今回の日韓外相会談に関して、もと在特会会長の桜井誠氏のツイートが話題になっています。


桜井誠
‏@Doronpa01
慰安婦問題の最終決着を図る日本政府ですが問題山積です。日本側は総理が直筆のお詫びの手紙を出すとのこでですが、明らかに虚言を弄している売春婦に対してまで行うのでしょうか?であれば日本は売春婦の虚言を認め、河野談話の時と同じく下げなくても良い頭を下げて百年の禍根を残すだけです。


桜井誠 ‏@Doronpa01 12月26日
即ち日本は慰安婦問題を本当に解決できる最後のチャンスを安倍晋三によって奪われた形になりました。「慰安婦問題は虚構」としてきた保守派論客たちはこの先どうするのでしょうか?
三年前の安倍自民党総選挙勝利について桜井の言葉「安倍晋三や自民党は貴方たちの期待を裏切り続けるでしょう」


桜井誠 ‏@Doronpa01 12月26日
戦地売春婦(いわゆる従軍慰安婦)問題は政治家にとって小さな問題なのかも知れません。保守系と呼ばれる自民党の議員などが率先して韓国と何度も最終的解決を目指すのは国益を優先してだと思います。しかしこの問題で本当の被害者は強姦魔殺人鬼扱いされている我々の爺様曾爺様たちご先祖なのです。


 このような見解に関しては全くの正論であると思います。外務省は、「慰安婦の支援金を拡充してでも、韓国の蒸し返しを封じる目的」などと言っているようですが、そもそもこの慰安婦問題は、現在世界的に「強姦魔殺人鬼扱いされている先祖」の名誉の問題であり、「金を払ってはいオシマイ」という問題ではなく、今後何十年かけてでも祖先の名誉を回復させようという取り組みなのであって、ありもしないでっち上げの罪を認め、謝罪を行い、賠償金を支払って済むような問題ではないのです。

 また、ネトウヨ安倍信者界隈では、「日本側が慰安婦像の撤去を要求するぞー!!」とか「韓国が歴史問題を蒸し返すのを禁止するよう書面に残させるぞー!!」などと騒いでいますが、そもそも現時点で慰安婦の問題は世界的に、性奴隷制度(セックススレイブ)という日本軍の非道な戦争犯罪として認知されています。このような状況で、「お互いに歴史問題を蒸し返すことをしないように」という約束を交わすなら、完全に韓国が有利になるワケです。

 というより、韓国は自分たちが歴史問題を蒸し返しているという意識はないかもしれません。韓国や日本以外のほぼ全ての国にとって、軍による慰安婦の強制連行や性奴隷制度は、「日本政府も認めた歴史的事実」であり、それについて、「あったのか?なかったのか?」などと話題にする日本こそが歴史問題を何度も蒸し返そうとする歴史修正主義だというのが韓国や欧米諸国の共通の認識です。

 また、ネトウヨはなぜか歴史問題についてアメリカが日本の味方になってくれるかのような楽観的な見通しを持っているようですが、アメリカが歴史問題で日本側を味方することは絶対にあり得ません。アメリカにとっての最大の誇りでありアイデンティティといえるのは、史上最大の世界戦争において、悪の帝国ドイツ日本連合を打ち破り正義の連合国に勝利をもたらしたという歴史であり。その歴史観においては、「日本は悪の帝国であった」という要素が必要不可欠なのです。

 ですので、アメリカは日本が欧米植民地帝国からアジアを解放したという大東亜戦争聖戦論などは絶対に認めないのはもちろんのこと、日本軍は実はそんなに悪いことをしていなかったという慰安婦問題否定論すら認めることはほとんどあり得ないと言ってよいでしょう。

 つまり、同盟国のアメリカの協力があれば、何か慰安婦問題等の歴史問題が改善の方向へ向かうなどというのはあまりにも楽観的過ぎる希望的観測であり、今回の外相会談は、おそらくなんの成果も得られないばかりか、一方的に謝罪させられ賠償金を上乗せして請求させられるだけの結果になるだろうというのが結論です。


↓応援よろしくお願いします(σ≧∀≦)σイェァ・・・・・----☆★



ASREADに寄稿しました⇒共謀罪って本当に必要なの?~共謀罪の危険性について考える~

↓新動画『売国王安倍政権が慰安婦賠償金を増額か?!なんと数億円規模へ!!』٩( 'ω' )و