛』だ。



ステーキ~♪

ハンバーグ~♪

しゃぶしゃぶ~♪

焼き肉~♪

ローストビーフ~♪


夢は膨らむぜ!



ふなっし-の案内で、米沢駅を目指した。



やがて両側に米沢牛関係の店が建ち並ぶ

駅までのメインストリートに出た。

あちらこちらの店に『米沢牛』の文字が。

テンションも揚がるぜ!


が、その揚がり切ったテンションが

一気に下がる現実を目の当たりにした。

「た、高えぇ~!!!!!」

何となく高いとは思ってはいたけど、

想像の倍の値段。

貧乏旅行には高嶺の華的な値段。

でも逆に、それだけ高いなら

絶対に美味いはずだと確信。

とりあえず、突き当たりの駅まで

行ってみて、その間にあるリーズナブルな

店に入ることにした。

店前に出ているメニュー看板を頼りに

いろいろ見て周った。


で、結局決まらないまま駅前ロータリー

まで来てしまった。

仕方なく、駅舎をパチリ。




勝手な想像で、もうちょっと牛っぽい

駅舎を想像していたので、ちょいと

期待外れ感が強い。


駅前ロータリーの駐車場に車を停め、

ふと振り返ると、何処かで見たような

看板が目に入った。




新杵屋】だ。

こんな駅前ロータリーにドンと建って

いるとは思わなかった。





新杵屋と言えば、コレでしょう。








全国の駅弁が集う、

『全国駅弁フェア』の常連にして

常に上位にランクインしている

【牛肉 どまん中】弁当。

コレを見た瞬間、昼飯は決まった。

一応、米沢牛だしね。

さっそくダチの分と2個お買い上げ。

貧乏旅行にしては、まあまあなメニュー。

店で食うのは、またいつか。


米沢駅を出てすぐ、ダチが、

「あ! 力持ち!」

と言うので、オイラは大相撲の力士でも

歩いてるのかと思い、辺りを見回したが

それらしき力士はいない。

てか、あまり人が歩いていない。

「何処に力持ちがいるんだ?」

と聞くと、ダチが指を指して

「違うよ。アレだよ、アレ」

と1軒の店を示した。

見ると確かに看板には『力餅』の文字が。



「山形に来ると、必ず買うんだよ」

そうダチが言うので、買いましょう。

『力持ち』ではなくて『力餅』。

本名は【峠の力餅】というんだそうだ。

峠の力餅というネーミング。

東京住まいのオイラにとって、

すぐに思い当たるのが、この米沢の力餅と

群馬県と長野県の県境にある、碓氷峠の

力餅だね。

どちらも【餅米+こし餡】なんだけど、

碓氷峠の力餅は、こし餡が外側の

『おはぎタイプ』。

米沢の力餅は、こし餡が中側の

『大福タイプ』。

どちらも美味し!








峠の力餅



さ、腹も満たされたので、今度は

温泉探し。

すると、ダチから今回の旅のコンセプトを

根底から覆す衝撃的な一言が。

「仮眠出来る温泉を探そう。仮眠室のある

 所がいいな」

アレ・・・?

車中泊は・・・?

まあ、ずっと運転しているオイラを

気遣ってくれたのか?

はたまた、自分が手足を伸ばして寝たい

のかは定かではないが、とりあえずは

その意見には賛成だね。

てことで、米沢駅からすぐ近く、

国道13号線沿いにある

鷹山の湯】へ。








ここの湯は『光明石温泉』と言って、

地下から涌き出る温泉ではなく、

石から染み出る温泉成分をお湯に混ぜた

いわゆる『人口温泉』だ。

しかし、効能は天然温泉とあまり変わらず

温泉扱いとされているらしい。

とりあえず入店。



一見、ホテルのロビーみたいな造りの

受け付けで料金を支払い、脱衣場へ。

あ。

ちなみに、ここから先は諸事情により

写メありません。

文面と想像でお楽しみください。



全国にある『スーパー銭湯』を3ランク

くらいアップさせたような感じの館内。

風呂場も定番の風呂から、薬湯、寝湯、

バイブラ、サウナ、水風呂、

露天風呂なんかがある。

2時間ほど風呂を堪能して、

ロビーに戻る。

そして、風呂揚がりの定番、

『白牛乳&コーヒー牛乳』を買う。




昔ながらの封の仕方がノスタルジック。

(ビニールの帽子に紙のキャップ)

