自分ヒストリー
2回目。
前回に引き続き
避暑地でのアルバイトのお話。
今回はお世話になったシェフについて。
働いていたレストランは
8月は友人やカップルなどの少人数でご来店するお客様が多かったんですが
9月になると普段は静かなんですけど婚礼が入ったりするので、同じタイミングでたくさんの料理を提供しなければならず、その為助っ人のシェフがやってきました。
その方は
見た目が長髪、髭面、恰幅が良い
と多くの人がイメージする洋食の料理人で
いつもニコニコしているような方。
元々いるレストランのシェフは
寡黙でオーラがあってイメージ的には和食の料理人みたいな方(実は気さくでとても素敵なんです。)
見た目も雰囲気も対象的だったんですが、お二人ともにすごく可愛がっていただきました。
ただお二人とも立場的には上の方なので普段そんなに話す機会はなく、
ただただお仕事ぶりを端からみていていてかっこいいなって思っていたんですが、
ある時、恰幅の良いシェフから
『休みの日、やる事ないならドライブでも行くか?』
と誘っていただき、
嬉しさと共にドキドキしましたが
シェフというお仕事をしている人のプライベートな部分にも興味があったので
ワクワクしながらご一緒させていただきました。
そして、当日。
まずびっくりしたのが
自家用車。
英国の有名な自動車
でした。
外車に乗るのがこの時初めて。
小さい時、車好きだったので
これだけでワクワクしましたね。
標高が高い所を高速道路で走っていったので
雲が近かかったり、雲を突き抜けたんじゃないかっていうような感覚で2時間ぐらい走って
連れて行ってもらったのはシェフの知り合いが働いている避暑地のレストラン。
コース料理を食べるのも初めてでしたし
シェフと一緒に食べたからか
メニューにない物を出してもらった記憶がありますし
とにかく美味しくて感動しました。
レストランでご飯をご馳走になって帰る
出来事だけを羅列するとそうなりますが
レストランや行き帰りの車の中で色々な話を聞かせていただいて素敵なランチ以上にそのお話が何よりのご馳走でした。
その中で今でも印象に残っているのは
プロはただで仕事をするな。
という言葉です。
当時聞いた時は、意味としては理解できましたが本当の意味が全然わかっていませんでした。
あれから数十年経ってやっとというか
最近意味が理解できるようになりました。
あの車の中で、いつかシェフに恩返ししたいなって思ったんですが全く出来ずで今に至っております。。。
そのレストランで働いたのは期間で言うと1ヶ月半ぐらいだったんですが、
後の自分の価値観や生き方に多大な影響を与えてくれた素敵な時間であり出会いの場でした。
この期間で印象的なことがまだあるので
また書きます。
ではまた☆
☆本日の勝手に親近感☆
『コンビニスイーツ』
標高が高い所を走っている時
雲の間を抜けていくそんな感覚でした