まず白牛乳をやっつける。

首にタオルを掛けて仁王立ち。

腰に手を当て、一気にぐい飲み。

プハーッと口から瓶を離すと

鼻の下にはお約束の白いヒゲ。

続いてコーヒー牛乳。

こっちは座ってクピクピ。

グビグビではなく、クピクピ。

半分ほど飲んだところで、またしても

ダチの衝撃的な一言が。

「ホテルか旅館にでも泊まるか?」

へ? マジで?

「ここ、仮眠室ないしさ」

まあ、確かに。

「サウナとかカプセルホテルとか、

 ビジネスホテルとか。要は、ゆっくり

 寝たいし」

まあ、確かに一理あるんだけど、

旅の基本である『車中泊』は?

とか言いながら、無意識のうちに

スマホで宿泊施設の検索を始めるオイラ。

ダチも同様。

しかし、時はゴールデンウィークの

ド真ん中。飛び込みで泊まるトコなんか

あるんかいな?

2人してスマホで同じようなサイトを

検索した結果、3~4軒のビジネスホテル

を探し出した。

でもやっぱ高い。

仕方なく再度検索。

すると、素泊まりで4000円の宿を

福島市内に発見。

ダチは早く布団で寝たいらしい。

さっさと移動することを提案。

まあ、その意見には賛成だね。

ってわけで、山形県と福島県の境にある

栗子峠を越え、福島県に戻った。


ふなっし-の案内で宿に到着した。




旅館【やまと】。

まあ、その、うん、素泊まりなら

それなりな感じだね。

駐車場が離れているので、そこに停めた。





旅館まで歩いて戻る途中に、ふと見ると

喫茶店があった。

宿の部屋が禁煙なので、この喫茶店で

アイスコーヒーと共にタバコを纏め吸い。





部屋に戻って、米沢駅前で買った

峠の力餅を晩飯代わりに食べる。

その直後、ダチは速攻で布団に潜って

しまった。


部屋はシングルの和室の壁をブチ抜いて

3部屋を1つにしたみたいだ。

だから、部屋の出入口が3つもあるし、

テレビもエアコンも2台づつあるし。


まあでも、とりあえず寝るだけなので

あまり気にせず早々と寝ることにした。



とは言うものの、時刻は午後6時。

いくら寝不足とは言え、そんなに

早い時間からなんて寝れねーよ。




仕方なくスマホをイジってると、

アレ? 自然と瞼が・・・。






おやすみなさい・・・。





その⑤につづく


(。・ω・。)ゞ








JR会津若松駅でダチを乗せ、

『朝ラー』をするために

喜多方市に向かう。

朝ラーとは、朝からラーメンを食べる

ということ。

朝にシャンプーするから『朝シャン』。

朝にラーメンを食うから『朝ラー』。

同じ意味やね。

で、せっかく会津に来たのだから

喜多方ラーメンを食わねばね。

てことで、一応、行きたい店の第一候補は

喜多方ラーメン発祥の店と言われている

老舗中の老舗『ばんない』に

行きたかったんだけど、この日は

木曜日ってことで定休日。

すげえ残念です。

でも、一応念のため店までは

行ってみました。

でもやっぱり定休日。




店の入口にはデカデカと赤い文字で

『本日休業』

とあった。

実に残念です。

ちなみに、ばんないの隣りにある

』は、朝ラー営業中だったんだけど

満席。さすがは人気店。

ましてや、ばんないが休みとなれば

尚更でしょう。






ダチいわく、初めから入店を決めていた

店があった。

これまた人気店の『あべ食堂』だ。





角度を変えて、もう1枚。





この辺りは、人気のラーメン店が

ぎっしり軒を連ねている路地なので、

店から目一杯離れても、入口の暖簾と

看板が一緒に収まりきらないほどの

狭い道なのだ。

あべ食堂の前に限らず、このラーメン街を

うろついて、ラーメンの食べ比べと称し

はしごラーメンをするなら、

レンタルサイクル(貸し自転車)が

便利だろう。


で、さっそく店内へ。

朝10時だというのに先客がいる。

聞けば、朝7時から開店しているらしい。

朝7時から開店している人気店。

朝10時に来たオイラたちは何人目の

客なんだろうね?

メニューも、何でもアリみたいなのと

違い、少なめでいい感じ。

オイラはチャーシューメンを、

ダチは普通のラーメンを、それぞれ注文。

ラーメンを待つ間にも、結構客が来る。

さすがは人気店。

で、待つこと15分。

コレが来ました。





コレはオイラが注文した

チャーシューメンです。

一般的によく見るチャーシューという

イメージとはちょっと違う。

豚のバラ肉に見える。

でも、食べるとしっかりとチャーシュー。

コレが10枚くらい入っている。

醤油ベースのスープと中太のちぢれ麺が

よく絡んで美味い。

具も、チャーシューとネギとメンマだけ。

シンプル・イズ・ベスト!

食べ進めるうちに、ふと思う。

『このスープ、ライスに合うかも・・・』

個人的には、他の店でも食いたかったから

腹に余裕を持たせないと、と思ったので

ライスは止めておいた。

でも結局、ラーメンはこの店で終了。

まあ、ダチが少食ってのもあるけどね。


さて、店を出て、フラリと駅に向かう。

特に意味がある訳ではなかったけど、

何となくダチの『鉄人魂』に触発された

のか、駅舎の写真を撮ろうと思ってね。





喜多方駅です。

喜多方市は、喜多方ラーメンも有名だけど

【蔵の町】としても有名。

写真は撮ってないけど、ラーメン街にも

たくさんの蔵が建ってたよ。

ラーメンを食べた『あべ食堂』の隣りにも

蔵が建ってたし。

(店の2枚目の外観画像を見てみてね)

そんな蔵をイメージした感じの駅舎だ。



朝、新津駅の写真を撮った時から

何となく決めていたのかも知れない。

立ち寄って何かした街の駅舎の写真を

撮ろうとね。

鉄人と一緒に行動すると、こうも影響

されるもんかねぇ。 笑



さて、腹も満たされて、天気もいい。

基本的に『行き当たりばったり』が

この旅のコンセプトなので、次の行動が

決まってない。

するとダチが、

「昼飯か晩飯は肉にするか」

とか言い出した。

「この辺だと【米沢牛】だな」

とか言ってる。

マジか!?

米沢牛なんて食ったコトねーぞ!?

前日から何も食わず寝ないで走りっ放し。

しかもラーメンで腹一杯。

天気もいいし。

結構眠かったけど、『米沢牛』の一言で

眼がシャキ!

っつーコトで、次は山形県の米沢市に

向かうコトになりました。



その④につづく


(。・ω・。)ゞ








我が家を出発してから約30分。

やっとのことで行き先が決まった。

新潟県の新津。

JR磐越西線の新津駅。

新津駅を午前6時10分に出る

福島県会津若松市のJR会津若松駅行きの

始発電車に乗る、ってのが

この旅の最初の目的。

そうと決まれば話は早い。

新潟県の新津に向かうため、

国道17号線を、ひたすら下る。

前回、立ち寄ったりして夏休みブログにも

書いた、

群馬県渋川市にある

永井食堂』や

新潟県湯沢町にある

雪ささの湯』や

貝掛温泉 そうめん流し』や

湯沢町 道路ステーション』や

塩沢町にある

道の駅  南魚沼  雪あかり』を

全て通過。

万が一、気になる方がいたら、オイラの

ブログ(去年の9月)を読み返して

みてください。


さて、石打地区を抜け、南魚沼市に入る。

国道17号線沿いには、

上越新幹線の浦佐駅がある。

この浦佐駅は、田中角栄 元総理大臣の

働きで出来たということで、

国道に面した駅前ロータリーには

田中角栄の銅像が建っている。





しかも、ただ建っているのではなく、

新潟県といえば日本有数の豪雪地帯。

そんな豪雪にも埋もれることのないよう

きちんと考えられている設計。




かなり高い台座に、屋根まで付いている。

これで雪が降っても埋もれることはない。

すごいですねぇ~。


角栄先生の撮影を終えて、再び新津駅を

目指して17号線を下る。

長岡市に入ると、東京から続いていた

国道17号線が終わり、自動的に

国道8号線に切り替わる。

この頃から少しずつ空が白み始めてきた。

そろそろ国道ともお別れ。

ここから先は、ダチの愛車に装備された

カーナビ(ふなっし-バージョン)に

新津駅までの案内を託す。

『この先、右なっし~!』

『1km先を左なっし~!』

などと、ふなっし-にナビゲートされ、

予定時刻にほぼ近い、5時に新津駅に

到着した。

駅近くのコンビニで時間を潰し、

6時ちょい前にダチを降ろした。



※ 写真は、ダチを降ろした後に撮影。



始発電車は6時10分に出るらしい。

会津若松駅に着くのが8時半頃らしい。

てことで、オイラは1人でダチの愛車に

乗り、一路、福島県は会津若松駅を

目指すのでした。

国道49号線に出たら、ひたすら東に

向かう。

途中、何度か睡魔に襲われたが、

その度に、ブラックブラックガムやら

フリスクやらホールズやら

眠眠打破やらを大量摂取して

睡魔と格闘。

ゴールデンウィーク中とは言え、

普段の日なので、通勤車が結構走ってる。

それも、かなりのハイペースだ。

本来なら、景色でも眺めながら

ゆっくりのんびり走りたかったけど、

いつの間にか通勤車のペースに

巻き込まれ、山道を爆走。

曲がりくねったワインディングロードを

バトル&バトル。

眠気は、いつしか何処かに吹き飛んだ。

プチ『イニシャルD』みたくなった。

まあ、個人的にはこういう

シチュエーション、嫌いじゃないのよ。

でも、ダチの車で無茶出来ないから

ある程度まで遊んで、戦線離脱。



バトル中に、いつしか新潟県と福島県の

県境を越えていた。

コンビニで小休止。

朝のコンビニは通勤通学の人たちで

すげえ混雑している。

ダチの車にあったスマホの充電器の

調子が悪かったので、ブラックコーヒーと

一緒に充電器を購入。

ブラックコーヒーを一口飲んで、

再び会津若松駅を目指す。



ふなっし-(カーナビ)の道案内通りに

進み、若干の通勤渋滞に遭遇しながらも

JR会津若松駅に到着した。





お城をモチーフにしたような駅舎。

(たぶん鶴ヶ城かな)

駅前ロータリーの有料駐車場に車を停め、

駅に着いたコトをダチにメールすると、

『到着まで、あと30分くらい』

との返信。

バトルの成果だろうか。オイラの方が

早く着いた。

ダチが来るまで駅前を散策。

車を停めたすぐ後ろにあったのが、コレ。




巨大な【赤べこ】。

赤べこは会津地方の郷土品で、

べこ=牛

赤い牛だから赤べこ。

赤には魔除けの意味があるらしい。

オイラの家にも赤べこがある。

母方の伯母さんが会津の出身者だから

赤べこと会津味噌は普通に家にあったね。

ちなみにこの赤べこ。

本物と同様、頭もちゃんと動きます。

参考までに。

今、ダチが乗っている磐越西線にも

赤べこをモチーフにした列車があるよ。





赤べこの向かい側には、これまた会津では

お馴染みの【会津白虎隊】の像。




会津白虎隊については、今更ながら

説明は不要でしょう。

まあ、気になる方は、

【会津白虎隊 会津藩 戊辰戦争】

なんて言うキーワードで検索してみては

いかがでしょうか?



会津白虎隊像の横には、今まさに

ダチが乗っている磐越西線を走る

【C57形蒸気機関車『貴婦人』】の

車輪の実物があった。





『C57形蒸気機関車・貴婦人』に

ついての詳細は、ウィキペディア等で

ご覧ください。

ちなみに、ウィキペディアでは

貴婦人の画像と汽笛の音が楽しめます。


ダチの乗った電車が到着するまで、

まだ少し時間があるので、僅かでも

仮眠しておこうと思ったけど、

とんでもなくいい天気なので、太陽の

陽射しがハンパない。

とてもじゃないけど寝られそうにない。

諦めて眼を瞑るだけにした。


定刻通りに電車は到着したのだろう。

8時半過ぎにダチと合流。




こんな切符で



こんな電車に乗ったらしい。

確かに、見た目は味があるね。

よく分からんけど、鉄っちゃんなら

萌えるんだろうね。



その③につづく



(。・ω・。)ゞ







2015年。世間一般でいう

4月29日から5月6日までの

ゴールデンウィークの谷間を使い、

去年の夏休みに一緒に旅行に行った

友達と、東北方面へ旅行に出ました。



※ 一緒に行った友達のことは、便宜上、

  以後【ダチ】と表記します。



この車中泊という旅のコンセプトである、

・好きな時に

・好きな所で

・好きな時間に

・好きなことをやり

・好きなモノを飲み食いし

・温泉に入り

・鋭気を養う

というコンセプト。

元々はダチが言い出したんだけど、

前回の旅同様、今回もダチの愛車にして

オイラたちの宿となる、平成8年式の

『トヨタ‐ライトエース』で

目的地も定まっていないまま、

29日の夜22時(午後10時)に、

『今いる場所より北』という、

ザックリとした感覚で我が家を出発。






とは言うものの、この時点で、行き先も

何も、明確なモノは何1つ決まってない。

決まっているのは、5月3日に

ダチの家に親戚が来るというので、

その前日の5月2日の午後9時までに

家に帰る、ということだけ。

世間的な休み(カレンダーの赤い日)を

あえて外し、30日から2日までの

3日間を選んだ。

コレが連休の谷間。

まあ、オイラが29日や3日から6日まで

普通に仕事だからってことも

あったんだけどね。






初めは、新潟 ~ 福島 ~ 茨城  という

ルートを周る予定だったんだけど

急にダチが

「あまちゃんに会いたい!」

「夏ばっぱに会いたい!」

「うに丼が食いたい!」

「生牡蠣が食いたい!」

リアス線に乗りたい!」

とか言い出して、急遽、岩手県の久慈に

行くことになったのです。

揚げ句の果てには、

八戸線に乗りたい! しかも始発!」

とか言い出して、テンションMAXに。

い、今から八戸・・・?

八戸って青森県だよ?

しかも始発・・・?

「始発って何時?」

「確か、5時半くらいだったから、

 5時くらいには八戸駅に着きたいな」

マ、マジ・・・か・・・!?

前回の夏休み旅行の時もそうだったけど、

車はダチのなんだけど、運転するのは

オイラなんだぜ?

東京から全線高速道路で

ノンストップ&ノントラブルで

行っても厳しくないか・・・?

現在地から700kmはあるぜ?

おまけに、

「あ!ETCカード忘れた!」

とか言い出して、高速道路は

不使用ってことに。

オールベタ走り(全線一般道路走行)で

間に合うわけないじゃん!

結局、オイラのETCカードを使うことで

落ち着いた。



ちなみに、今回の旅行の主導権は

ダチにあるので、決定したら

行くしかない。

でも一応言ってみた。

「高速料金とガソリン代で、今回の

 旅行の予算の3分の2が消えるけど

 それでも八戸に行く?」

とね。

確かに、冷静に考えれば無理無謀で

あることは誰でもわかる。

所持金と旅行日数、おまけに帰宅時間まで

制約されている訳だから。


一応、方向的には久慈・八戸方面に

向かっていたんだけど、

ダチが最終的に下した判断は、

「北は北でも、新潟に向かう」

磐越西線の始発電車に乗りたい」

という、コレまたプチ難題。

現在時刻は22時半くらい。

一応聞いてみた。

「始発って何時?」

「6時くらいだから、余裕を見て

 5時半くらいには着きたいね」

はあぁ・・、了解です・・・。

まあ、新潟までなら300kmちょい。

オールベタ走りでも6時間ありゃあ

何とかなるだろうからね。

んじゃ、まあ、向かいますかね。

磐越西線の始発駅である新津駅へ。



その②へつづく

(。・ω・。)ゞ